身近な病気!猫の胃腸炎【原因・症状・予防など】

猫の「胃腸炎」。とても身近な病気で、胃腸炎にかかったことのある猫は少なくありません。

中には重症化してしまう子や、大きな病気が潜んでいる場合もあるので軽く考えるのは危険です。

今回は猫の「胃腸炎」についてご紹介します。

猫の胃腸炎とは

胃腸炎は、胃から腸にかけての粘膜に炎症が起きて、主に下痢や嘔吐など症状がみられる身近な病気です。

原因はさまざまあるため、はっきり特定できないことも。

胃腸炎には急性と慢性があり、発症から数日以内の場合を「急性」、発症から2週間以上経過したものを「慢性」ということが多いようです。

比較的軽く済むこともありますが、ウィルスが原因の場合などは命に関わることもあるため気をつけたい病気です。

猫の胃腸炎の原因

食事

胃腸炎の原因の多くは、口にしたものの関係だといいます。

食べすぎや、冷たいもの、脂肪分や塩分の多いもの、食べ慣れていないもの、腐ったもの、猫が食べてはいけないものなどが胃腸炎を引き起こしやすい原因になります。

外にいる猫や拾い食いなどは、何を食べたか分からないため原因が分かりにくくなります。

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ストレス

人間同様に、猫もストレスから胃腸炎になることがあります。

ペットホテルに預けられたり、引っ越しなど環境の変化によるストレス、知らない人や子どもがたくさん遊びにくるなどもストレスになります。

他にも、季節の変わり目や気温変化も猫自身の体のストレスになります。

直接的にストレスが胃腸炎を引き起こす場合もあれば、ストレスを抱えた状態は体の抵抗力が下がっているため、他の原因でも胃腸炎を発症しやすくなるのです。

異物誤飲

異物の誤飲も胃腸炎の原因で多いものといえます。

特に猫はヒモなど長いもので遊ぶのが好きですが、ヒモ状のものを誤って飲み込んでしまうと、消化管内を流れる中で引っかかって腸をアコーディオンのように手繰り寄せてしまい、激しい胃腸炎に。腸の腸の壊死を引き起こす危険もあります。

感染症

猫パルボウイルス性感染症などウイルスや細菌の感染などが原因になることもあります。

特に子猫の場合は、回虫やコクシジウムなどの寄生虫感染が原因の場合も少なくないようです。

ネズミやカエルなどの寄生虫感染を媒介するものを口にしてしまったことが原因になることも。

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高齢

猫も高齢になると消化機能や基礎代謝が低下し始めます。体力も落ち、胃腸炎だけではなく他の病気にもなりやすいです。

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毛球症

猫は毛繕いをしたときに大量に自分の被毛を飲み込んでしまいます。たまに嘔吐したり排泄物に混じったりして体外へ排出しますが、排出されない毛が多いと消化管に溜まり、消化管の動きを悪くすることで毛球症が起こります。

この毛球症が胃腸炎の原因となることもあります。

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その他の病気

肝臓や腎臓、すい臓の異常、胃腸の腫瘍があるなど、他の病気から胃腸炎を引き起こしている場合も。

猫の胃腸炎の症状

症状は軽度から重度なものまであり、急性胃腸炎と慢性胃腸炎でも異なります。

どちらも共通しているのが、「嘔吐」「下痢」です。

急性胃腸炎のひどい場合は、

  • よだれを垂らす
  • 食欲がなくなり、水を飲んだだけでも吐く、水も飲まない
  • 嘔吐を何度も繰り返す
  • 黄色い胃液や血液が混ざった胃液を吐く
  • 下痢の回数が多くなる、粘液や血液が混ざる

慢性胃腸炎の場合は、

  • 食欲不振や下痢や嘔吐が長く続く
  • 体重の減少
  • 元気がない
  • 毛艶が悪くなる

猫の胃腸炎の予防

食事

人間の食べるものは与えない、子猫の時から食事に気をつける、常に新鮮な食事を水を与えることが大切です。

またフードを変更する場合には、約2週間くらいかけて徐々に変えていくと負担がかかりにくく、猫も新しいフードに慣れやすくなります。

食事やおやつなどを変えた時には特に注意して、猫の様子や便の状態を観察してあげましょう。

ストレス

なるべく猫にストレスがかからないような工夫が必要です。

新しい猫やペット、家族が増える場合なども徐々に様子を見ながら一緒に過ごす時間を増やしていくなど、突然の変化がないように慣らしていきましょう。

来客などの場合も、他の人が入れないテリトリーをしっかり作ってあげて猫が自分のペースで過ごせるような空間も確保しておくことも大切です。

ストレスの原因になりそうなイベントなどがあった場合の後は、体調や便の状態をいつも以上にチェックしましょう。

感染症

寄生虫や感染症は子猫の時期から適切なワクチン接種や予防薬などで予防することができます。

命の危険もある感染症にかからないためにも重要です。

異物誤飲

猫が飲み込むことが出来るくらいのサイズのおもちゃやヒモ状のものは猫の届くところには置かない、遊び終わったら片付ける、ゴミ箱の中身をあさらないように蓋つきを使用するなど気をつけましょう。

24時間猫を見ておくことはできないので、猫にとって危険なものは置かないようにして、常に室内をキレイにしておくことは異物誤飲の大きな予防対策になります。

ブラッシング

毛球症予防のために、ブラッシングは効果的です。

特に長毛猫や抜け毛の多い猫は毛づくろいの際になるべく毛を食べないように、日ごろのブラッシングは予防になります。

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胃腸炎は予防と早期発見が大事

人間に比べて、猫は下痢や嘔吐をしやすい動物です。

そのため、様子をみて症状が落ち着くことも少なくないため、病院に連れて行くタイミングを悩みますね。

軽い症状であれば様子を見るのは2~3日程度、症状が悪化していない場合です。

ひどい下痢や嘔吐、元気がない、水分がとれていないなどの場合や子猫や高齢猫、持病のある猫などは早めの受診がいいですね。

成猫であっても、いつもの症状と少し違う、愛猫の様子がなんだかおかしい…と飼い主さんが感じるようであれば受診しましょう。

中には他の病気の可能性もありますし、数時間でも重篤になるケースも。気になれば、まずは動物病院に連絡をいれてみるのもひとつですね。

愛猫の便など普段の様子をよく観察することで早期発見することが可能です。

飼い主さんが毎日気にかけて愛猫の体調や様子をチェックすることが大切ですね。

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