知っておきたいワンちゃんの血液型と輸血事情

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人間にも血液型があるように、犬にも血液型があるのを知っていますか。
人間同様、犬にも病気・怪我をした際、輸血が必要になることがあります。輸血に必要な血液を確保出来ず、助けられない命がたくさんあることが、実際に起こっています。

なぜ血液が不足しているのでしょうか。その背景には、年々増加しているペットの数や、輸血についての認知度の低さの問題がありました。

大事な家族のいざという時の為に、人間とは全く違う特徴を持った犬の血液型についてや、治療が必要なワンちゃん達の輸血事情について、ご紹介したいと思います。

意外に多い
犬の血液型の種類

 人間の血液型は、A・B・AB・Oの4種類ですが、犬の血液型は10種類以上あり、その仕組みも人間とは全く違ったものです。
その中でも、極めて少ないものを除いた8種類の血液型が、国際的に認知されています。
では、その8種類を見てみましょう。

image003(画像引用元:http://www.koinuno-heya.com/)

 このように犬の血液型は、DEA式になっています。
DEAとは「Dog Erythrocyte Antigen」(イヌ赤血球抗原)の略です。

この抗原のどれを保有するかによって血液型が決まるわけなのですが、犬は複数保有することができます。例えば、「DEA1.2+DEA4」や「DEA1+DEA6+DEA3」といった感じ。

人で例えるなら、A型とAB型を1人で同時に保有しているのと同じです。

もし愛犬に輸血が必要になったら?

犬も人間と同じで異なった血液を輸血すると、拒絶反応を起こしてしまいます。
急を要する場合など、詳細な血液検査をしている時間がない場合は、ひとまず一番強い拒絶反応を起こす「DEA1.1」を保有してるかどうかの検査を行ないましょう。

large-1 (画像引用元: https://jp.pinterest.com/)

 万が一の時のために血液検査をしておくのも、一つの手段ですね。簡易テストキットがありますので、かかりつけの獣医さんがいたら尋ねてみてください。

とっても深刻だった!
ドナー不足問題

人間社会とは違い、日本には動物に対しての大きな血液バンクが存在しません。いざ血液が必要になった時でも、充分な血液が確保できないのが現状です。 

image008(画像引用元:https://jp.pinterest.com/

 動物病院同士で助け合ったり、院内で飼育している動物からの輸血など、その場しのぎの輸血を行ったり、適合する血液の犬を探したり、献血を募ったりしています。しかし必要な量が確保出来なかったり、確保までの時間がかかり過ぎてしまい、多くの命が失われているのも事実です。

どうして必要なの?

近年、医療技術の発達とともに手術の件数も増加し、必要とする血液の量も増えてきました。
「ペットは家族」といわれ、ペットブームも起き、今年の頭に日本ペットフード協会がまとめたデータによると、国内で飼育されている犬猫の数は、合わせて2千万頭近くまで及んでいました。
自然と、病院を訪れる犬猫の数も増加するわけです。

image010(画像引用元:https://jp.pinterest.com/

 また、犬のなりやすい病気もガン・心臓病・腎臓病が上位を占めています。
これらの疾患は、大抵手術が必要になり、疾患が原因による貧血も起こりやすくなります。

あまり知られていない
「ボランティアドナー」

他のペットを助けられる「ボランティアドナー」というものがあり、動物ボランティア団体や、動物病院でドナーを募っています。どの子でも登録できる訳ではなく、ある程度の条件があります。

  • 持病がない。
  • 定期的な予防接種をしっかり受け、尚且つワクチン接種を受けてから10日以上経過している。
  • 8歳未満である。
  • 20キロ以上で肥満でない。
  • 妊娠歴、輸血歴がない。

などが、一般的な条件になっています。
各団体や、病院によって条件の内容に多少の違いがありますで、獣医さんとよく相談した上で、問題なければ登録できます。

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(画像引用元:https://jp.pinterest.com/

 しかし、どの団体・病院も、登録数が各2〜4件くらいしかなく、非常に少ない状態でした。ペットは年々増え、需要が増えてきているのにも関わらず、供給が全く追いついていないのが現状です。

やはり、まだまだボランティアドナーの認知度は低いようです。

まとめ

 ワンちゃんも大切な家族の一員ですよね。健康に少しでも長生きして欲しいと願うのは、皆同じだと思いますが、病気になってしまうのも避けられないのが現実です。
いざという時のため、健康管理とともに血液型についても知識を持っておくのも大事なことですね。

ドナー登録についても「愛犬に痛い思いをさせたくない…。」「多少なりともリスクがあるんじゃないか…。」と心配になりますよね。
自分の血液なら簡単に献血出来ても、我が子の血液を簡単にあげます、なんて言えないのと同じです。

ですが、その血液を必要としているワンちゃん達が沢山いるのも現実なのです。
ドナーについての認知度が低いのも問題だと思います。
輸血が必要なワンちゃん達全てに行き届き、助けられる命は全て助けられるような世界になって行く事を願います。

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