犬猫などをペットホテルに預ける前に【種類・料金・準備・注意点など】

年末年始が近づき、帰省や旅行などで留守をする方も多くなります。犬や猫などペットも一緒に行くことが出来るならいいですが、長時間の移動や行動範囲が制限されてしったりと、なかなか難しいこともあります。

また予定していなかった急用などで、ペットを急遽預けなくてはいけない場合もあるかもしれません。

そんな時にお世話になるペットホテル。
離れ離れになるのは飼い主もペットも不安です。安心して預けられるホテルを探すにはどんな点を注意するのか、事前に準備しなくてはいけないことなど、ペットホテルで気になることを今回はまとめてみます。

ペットホテルとは

ペットホテルは数時間の預かりから長期宿泊までしてくれる施設です。預かり期間はホテルによって異なりますが、数か月間の預かりサービスをしてくれるホテルもあります。

基本的には犬猫はどちらも預かってくれます。フェレットやハムスター、ウサギ、モモンガ、爬虫類なども預かってくれるホテルもありますし、その種類だけの専門のホテルもあります。

ペットを飼っている5人に1人はペットホテルを利用したことがあるそうです。現在、全国に約60000のホテルがあるといわれ、最もペットホテルが多いのは福岡県。次いで広島県、石川県、大分県。

ペットホテルでは何をしてくれるの?

ホテルでは、ごはんをあげてくれてトイレの掃除、お散歩などのお世話をしてくれます。それ以外にも一緒に遊んでくれたり、トリミングをしてくれたりと各ホテルで様々なサービスをしてくれます。(サービスによって追加料金として案内されることもあります。)

最近では、メールや写真を撮って携帯に送ってくれたり、Webカメラで24時間様子を見ることが出来るようにしているホテルもあるようですね。

ペットホテルの種類

ペットホテルといっても様々な種類があり、それぞれに特色があります。自分のペットに合ったホテル選びのポイントにもなりますね。

★専門のペットホテル

専門のペットホテルは預かりをメインとしています。スタッフが他の業務を抱えることが少ないため、宿泊のペットのお世話を常にしてくれることが大きな特徴です。

お散歩、ごはん、おやつなどの時間や回数も、その子のいつもの生活リズムに合わせてくれることも多いようです。

他の種類のホテルに比べ、散歩や遊んでもらえる時間が長いといえるかもしれませんね。細かな要望に応えてくれることが多い分、価格は比較的高くなることがあります。

★動物病院のペットホテル

動物病院のホテルでは、獣医師や看護師が病気や怪我にもすぐに対応をしてくれます。持病があったり、体調不良の場合は安心して預けられますね。また病院という場所もあって、衛生面も心配ないでしょう。

しかし、動物病院では病院が忙しいと宿泊中のペットを遊ばせてくれたりする時間はあまりとれず、常に面倒をみてもらうことは難しいですね。

また診察時間、休診日などもあるので、預ける曜日や時間などが決まっている場合もあります。

★トリミングサロンのペットホテル

トリミングサロンのペットホテルでは、宿泊中にトリミングも一緒にしてもらえることが特徴です。
ホテルからキレイになった状態で帰ってくるのは嬉しいですね。

宿泊の際にトリミングを利用すると割引になり、トリミング料が安くなる店舗も多いです。また動物病院同様にサロンが忙しい場合は、散歩や遊びにはあまり時間をかけてもらえないこともあるでしょう。

★ペットショップのペットホテル

ペットショップのペットホテルの場合、ペットを購入した店舗を利用するとホテル料金が割引されることが多いです。

排泄やごはんなど宿泊中の様子などを記録し、お迎えの時に報告してくれるので安心ですね。営業時間内にはスタッフが常にいますが、閉店後にはペットだけになってしまう場合が多いでしょう。

こちらも日中にお店が忙しい場合には、構ってもらえる時間は少なそうですね。

★駅や空港のペットホテル

駅や空港に併設されているホテルの利点は、出発時間のギリギリまで一緒にいることが出来ます。お迎えも、帰ってきたら直ぐに行けます。

飼い主さんの時間の都合がつけやすいのが良いですね。

店舗によってはホテルのランクがあったり、ドッグランなどでのお散歩や遊んでくれるサービスが付いたりもしています。専門店やペットショップなどに比べると料金は高めなところが多いでしょう。

料金は?

地域やホテルによって多少異なりますが、平均的な1泊の宿泊料金をご紹介します。

小型犬3000円~3500円
中型犬3500円~4000円
大型犬5000円~6000円
3000円~4000円
うさぎ2000円~2500円
インコ1000円~2500円
ハムスター1000円~2500円
フェレット、モルモット1000円~3000円

 

事前に準備すること

ホテルを利用するにあたって必要なのは予防接種証明書です。ワクチンを接種していないと感染症や病気のペットを受け入れてしまい、他の動物に感染してしまいます。

混合ワクチンと狂犬病ワクチンの証明書の提示が必要です。必ず接種しましょう。この証明書が必要ないというホテルは法律違反なので利用しない方がいいでしょう。

また、万が一の時のために名札つきの首輪やマイクロチップ挿入しておくと安心です。天災や事故で逃げてしまう可能性も絶対ないとは言い切れません。

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2016.03.18

ホテルのスタッフが困らないように、躾も大事です。吠え癖や噛み癖などがある子は直しておきたいですね。

必要なもの

✔予防接種証明書
✔ごはん
✔おやつ
✔首輪&リード(お散歩する場合)

他にも普段使っているオモチャや毛布などを持ってきて下さいというホテルもあります。利用するホテルに詳しくご確認下さい。

ストレスなく過ごせるように

ホテル滞在中にペットがなるべくストレスなく快適にすごせるように、飼い主さんが細心の注意をはらってあげましょう。

我が子に合ったペットホテルが見つかるといいですね。心配な点や不明な点はスタッフに聞きましょう。あまり詳しく教えてくれない場合は他のところを検討してもいいかもしれません。

初めての場所はとても緊張して不安になりますので、宿泊させる前に一時預かりなどを利用して慣らせてあげるのもいいでしょう。

突然、家ではない場所で飼い主さんがいない時を過ごすのはペットにとっては大きな負担です。普段からも留守番などペットだけの時間を経験させておきましょう。

また預ける際も、飼い主さんが悲しそうな申し訳なさそうな顔をすると一気にペットも不安になるそうです。離れるのは寂しいですが、ペットホテルを楽しんでねという気持ちで預けましょう。

飼い主さんもペットも離れている期間に安心して過ごせるように、参考にしていただけると嬉しいです。

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