くるくるとした巻き毛が愛らしいトイプードル。
カットの仕方によって色々な表情を楽しむことができ、最近ではテディーベアカットが人気を呼んでいるようです。
人気犬種ランキングでも常に上位のトイプードルは、町中でもよく見かけますよね。
トイプードルは頭が良く、小型犬の中でも躾やお手入れもしやすいことからとても人気の犬種で、毛も殆ど抜けませんので、他の犬種に比べて抜け毛のお掃除も楽です。
これから家族に迎えたいと思っている方や、既に家族として迎えている方にもわかりやすく、もっとトイプードルの魅力や、性格、かかりやすい病気についてなどを紹介します。
トイプードルの性格
小型犬は、負けん気が強く吠え癖など出てしまうことが多いようですが、トイプードルの性格は温厚で、社交的なことから他の犬とのトラブルも少なく、友達ができやすい犬種といわれています。
飼い主には甘えん坊な一面も見せます。
トイプードルの一番の利点とも言えるのがその賢さ。そのため躾もしやすく犬を飼うのが初めての方にも向いています。
その頭の良さからずるがしこい部分もあり、良いことも悪いことも覚えが早いと言うこと。
トイプードルの体重・大きさ・寿命
体重 | 雄・雌共に4kgまで |
体高 | 雄・雌共に24cm~28cmまで |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
トイプードルの歴史
トイプードルの仲間には、一番大きなサイズのスタンダードプードル・ミディアムプードル・ミニチュアプードルなどがいます。
スタンダードプードルが小型化に改良され、トイプードルが誕生しました。
一般的に原産国はフランスの貴婦人に愛されていたことから、フランス原産と言われていますが、紀元前からプードルらしき犬がローマ皇帝の記念碑に彫られていることが報告されています。
ただ、この彫刻された犬がプードルの祖先であるかどうかは定かではありません。
また、中央アジアの説や南欧という説などもありはっきりとした記録はありませんが、ドイツ原産のバーベットが有力と言う説もあります。
毛色の種類
レッド・アプリコット・ホワイト・ブラック・ブルー・グレー・ブラウン・カフェオレ・クリーム・シルバーなどたくさんの毛色が存在します。
レッドやアプリコット、ブラウンはテディベアカットが一番似合う色として人気がありますが、他の毛色のトイプードルと比べて、協調性に欠けていると言われていて、躾が難しくなります。
ブラックは一番飼いやすい色で、服従心や賢さに優れていて、ホワイトは一番甘えん坊ですが、社交性に優れています。
シルバーの幼犬は黒い色をしていますが、成長に伴い美しいシルバーの被毛になります。ブラックやホワイトには劣りますが、他の犬種から比べるととても躾がしやすいです。
かかりやすい病気
トイプードルは耳の中まで、柔らかい毛がびっしりと生えており、耳垢が出にくいため、外耳炎などを引き起こしやすいです。
ドッグフードが身体にあっていない為に起こる場合もありますし、涙が過剰分泌されているケースもあります。
目や鼻、周りの毛が原因の場合は、毛を整えるだけで効果がでる場合があります。
目の病気の可能性もありますので、獣医師に相談するのがいいでしょう。
水晶体が白濁する白内障。
激しい痛みを伴う緑内障などが挙げられ、放っておくと失明の危険性があります。
痙攣をしたり泡を吹いたりする発作が、数秒から数分続きます。発作が治まるといつもの状態が戻りますが、何度も繰り返すようであれば投薬が必要です。
いわゆるクッシング症のことで、ホルモンのバランスが崩れたときに様々な症状が出ます。
トイプードルに多く見られる先天的な難聴。
小型犬に多く見られ、落下などによって発症します。
小型犬に置いては先天的な場合もあり、産まれたときから形成異常による物と、後天的な要素としては、ソファーやベッドなどから飛び降りて膝蓋骨脱臼になることが多いので、普段から気をつけましょう。
トイプードルのMIX犬
次ページ>>飼育方法
- 1
- 2