フクロウに嫌われない接し方と嫌がっているときのサイン

言葉の話せないフクロウに「好きなこと」「嫌いなこと」は行動や表情、しぐさから読み取るしかありません。

フクロウは血の通った生き物なので、ヒトと同様、いつも同じ感情ではありません。

喜怒哀楽とまではいきませんが、特にその性質上、怒りや緊張といった「嫌悪」の感情はわかりやすく表現します。

クチバシを「パチン!」と鳴らして警戒したり、余裕があれば体を大きく見せ威嚇し、なければ細くなって見つからないよう、やり過ごそうとします。

いわゆるボディーランゲージ、つまり行動で感情を表現しているのです。

今回はフクロウの嫌悪サイン、フクロウの食欲を利用して信頼関係を築く方法などをご紹介していきます。

フクロウを飼育している人に限らず、フクロウカフェなどに行く方にも参考になると思います^^

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フクロウの嫌悪サインがない暮らしを

嫌悪を示す行動は、見てはいけない・させてはいけない行動でもあることを、認識しましょう。

いつもと違うフクロウの様子を面白く感じる人も中にはいるかもしれませんが、目の前のフクロウがこれらの行動をすること、つまりこれは嫌がっている、ということなのです。

もちろん嫌われていない状態をキープできれば、甘えたしぐさや座ってくつろぐ「アヒル寝」を見せてくれることもあります。

嫌悪サインは体が細くなるか羽を広げて威嚇

 

すぐに何を嫌がっているかを判断し、可能ならば嫌がっているものを排除し、その場から離れます。

なぜならその行為を誘発していなくとも、その場にいれば嫌悪刺激とその場にいる人を、フクロウが関連づけて行動学的な思考処理をしてしまうことがあるのです。

フクロウのは非常に頭が賢く「嫌なこと」は本能的に排除しようとします。

これを“負の関連付け”といい、この負の関連付けが成立してしまうとその場にいた人を嫌う原因となってしまいます。

ちっぽけなことでも、繰り返せばどんどん嫌われていきます。

フクロウは嫌うと根に持つ

最初は反応が面白い、などもしくはちょっとした遊びのつもいでこれを繰り返してしまい、手におえないほどフクロウに嫌われてしまった飼い主も少なくありません。

たとえば犬や猫は時間と共に人との距離が縮まり、親密になうことがほとんどですが、フクロウに関してこれは当てはまりません。

誤った接し方をすればフクロウは嫌がり、ですがほとんどが繋がれた飼い方をしているでしょうからそう遠くまで逃げれません。

逃避行動ができないフクロウは“嫌なことがあった”と根に持つことになります。

これを繰り返せば時間と共に両者の距離は開き、結果飼い主嫌いのフクロウにしつけてしまっていることになり、その環境を嫌いになったフクロウにとって、その場にいさせられるということは苦痛以外の何者でも無いということです。

嫌悪を抱いたフクロウの行動

個体によっては人がいない時に逃げ出そうとバタバタ暴れ、飛び出そうとして羽が傷つき、最悪の場合繋がれていれば骨折することもあります。

内向的な性格の個体は表情を曇らせ、ただジーッとし、何をされても受け身となります。

いわるゆ、現実逃避をしているのです。

これを「おとなしい!」「人に慣れてる〜」と自分勝手に勘違いしている飼い主や、ショップは本当に多く、フクロウの表情を見れば一目瞭然のはずです。

フクロウは生き物であり感情も持っています。

可愛がることと、愛情を押し付けることは全く別問題なのです。

相手の気持ちを考え尊重しなければいけないのは、人だろうがフクロウだろうが同様なのです。

フクロウの栄養状態によって嫌悪感も変わる

フクロウは栄養状態によって、同じ個体でもまったく行動や嫌悪感などが変わってきます。

飼育下で繁殖されたフクロウとはいえ、まだまだフクロウは野生の習性を色濃く残しています。

野生下での狩りは、危険と多大なエネルギーの消費を伴うものです。

これをしなくては生命が維持できません。

しかしもフクロウはもともと体温の高い鳥類で、じっとしていてもエネルギーを消費するような仕組みなので、栄養を積極的にとる必要があります。

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嫌悪を抱いていても食欲に負ける

狩りの大変さと、食事の重要性を本能的に知っているフクロウ。

裏を返せば、フクロウはいかに楽に安全に糧を得るかを求めているともいえます。

お腹がすけば大好きな餌の存在が大きくなるにあまり、本当はあまり近づきたくない(好きではない)人のそばにも、寄ってくるようになります。

これを「慣れてくれた」と勘違いする人が多いのですが、残念ながらフクロウは本能に従っているだけです。

逆にお腹いっぱい、もしくは太っている場合は、無理をしてまで食事をとる必要はないので、好きなものに対しても反応は鈍くなりがちです。

さらに、嫌いなものに対しての反応も敏感になります。

つまり、太っているときにその個体が嫌がる行為をすれば、痩せているとき以上に嫌われる(根に持たれる)ことになりやすいので、注意が必要です。

同じ個体でも太っているときは鈍感で嫌悪刺激が強くなり、痩せている時は食欲が勝つので、嫌悪刺激にも若干寛容になるというわけです。

フクロウの食欲を利用して信頼関係を築く

こうしたフクロウの行動を理解しておけば、「フクロウは嫌がるけど、どうしても共に暮らすうえでは覚えてもらわないといけないこと」に、応用ができます。

たとえば、新しい環境に慣れてもらう、キャリーを覚えてもらいたい、といった時には一旦痩せさせ、「慣れて・覚えてもらいたいこと」と「大好きな食事(好嗜)」を関連付けてあげると、受け入れてもらいやすくなります。

フクロウの嫌悪刺激にも勝る食欲をうまく利用して、信頼関係を気づく一歩につなげましょう。

まとめ

今回のはなしをまとめると

✔フクロウにとって嫌悪サインを出さなくて済む、環境作りを心がける

✔嫌悪サインが出たら、根に持たれないためにすぐにその場を離れる

✔フクロウの嫌悪サインは「体を細くする」か「羽をばたつかせる」

✔なにかフクロウが嫌がることをお願いするときは、痩せさせて好きな食べ物で関連づけてあげる

でした。

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2015.08.31



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