愛犬の耳がペタンと後に倒れたり、横に倒れたりしたことを見たことはありませんか?
「耳ペタ」「ヒコーキ耳」などとも呼ばれてます。SNSなどにも耳がペタンとなった可愛いワンちゃんたちが沢山載せられています。
この耳を倒すしぐさには、理由があります。
今回は犬の耳ペタしているときの心理をご紹介します。
犬が耳を倒す理由
信頼の気持ち
信頼しているときに見せるしぐさです。
飼い主さんのそばにいる時に見せることがほとんどです。友好や信頼の気持ちを表しています。
耳をペタンと倒して穏やかな表情をしています。
リラックス
リラックスしているときにも見られます。
愛犬が休憩したり、ブラッシングやマッサージされているとき、撫でられているときなどリラックスしていて、「落ち着くな~」「気持ちいいな~」と思っているときに見られる光景です。
愛犬の頭などを撫でようとしたときにペタンと耳が倒れたという経験をされた飼い主さんもいると思います。
これは「撫でていいよ」「どうぞ~」という安心感からきています。たくさん撫でてあげましょう。
甘えたい気持ち
犬が甘えたいときにも見せるしぐさです。
耳をペタンと倒して足元など近くに寄ってきて飼い主さんを見上げているときは、「構ってほしいな」「遊びたいな~」「撫でてほしいな」という甘えたい意思の表れです。
何かに忙しそうだったり夢中になっているときに、ふと愛犬がこのようにしていたら、撫でたりマッサージするなどのスキンシップをとってあげると喜びます。
おもちゃやボールで遊んであげてもいいですね。
敵意がない気持ち
犬同士のコミュニケーションでとられるしぐさです。
お散歩中やドッグランなどで会った他の犬に対して「あなたに敵意はありませんので安心して下さい」と伝えています。
争いを避け、相手をなだめるような気持ちも含まれます。
緊張、不安、恐怖
愛犬がイタズラなどをしたときや叱ったとき、耳がペタンと倒れて申し訳なさそうな顔をしている場合は、「怒られちゃう」「怖い」という表れです。
または動物病院に行く時などにも多く見られます。耳が倒れているだけではなく、表情が硬く、しっぽが下がったり、丸まって足の間に入っている場合も多いです。
緊張感や不安などで犬がストレスを感じています。
初めて会う人や、目の前に突然自転車が近づいたりして驚いたり怯えているときにも見られます。
体の違和感
特に不安要素が見当たらずに、目に元気がなく耳が倒れている場合は愛犬自身が体の違和感を感じている可能性があります。
体調が悪いときやケガをしているときに見られます。
食欲がなかったり、足をひきずったりというような異変がないか、注意深く観察しましょう。
耳の病気
耳の病気やケガの可能性もあります。
今まで紹介してきた耳がペタンとするしぐさは両耳が同じ動きをします。しかし、片耳だけが下がる場合、耳の病気も考えられるようなので受診をおすすめします。
耳が倒れやすい犬
耳ペタの犬の心理をご紹介しましたが、どの犬もみんなが倒れるわけではありません。
柴犬、ポメラニアン、コーギーなど立ち耳のワンちゃんは耳が倒れるのが分かりやすい犬種といえます。
垂れ耳のワンちゃんは、耳のつけ根部分を注目すると分かりやすいようです。
どのワンちゃんもするわけではなく、耳で感情表現をしない性格の子もいます。