ペットを迎えるにあたって、動物を清潔に保ってあげることは飼い主の責務の一つです。
定期的に美容室に連れていってあげることはもちろんですが、自宅での定期的なケアも大切になってきます。今回は、自宅でできる基本的なケア方法をご紹介します。
お手入れ工程(短毛種編)
【必要な工程】
♡ブラッシング
♡シャンプー
♡ドライング
♡爪きり
♡耳掃除
♡パット(足裏)の毛の処理
♡足回り
♡肛門周り
♡ヒゲのカット
基本的にカットは必要ありませんが、短毛種であっても足の裏や肛門周りの毛は伸びますのでこの辺の毛のカットは必要になります。
シャンプーはしっかりと行い、ドライング(毛を乾かす)時に、ドライヤーを当てながらしっかりとスリッカーブラシを当てていらない毛を取り除いてあげることが必要です。
お手入れ工程(長毛種編)
【必要な工程】
♡ブラッシング
♡シャンプー
♡ドライング
♡爪きり
♡耳掃除
♡パット(足裏)の毛の処理
♡足回り
♡肛門周り
♡顔周りのカット
プードルなどの長毛種の場合、シャンプー前のブラッシングが非常に大切になってきます。シャンプーをする前にしっかりと毛の汚れを落として毛玉等を取り除かないとせっかく洗っても綺麗な仕上がりにはなりません。
また、ドライングの際もしっかりとスリッカーブラシで根元からときながら乾かすことでふわふわとした綺麗な洗い上がりになります。
耳掃除の際、長毛種の場合は耳の中に生えている毛を抜く必要があるのですが、嫌がる犬が多いためこちらは無理にやろうとせずにプロの手に任せるのが良いでしょう。
ブラッシングの基本
ブラッシングは、基本的にスリッカーブラシを使用します。持ち方は親指を上部に置き、下に人差し指と中指を置いて三本の指で支えて持ちます。
先が尖っていて皮膚を傷つけやすいので、なでるような感覚でほとんど力を入れずに優しく行いましょう。
プードルなどの長毛種や、シェルティやポメラニアンなど毛の量が多い犬種の場合は毛をかき分けながら行うと効果的です。
ブラッシングは毛の汚れを落とす目的をはじめに、絡まった毛をほぐしたり、皮膚に刺激を与えて健康な被毛を育むなど大切な役割がたくさんあります。
また、日々行うことで愛犬とのスキンシップにもなりますし、くまなく体を触りますので愛犬の不調にも気づきやすいなどメリットもたくさんあります。
爪きりの基本
爪きりを嫌がる犬は多いです。足先を触られるのが苦手だったり、痛い思いをした経験のある子が多いからでしょう。
画像引用元:http://www.dog-candy.com/
前述したとおり、爪は月に1回程度のペースで切ってあげることが理想です。
あまり放置してしまうと巻き爪になって肉球に食い込んでしまったり、根元から折れてしまったり、歩行に支障をきたしたりします。
爪が白い子の場合は血管部分がピンク色に見えますので、その手前を目印に切ると良いでしょう。
爪が黒い子の場合は肉球から平行に切ってあげると、切りすぎる心配がありません。
耳掃除の基本
耳掃除も定期的に行うことが必要です。特に垂れ耳の犬種の場合、耳の中が蒸れて不衛生になりやすいのでこまめに掃除しましょう。
耳の中に洗浄液を数滴たらし、奥の汚れを手前に浮かせるようにマッサージをしてから綿棒やコットンを使って汚れをふきとります。
決して綿棒で奥を掃除することは避けて下さいね。汚れが奥深くにいってしまって、掃除することが不可能になってしまいます。
犬のトリミンググッズ
爪きり
定期的にケアが必要な爪。
毎日長時間散歩しているような子は歩く際にアスファルトなどで削れて伸びにくいので頻繁な爪きりは不要ですが、自宅で飼いやすい小型犬はそこまで運動量が必要ではありませんので爪が伸びやすい傾向にあります。
伸びると折れたりケガをすることもありますので最低でも一ヶ月に一回は切る必要があります。
綿棒
洗浄液
犬も人間と同様に耳垢がたまります。
聴覚に優れた犬の耳の構造はかなり入り組んでいますが、自宅でも耳のお手入れは簡単にできますので定期的に掃除をしてあげましょう。
今回紹介したノルバサンオチックは動物病院でも使用されている商品です。
スリッカーブラシ
トリミングを行う際に最もポピュラーなブラシがスリッカーブラシです。短毛種、長毛種どちらにも使用できます。
ミニクリッパー
短毛種でも伸びる足の裏(パット)の毛の手入れや、汚れやすい肛門周りの毛のケアに最適です。
小さくて小回りが利くのでケガをさせにくく、初心者でも扱いやすいです。
ボブシザー
犬のカットを行う際に、細かい部分の毛をカットするときに使用するのがボブシザーと呼ばれる手のひらサイズのハサミです。
足回りのカットや、ヒゲなど細かい部分をカットするのに向いています。
まとめ
自宅でできるお手入れ方法の基本をご紹介しました。
定期的に美容室に通うことはもちろん必要ですが、それではやっぱりお金が大変ですよね。
自宅でしっかりと手入れさえしてあげていれば、美容室に行く間隔が空いても清潔に保つことができます。また、犬自身も大好きな飼い主自身の手で手入れをしてもらうほうが安心できるでしょう。
日々のスキンシップも兼ねて、自宅でのお手入れにもチャレンジしてみてくださいね。