犬や猫を飼いはじめると、切っても切り離せない関係になるのは動物病院ですよね。動物病院での医療費は100%実費となるため、費用は結構高額なものになってしまいます。もし、大切なペットが病気や事故にあってしまったら・・・?継続的な治療や、場合によっては手術や入院などで経済的負担がかなり大きくなります。そんな時に、負担を軽減してくれるのが「ペット保険」です。今回はペット保険の加入前に知っていてほしいちょっとした知識をお伝えしようと思います。
1.
なぜ必要なの?
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外的な怪我だけでなく、人間が気温の急激な変化や精神的ストレスで体調を崩すように、ペットも同じように体調を崩してしまうことが多々あります。環境の変化・気候の変化など小さな原因でも体調不良になってしまう繊細なペットも多く、そのたびに動物病院で診察・治療をしてもらうことになります。
病気の治療・手術・入院でかかった費用の一部が返ってくる大変ありがたいサービス、それがペット保険なのです。継続的な治療を必要な場合、突然の事故や病気で手術が必要な場合、万一のときに経済的負担を気にせずに最善の治療をうけさせてあげられます。備えあれば憂いなし、のサービスとも言えますね。
2.
どんな補償があるの?
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最近では数多くの保険会社がペット保険を取り扱っています。その中でも一番気になるのは「補償内容」ですよね。
主な補償内容は、「通院費」・「手術費」・「入院費」で、かかった治療費の一定額から50%・70%100%が保険金として手元に戻ってくるシステム。
ですが各治療費には一日あたり補償できる支払上限額や、一年間あたり補償できる上限回数などが定められているので注意しましょう。
このほかにも、ペットが他人に噛みついたり他人の物を壊してしまう対人トラブルに関する賠償補償や、訪れる最期のときにかかる火葬等費用に関する補償、事故や病気で車イスが必要になった場合のペット用車イス費用に関する補償など、さまざまな特約・オプションがあります。
各保険会社が提供する補償内容やサービスが異なるため加入を検討している方はどんな内容が大切なペットに合っているか、飼い主であるあなたがペット保険に何を望むのか、じっくりと検討することが必要です。
3.
加入できるペットの種類は?
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補償内容と同じく、各ペット保険によって加入できるペットの種類が異なります。
ほとんどの保険に適応しているのは、犬または猫です。その他にも、うさぎ・鳥が加入できる保険もあります。
保険種類はかなり少ないのですが、フェレット、チンチラ、リスザル、プレーリードッグ、ハリネズミ、リス、モモンガ、モルモット、ハムスター、オウム、ヨウム、ブンチョウ、サイチョウ、カナリア、インコ、ジュウシマツ、カメ、イグアナなどをカバーしている保険商品もあります。年齢や持病の有無などの加入制限が設けられている保険商品が多いため、ペットの種類以外にも加入条件をよく確認しましょう。
4.
把握しておきたい注意点
ペット保険は、高額な治療費の負担を軽減でき、病気や事故など万一の時の安心感を得られるサービスでもありますが、見落としがちな注意点もあります。例えば、毎月かかる掛け金。
人間の保険と同じように年齢を重ねるたびに保険料が変動するものもあれば、加入年齢上限を設けている保険商品もあります。つぎに、病院窓口で清算できる保険料手続きが簡単なペット保険もありますが、それらは保険料が少し割高なのがネック・・。ほとんどのペット保険は保険金を自分で清算・請求する手続きが必要となり、ほとんどのペット保険には補償対象外の治療内容があります。
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(補償対象外の治療内容:例)
・先天性異常と診断された病気
・ワクチン接種や疾患予防のための検査・投薬
・不妊去勢手術
・爪切り、歯石取り、肛門嚢絞りなど健康体に施す処置
・休日診療費用、時間外診療費など
ペット保険を契約する際は、よく内容を把握して加入するようにしましょう。
まとめ
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毎月の保険料が・・・と思われる方も多いかもしれませんが、実際に病気にかかるとそれ以上にお金がかかります。
お金が・・・とヤキモキしながら治療を受けさせるよりも、保険があるという安心感の中で満足いく治療をペットに受けさせてあげたいですよね。もしもの時の為のお守りとしても考えてもいいでしょう。ペット保険は、大切なペットや飼い主の方をもサポートしてくれるサービスです。うまく活用して、大切なペットの命を守りましょう!