ペット保険のアニコムから「人気犬種ランキング2023」が発表されました。
2008年から毎年発表されているランキングですが、今年の結果はどうでしょうか。
人気犬種ランキング2023
ランキング | 前年順位 | 犬種 |
1位 | 1位 | トイ・プードル |
2位 | 3位 | MIX犬(体重10㎏未満) |
3位 | 2位 | チワワ |
4位 | 4位 | 柴(豆柴含む) |
5位 | 5位 | ミニチュア・ダックスフンド |
1位は14年連続で「トイ・プードル」でした。
2位以下に大差をつけて、不動の人気が続いています。すごい人気ですね。
2位は「MIX犬」です。
2009年に5位にランクインして以来、順位を上げて今回初めて2位を獲得しました。
MIX犬とは、主に違う犬種同士を親にもつハーフ犬です。マルチーズとトイ・プードルのMIX犬の「マルプー」、チワワとミニチュア・ダックスフンドのMIXで「チワックス」、ミニチュア・ダックスフンドとトイ・プードルのMIX「ダップー」、マルチーズとペキニーズのMIXで「マルペキ」など、それぞれの愛称で親しまれています。
3位は昨年2位の「チワワ」です。
4~9位は昨年と同じランキングになっていて、変わらない人気ですね。6~10位はこちら
6位 | 6位 | ポメラニアン |
7位 | 7位 | ミニチュア・シュナウザー |
8位 | 8位 | フレンチ・ブルドッグ |
9位 | 9位 | ヨークシャー・テリア |
10位 | 11位 | マルチーズ |
昨年11位のマルチーズがトップ10入りしました。
トップ10は中型犬の「柴」と「フレンチ・ブルドッグ」以外は小型犬ですね。
11位~20位まではこちら
11位 | 10位 | シー・ズー |
12位 | 12位 | カニーンヘン・ダックスフンド |
13位 | 13位 | ゴールデン・レトリーバー |
14位 | 14位 | パグ |
15位 | 15位 | ウェルシュ・コーギー・ペンブローク |
16位 | 16位 | ラブラドール・レトリーバー |
17位 | 17位 | パピヨン |
18位 | 18位 | ジャック・ラッセル・テリア |
19位 | 20位 | ビション・フリーゼ |
20位 | 23位 | ペキニーズ |
昨年20位だった「ビション・フリーゼ」が19位に、「ペキニーズ」が昨年23位から20位にそれぞれ順位を上げました。
21~30位
21位 | 19位 | ミニチュア・ピンシャー |
22位 | 22位 | イタリアン・グレーハウンド |
23位 | 25位 | ボーダー・コリー |
24位 | 26位 | シェットランド・シープドッグ |
25位 | 21位 | キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル |
26位 | 24位 | ビーグル |
27位 | 27位 | ボストン・テリア |
28位 | 28位 | アメリカン・コッカー・スパニエル |
29位 | 30位 | シベリアン・ハスキー |
30位 | 29位 | 秋田犬 |
「ボーダー・コリー」が25位から23位、「シェットランド・シープドッグ」が26位から24位へランクアップ。
トップ30を体格別で見ると、中型犬は「柴」「フレンチ・ブルドッグ」「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」「ボーダー・コリー」「ビーグル」「アメリカン・コッカー・スパニエル」の6犬種、大型犬は「ゴールデン・レトリーバー」「ラブラドール・レトリーバー」「シベリアンハスキー」「秋田」の4犬種でした。
都道府県別ランキング
今回は、北海道、東京、沖縄の都道府県別のランキングも発表されました。
ランキング | 北海道 | 東京都 | 沖縄県 |
1位 | MIX犬(体重10㎏未満) | トイ・プードル | トイ・プードル |
2位 | トイ・プードル | MIX犬(体重10㎏未満) | チワワ |
3位 | チワワ | チワワ | MIX犬(体重10㎏未満) |
4位 | 柴(豆柴含む) | 柴(豆柴含む) | 柴(豆柴含む) |
5位 | ミニチュア・ダックスフンド | ポメラニアン | ミニチュア・ダックスフンド |
不動の1位のトイ・プードルも北海道では2位で、MIX犬が1位になっています。
6位 | ミニチュア・シュナウザー | ミニチュア・ダックスフンド | ポメラニアン |
7位 | ポメラニアン | ミニチュア・シュナウザー | フレンチ・ブルドッグ |
8位 | シー・ズー | フレンチ・ブルドッグ | ミニチュア・シュナウザー |
9位 | フレンチ・ブルドッグ | ヨークシャー・テリア | カニーンヘン・ダックスフンド |
10位 | ゴールデン・レトリーバー | カニーンヘン・ダックスフンド | ヨークシャー・テリア |
全国でみると13位のゴールデン・レトレーバーも、広い敷地の北海道では10位というのも納得ですね。
小型犬が人気の理由
毎年ランキング上位の小型犬。
どういった理由で小型犬の人気が高いのでしょうか。
犬を飼おうと思った時に見に行くペットショップ、ブリーダーさんなどで、小型犬が多く扱われています。 目にすることが多い分、出会いが多いですよね。
犬種によっても差はありますが、運動量が少ないため、長時間散歩する必要がありません。 そのため、一人暮らしの人や高齢の方などからも人気が高いです。
「小さくて可愛い」これが小型犬の一番の魅力かもしれません。ヒョイっと簡単に抱っこ出来ちゃいます。 老犬になった時のお世話もしやすいでしょう。
広い庭や家でなくても飼いやすいのは大きなポイントですね。 体が小さい分、犬に窮屈な思いをさせずにマンションなどでも飼えるのも人気の理由の一つですね。
小さいサイズのトイレシート、食費、ホテル料金、トリミング料金など、体が小さい分コストの負担も少ないです。 犬種にもよりますが、基本的には大型犬に比べて小型犬の方が寿命は長いといわれています。 アニコム損保の調査では、平均寿命は小型群(体重5~10kg)が14.2歳、超小型群(体重5kg以下)が13.8歳、中型群(体重10~20kg)が13.6歳、大型群(体重20~40kg)が12.5歳、超大型群(体重40kg以上)が10.6歳となっています。 人気上昇中、ランキング2位のMIX犬です。 さまざまなMIX犬がいますが、その中でも人気の高いのはこちら。 ふわふわの被毛で毛が抜けにくいのが特徴です。 賢く飼い主に忠実でしつけがしやすい子が多いようです。 好奇心旺盛で活発、飼い主に従順な性格傾向です。 陽気で甘えん坊、飼い主に対して愛情深く献身的、番犬気質。 快活さと頭の良さをもった犬種。 愛情深く素直で穏やかでマイペースな性格。 両方の犬種の良さを持ったMIX犬。 どちらかの血を濃く受け継ぐかによっても見た目も性格もだいぶ変わってきますので、お父さん似かお母さん似か、成長が楽しみな部分もありますね。 また純血種に比べ、体が強いともいわれています。 動物には多いことですが、純血種は近親繁殖や系統繁殖が多いので、血統の病気を持ちやすいのです。 犬を飼うのに人気だけで決めずに、飼育環境などの生活環境や犬の性格や特徴などを考慮してお迎えしてほしいと思います。 しかし、人気の高い犬種にも多くのメリットがあります。 ごはんや、サプリメント、おやつなど、その犬種に特化したものが販売されやすいです。 また、飼っている人が多い分、情報も多く出回っていますね。 疑問に思うことなど、調べればたくさんの情報が手に入りやすいです。 特にSNSなどで気軽に情報交換ができるようになり、この点は大きいと思います。 犬を飼っている方はみなさん一緒だと思いますが、犬種というよりも自分が飼っている愛犬がどの子よりも一番可愛いですよね。 同じ犬種であっても性格は違います。 ランキング上位の犬種は、よく見かけるので身近に感じますし、多くの情報があるので飼いやすい面はあるかもしれません。 しかし、人気だけに左右されずに、その犬の最期までしっかりとお世話できるかをよく考えて、犬との生活を楽しんでほしいと思います。人気のMIX犬
MIX犬の種類
マルチーズ × トイプードル = マルプー
チワワ × トイプードル = チワプー
チワワ × ミニチュアダックスド = チワックス
チワワ × マルチーズ = チワマル
ポメラニアン × トイプードル = ポメプー
マルチーズ × ペキニーズ = マルペキ
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