犬を飼うにおいて必要なこと。毎日の食事やお散歩、病気の予防などたくさんありますよね。「トリミング」もその中のひとつです。自宅で犬のトリミングを行う飼い主も多いですが、やはりプロの手にかかればブラッシングひとつでも仕上がりが違うもの。
うちの子はカットの必要があるのかしら・・・お金がかかるし・・・たくさんのお店があってどこに行けばいいのか分からない・・・
そんなお悩みを抱えてる方も多いのではないでしょうか。今回は、犬種やライフスタイルによって変わるトリミングサロンの選び方や通い方について、元トリミングスタッフの私がお話していきたいと思います!
そもそもトリミングって?
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トリミングとは犬の被毛の手入れのことをいいます。
犬の毛の手入れには二種類あり、よく耳にする「トリミング」のほかに「グルーミング」と呼ばれるものもあります。
グルーミングについては初めて耳にする方もいるのではないでしょうか。
ここで、ざっくりとですが犬の手入れについて説明します。
トリミングとグルーミングの違い
トリミング→ハサミを用いた手入れのこと
グルーミング→ハサミを用いない表面的な手入れのこと
犬の手入れ方法
1、ブラッシング
2、シャンプー(肛門腺しぼりも含む)
3、ドライング
4、ベーシック(爪きり、耳掃除、足裏や肛門・おなか周りの毛の処理)
5、カット
大きく分けるとこの5工程になります。1~4までをグルーミング、5が含まれるとトリミングと言うわけですね。
トリミングが必要ない犬種もいる
犬にはたくさんの種類がいますが、多種多様の見た目、特性がありどの犬もとても魅力的です。
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その中には「グルーミング犬種」と呼ばれるものがいます。例を挙げるとチワワやダックスフンドといった種類の犬のことをいいますが、簡単にいうと「毛が伸びずカットが必ずしも必要とはいわない犬種」のことです。
そういった犬種には、トリミングは必要ありません。
グルーミング犬種とトリミング犬種
「グルーミング犬種」について前述しましたが、「トリミング犬種」も存在します。
犬の種類は豊富ですが、それに合わせて被毛の種類も実に多種多様にあります。今回はグルーミング犬種と、トリミング犬種というカテゴリに分けて説明します。
カットが必要な犬種と不必要な犬種では毛の生え方が違います。
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・グルーミング犬種→ダブルコート
被毛が下毛(アンダーコート)、上毛(オーバーコート)の二重構造になっています。
この生え方には換毛期が存在し、季節ごとに毛が生え変わります。
現在は冷暖房が完備されている室内で飼育されている犬が多いので、常に抜けている子が多く見られます。
日々のケアは楽ですが抜け毛の多さに悩む飼い主さんが多いようです。
犬種例)チワワ・ダックスフント・柴犬・ゴールデンレトリバー・パグ等
・トリミング犬種→シングルコート
シングルコートといっても、こちらの犬種にも下毛と上毛は存在しますが、下毛が多く発達しており抜けないので上毛はほとんどない状態になっています。
トリミングが必要な犬種はシングルコートの犬ばかりですが、中には毛が伸びないグルーミング犬種にも関わらず、シングルコートの犬種も少ないですが存在します。
ほとんどのシングルコート犬種にはトリミング(カット)が必要ですが、毛が抜けないのが最大の利点といえます。
犬種例)プードル、シーズー、ヨークシャテリア、パピヨン等
飼っている犬種とライフスタイルによってサロンを選ぼう
あなたはどんな犬種を飼っていますか?
前述したとおりトリミングの必要がない犬種がいれば、トリミングをしてあげなければいけない犬種もいます。
有名なところでいえばプードルやシーズーなどでしょうか。
そういった犬種の場合、自宅でのケアのみでは犬にとって快適な姿を維持することは、不可能に近いでしょう。
見た目にこだわらないのであれば全身の被毛を自分で短く切ってしまえば可能ではありますが・・・。
こういった犬種を飼ってる方はトリミングサロンに通われてる方が多いことと思います。
グルーミング犬種だからといって、トリミングをしないわけではない
チワワやダックスなどは毛が伸びないのでトリミングが絶対に必要、というわけではありませんが、毛が伸びない代わりにたくさんの毛が抜けます。
その抜け毛を少しでも目立たなくするための方法として、短くカットしている飼い主さんもいます。
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プードルのカットにもたくさんのスタイルがありますよね。
全体的に短くすっきりカットしている子もいれば、長めに残してもふもふお人形のようなスタイルの子。
ぬいぐるみのようなもふもふしたスタイルはとっても愛らしいですが、その分手間もお金もかかるのです。
毎日マメにブラシをかけてあげることが可能で、トリミングサロンにも月2回3回と通うことが可能であれば、ぜひオススメしたいですが、大体の方にはこの条件は満たせないでしょう。
トリミングサロンに通うとどのくらいお金がかかるの?
店舗によって金額はさまざまです。
人間の美容院にもカットが1000円のサロンがあれば、5000円するサロンもあるでしょう。それと同じです。
質と値段が必ずしも一致するとは限りませんが、サロンを選ぶにおいて重要な指針となります。
トリミングサロンのおおまかな種類
・高級サロン、大衆型サロン(大型ショッピングモールに入ってるショップ等)
・地域密着型サロン(個人経営サロン)
・病院併設サロンなど・・・。
カットの質を求めるのであれば高級サロン、利便性を考えるのなら大衆型サロン、親しみやすさを大切にするなら地域密着型サロン、皮膚の弱い子や気の荒い子なら病院併設サロン。
大まかではありますがそれぞれのショップに魅力があります。
それと同時にデメリットも存在します。
毎月どのくらいトリミングに連れていってあげられるのか、どのくらいの金額なら定期的に通えるのか、自宅でのケアはできるのか。
何より一番に考えてほしいのは「犬が一番快適に過ごせること」です。ぬいぐるみのようなカットはとても愛らしいですし、奇抜なカットも目立ってかっこいいですよね。
そんなスタイルに憧れる飼い主さんはとても多いのですが、そのスタイルを維持していくには飼い主さんの努力とお金が必要です。
それを分からず、犬に無理を強いてしまう飼い主さんもとても多いのです。
あまりお金をかけられない、金銭的な理由で数ヶ月に一度しかトリミングに通えないという方は、思い切って短くすっきりしたスタイルを提案してくれるサロンもあります。
ライフスタイルを振り返って自分も犬も無理をしないサロン選びが大切です。
まとめ
犬との生活は癒しも幸せもたくさんの素晴らしいものですよね。そんな犬のケアは飼い主の責務です。
トリミングサロンはたくさんありますが、自分や家族はもちろん、犬にも無理をさせず毎日をもっと明るく過ごせるためにも、トリミングサロン選びはとても大切です。
素敵なサロンに出会えますように、この記事が少しでも参考になれば幸いです。