ラグドールってどんな猫?【性格・特徴・なりやすい病気・向いている食事など】

スポンサーリンク




ぬいぐるみのように愛らしく、穏やかなラグドールは見た目も性格も「やさしい猫」そのものです。

抱っこすると腕の中でおとなしくじっとしているラグドールのほんわかとした雰囲気に癒される方も多く、人気猫種の1つです。

今回はそんなラグドールの意外な歴史や性格、特徴などをご紹介していきます。

帰巣本能が他猫種より強いラグドールの注意点、かかりやすい病気、体重・大きさ、寿命、向いてる食事なども参考にしていただければと思います。

毛色のパターンや、手入れ方法、里親サイトもご紹介しています。

歴史

ラグドールは比較的新しい猫種ですが、その歴史は複雑です。

ラグドールを作ったアン・ベイカーという方は、元々犬のブリーダーでした。

ラグドールを研究したきっかけは、捨て猫を助けたことから始まります。

アンは、猫を飼うのは初めてでしたがすぐに保護した猫の、大人しく穏やかな性格に魅了されてしまいます。

アン氏は「specil boy」と呼び、「ストライカー」と名付け、溺愛しました。

美しい被毛をもった大人しく穏やかな性格のストライカーとの生活は、彼の死によって7年間という短さで幕を閉じてしまいます。

ここから始まったラグドールの誕生

3年後、アンの住むリバーサイト周辺の民家に個性的な仔猫が生まれました。

その猫の名前は「ジョセフィーヌ」といい、自由に外を歩いている猫でした。

ジョセフィーヌは、バーマンに似たポイントを持つロングヘアーの猫で性格も「ストライカー」と同じく大人しく優しい持ち主でした。

ある日、不幸なことにジョセフィーヌは、交通事故に遭ってしまいましたが幸いにもなんとか一命は取り留めました。

その後ジョセフィーヌは妊娠をして無事に出産をし、アンはジョセフィーヌが生んだ仔猫を譲り受け「ダディ・ウォーバックス」と名付けました。

アンは、かつて溺愛していたストライカーの大人しく穏やかで美しい被毛を持つ猫をよみがえらせようとしました。

開発で最も大切にしていた要素は、その穏やかな性格です。

1965年、アンはジョセフィーヌと、ダディ・ウォーバックスを戻し交配させ、生まれた仔猫は長毛で可愛いポイントをもった猫でした。

仔猫の気質は優しく、穏やかなだけでなく、抱かれたり運ばれるときに、完全に力が抜けているかのように身を預ける猫でした。

「ラグドール」名前の由来

「ラグドール」とはぬいぐるの意味で、抱き上げると力を抜いて体をあずけてくることからつけられました。

アンはこのことに興味を持ち、ビジネスを始めますが、そこからひと騒動が起こり、複雑になっていきます。。。。

アンは、新しい猫種としてブリーディングしていく計画を立てました。

ラグドールの品種名は、登録商標でもありました。

猫血統登録団体には登録せずに、自ら新しい団体IRCAを設立し、ラグドールの血統と個体の管理をフランチャイズビジネスとして考えていました。

ブリーディング目的の人には、フランチャイズ契約を行うことを条件に、アンの猫を譲り渡していました。

契約上ラグドールを取り扱うブリーダーは、ラグドールが売買された際にいくらかをロイヤリティーとしてIRCAへ支払わなければいけませんでした。

この独自の契約に疑問を持ったある夫婦が、フランチャイズ契約を行わずに譲り受けた仔猫で、新たに繁殖を行うことにしました。

1970年代以降、固定化したラグドールは、アン以外のブリーダーによって有力な血統管理団体CFAGCCF、FIFeに登録することができました。

ラグドールの初期の作出者アンが設立した血統登録団体IRCAは、20世紀後半に分裂してしまいます。

この時期にIRCAにかかわった人たちが、1994年にラグドールを基礎に作った新しい猫種がラガマフィンです。

性格

ラグドール(ぬいぐるみ)という名前がぴったりなほど飼いやすく、穏やかな猫種です。

抱っこが大好きで抱き上げると猫自身も身体を押し付けてくるほどといわれています。

のんびり平和的な猫種なので、活動的な猫よりも癒しを求めている方におすすめな猫種です。

賢いので、ご褒美を与えれば訓練にも適応し爪とぎ器を使わせるのも簡単です。

人間と一緒にいるのが大好きで、子供とも喜んで遊び、他のペットともなかよくすることができます。

飼い主に従順で甘えん坊の一面もあります。

子猫から若猫時代は普通の猫らしく非常に活発ですが、とくに運動神経に優れているわけではなく、子供時代を過ぎると、たいていは穏やかな遊びをします。

穏やかな分、機敏さに欠けるため完全室内飼いがむいています。

室内飼育の場合にも、危険な場所や遊びには気を配ってキャットタワーは低めのものにして、けがをしないようにしましょう。

鳴き声も小さいのでマンションや集合住宅にも向いています。

特徴

ラグドールの毛色は本来、ポイントがありますが生まれた時は白く、おおよそ2年以上かかってゆっくりと色とパターンが発達していきます。

コートはセミロングですが、なめらかで少しのグルーミングで美しさは保てます。

ボディも四肢もがっしりとしていて、筋肉質です。

骨も丈夫でしっかりしていて、全体にごつごつしたところがありません。

体は大きく、成熟するまでに3年はかかり、顔立ちはおだやかな美形です。

✔体型

・中型から大型
・筋肉質でがっしりとしていて、胸元が広い

✔頭部

・丸みを帯びた変形くさび型
・中くらいの大きさ
・額は平

✔耳

・根元は広く先端は丸い
・頭部の上部にやや前傾している。

✔目

・大きい卵形
・適度に離れてつく
・耳の根元に向かって傾斜する

✔横顔

・発達した顎は鼻と一直線に並ぶ。
・鼻は真っ直ぐで、眼の間でくぼむ。

✔四肢

・体とバランスの良い長さ。
・後肢がやや長い
・四肢先は大きく丸い

✔尾

・ボディと同じ長さで根元は太く先細り、ふさふさの被毛に覆われる

✔被毛

・セミロングでシルキー、アンダーコートが少な目でなめらか

✔美しい目色

・透き通るようなサファイアブルーの瞳を持つことから 『青い目のぬいぐるみ』と呼ばれています。

・美しく青い瞳は大きく、人形のような愛らしさです。

ラグドールは帰巣本能が強い

飼い主に従順なので、自分の居場所というものもしっかりと記憶しています。

帰巣本能が他の猫種よりも強いため、引っ越しや生活環境の変化があった場合には、急な環境変化に対応しにくいところもあります。

飼い始めたばかりのときや、新しい場所に移る場合にはペットケージやハウスなどで安心できるスペースを確保し、慣れるまではそっと見守るようにしましょう。

また狩りに対する執着が薄く、引っ掻かない傾向があります。

オーストラリアでは狩りにほとんど興味を示さない猫として人気があり、それほど、穏やかで大人しい猫種と言われています。

なりやすい病気

ラグドールは、重篤な遺伝性疾患については比較的少ないとされていますが、ペルシャが祖先にいるのでその遺伝性疾患をもっている場合があります。

肥大型心筋症

肥大型心筋症は、心臓の筋肉が内側に向かって厚くなり、心室が狭くなってしまうことで体に十分な血液を送ることが出来なくなってしまう病気です。

体に十分な血液を送ることが出来なくなるので、体はバランスをとるために心拍数を上げたり、血圧を上げたりします。

初期の段階では、目に見える症状はほぼありません。

代表的な症状

✔少しの運動で呼吸が荒くなってあまり動かない、呼吸困難が起きる
✔歩き方がおかしくなり、立てなくなる
✔歩くときなど痛がる

心臓の動きが悪くなると、血液の流れも悪くなり、血管や心臓の中で血液が固まって「血栓」となり、体のどこかの動脈に詰まって、塞栓症を起こします。

詰まる場所によって症状は様々ですが、特に多いのは、後ろ脚へ向かう動脈に血栓がつまり、急に麻痺がおこり、痛みが強く出る症状です。

大声を出して騒いだり、肉球が青かったり白かったりし、この時場合によっては死に至ることもあります。

いつもと違う場所におしっこをもらしたり、体の動かし方がおかしい場合にも注意が必要です。

以下は猫全般に多い病気です。

尿路結石症

尿路結石症とは、腎臓・尿管・膀胱・尿道の中に結石や結晶ができる病気です。

症状

■尿が少ししか出ない、もしくは尿が全く出ない
■トイレでじっとしている
■尿をするとき痛がってなく
■血尿が出る

尿が全く出ない場合は要注意です。

尿道に結石や結晶が詰まってしまって出なくなっていることが多く、これを放置していると、腎臓に負担がかかり、食欲がなくなったり嘔吐がみられたり、命に関わる状態になりかねません。

尿路結石症は性別に関係なくかかりますが、オスは尿道が細長くペニスの辺りでさらに細くなっているので結石が詰まってしまうことが多いです。

尿路結石症が増える傾向にある季節は、冬です。

冬場は寒いため、猫の水分摂取量が減る傾向があり、濃い尿が長い時間膀胱に溜まることになるので、結石ができやすい状態になります。

慢性腎臓病

高齢の猫に多い病気で、慢性的に少しずつ症状が進みます。

症状

■多飲多尿
■食欲不振
■体重減少
■嘔吐
■貧血
■口内炎など

腎性高血圧から眼や脳、心血管系に異常をきたす場合もよく見られます。

腎障害が進行し、腎臓から尿への老廃物の排泄がうまくいかなくなると腎不全、さらには尿毒症を引き起こし、最終的には死亡してしまいます。

一度悪くなってしまった腎臓の組織は治療しても元には戻りません。

早期に発見して進行を遅らせるような治療をするのが重要となります。

糖尿病

血糖値を下げるように調節するインスリンの分泌不足や作用不足により高血糖状態が持続し、多飲多尿や脱水、体重減少、後肢の虚弱など、末期には糖尿病性ケトアシドーシスによる食欲不振や衰弱、死亡を引き起こす病気です。

中~高齢で多く発症すると言われおり、一番わかりやすい症状は明らか多飲多尿です。

今まで以上に、多量に水を飲むようになり尿量も増え、オシッコの色が薄くなるような症状です。

この段階で異変に気付けると治療もスムーズに進むことができますが、放っておくと入院での集中治療が必要になる場合もあります。

早期発見できるよう、多飲多尿が気になったらなるべく早めに受診するようにしましょう。

肥満

体内に脂肪がたまりすぎた状態で、肥満は様々な病気を引き起こす原因になります。

成猫の1歳になると基本的にそこから大きくは体重は変わりません。1歳の頃の体重を基準に体重管理を行いましょう。

猫の場合は、家庭でも体脂肪率を測ることができます。定期的に体脂肪率を測定して肥満の予防に役立ててください。

✔胴回り(第9肋骨の周囲の長さ)を測ります。
✔次に脚の長さ(ひざからかかとまでの長さ)を測ります。
✔胴回りの数値を(A)、脚の長さの数値を(B)として下の表に対応させると体脂肪率がわかります。
✔目安として体脂肪率が30%以上だと肥満と考えるとよいでしょう。

画像引用:https://www.royalcanin.co.jp/

体重・大きさ・寿命

メス 体重4.5~9kg 体長50㎝程度
オス 体重6.5~9kg 体長50㎝程度

大きいオスのラグドールだと10kgを超えることもあります。
寿命はおよそ14年位といわれています。

次ページ>>毛色の種類

関連記事&スポンサーリンク



この記事が気に入ったらシェアしよう!