散歩中に飼い主を見上げる犬の心理

散歩中に愛犬と目が合うことはありませんか。

何か言いたそうだな~と感じることもあるかと思います。

今回は、散歩している時に飼い主さんを見上げる愛犬の心理をご紹介していきます。

これを読んで、愛犬とのお散歩がより充実したものになると嬉しいです。

 

散歩中に飼い主を見る犬の気持ち

楽しい気持ちの共有

いつもの散歩道や知っている道を歩きながら飼い主さんを見上げているときは、犬が「散歩が楽しい」「一緒に散歩できて楽しい」と伝えようとしていることが多いです。

また「飼い主さんも楽しんでるかな?」「同じ気持ちかな?」「楽しいよね?」と、この気持ちを共有したいという気持ちから、アイコンタクトを取ろうとしています。

同じ時間を共有する、楽しい感情を共有することに犬は幸せを感じます。

散歩は運動だけではなく、飼い主さんとのコミュニケーションや感情の共有する役割も果たしているんですね。

そのように目が合った時には、飼い主さんも「お散歩楽しいね」と声をかけたり、休憩したときにスキンシップをとるなどすると愛犬もさらに嬉しくなります。

 

飼い主の存在確認

「隣にちゃんと飼い主さんがいるか」という確認のためにチラッとチェックするように見上げることがあります。

一緒に歩いているのだから、一回ずつ確認しなくても大丈夫なのにとも思いますが、ふと側にいるかな?と気になるんでしょうね。

犬は元々集団で行動していた動物なので、仲間がついてきているか、はぐれていないかという確認する習性が残っているとも考えられます。

頻繁にチェックしてくるようであれば、歩きながら「大丈夫だよ~隣にいるよ」と声をかけてあげると安心するかもしれません。

 

飼い主からの指示待ち

犬が散歩中に飼い主さんから指示が出ていないかなと確認している場合があります。

これは、飼い主さんが主導して愛犬を歩かせる「リーダーウォーク」がきちんと出来ているからともいえます。

自分の行きたい道にグイグイ引っ張るのではなく、主従関係がしっかり確立されて飼い主さんの指示に従って歩けているのです。

飼い主さんの指示通りに動ければ安心で安全だという信頼もあり、「この道でいいかな」「曲がるかな」「指示はないかな」とチェックしているのです。

 

不安な気持ち

心配や不安なことがあって飼い主さんを見上げることもあります。
 
特に散歩が苦手な子や、臆病な子、散歩にまだ慣れていない子犬などに見られることが多い行動です。
 
 
前から人や犬が来たり、聞いたことのない音、知らない道に対して「なんか怖いな、不安だな」「大丈夫かな」という気持ちから不安そうに飼い主さんを見ます。
 
無理矢理歩かせるのではなく、「大丈夫だよ」と頻繁に声をかけたり、迂回するなど不安要素を取り除いてあげることも大切です。
 
他の犬が苦手であれば、ある程度その犬が遠く行くまで待ってあげたり、すれ違う時には間に入ってあげたり。新しい道が不安な場合は、ゆっくり歩いてたくさんの匂いを嗅いだり、途中で休憩して声をかけながら撫でてあげても愛犬が安心しますね。
 
 
 

訴えや要求

何か気付いてほしいことがあっても飼い主さんを見てきます。チラチラッと何度も見たり、じっと見たりすると、愛犬からの要求があるかもしれません。

「足が痛いよ」「疲れた」「休憩したい」「水が飲みたい」などが多いようです。愛犬が何を訴えているのかを探りましょう。

「どうしたの?」の声掛けに分かりやすく要求してくれることもあります。分からない場合は少し休憩を入れて様子をみてもいいですね。

また、夏の散歩ではアスファルトから火傷しているというサインだったりもします。

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愛犬の気持ちを知って充実した散歩を

お散歩中に飼い主さんを見上げる犬の心理をご紹介しました。

愛犬はアイコンタクトをして飼い主さんに自分の気持ちを知ってもらいたいと思っているんですね。

色々な犬の心理が隠されていましたが、その時の状況や、犬の表情や様子などで愛犬の気持ちを正しく知りたいものです。

飼い主さんへのコミュニケーションのひとつでもあるので、愛犬が見上げたときには無視することなく応えてあげましょう。

スマホを見ながらの犬の散歩も増えてきているようです。愛犬のアイコンタクトにも気付きませんね。飼い主さんと愛犬の安全のためにも、周りや愛犬の様子をよく観察しながらお散歩しましょう。

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