7歳からのシニア犬用フードについて【ウェットタイプのおすすめ理由・人気フードなど】

犬の寿命は最長でも20年程度と人間に比べるととても短いです。そんな犬がシニア(老犬)といわれるようになるのは「7歳」から。

人間の平均寿命が伸びていますが、これは犬も同じです。

フードの質が上がり、飼育環境も良質になり、医療技術も向上してきた現代では犬が健康的に生活できる期間も長くなっています。

年齢に伴った食事を与えることが、犬の健康寿命を引き延ばすために必要なのです。

また、加齢に伴って歯がもろくなったり飲み込む力が弱くなります。消化機能も低下してきますので、粒状のものよりもウェットタイプのものの方がシニア犬の体への負担は減らせるでしょう。

そこで、今回はウェットタイプのシニア犬用フードをご紹介します。

 

なぜシニア犬にはウェットフードがいいの?

7歳(シニア)になると、今まで食べさせていた「成犬用」「アダルト用」の食事から「シニア用」の食事に変更する必要がでてきます。

シニア用フードはアダルト用に比べタンパク質やカロリーが抑えられており、弱くなる足腰を支えるための関節のサポートを行う成分が含まれていたりします。

シニア呼ばれる7歳に近くなると、基礎代謝が低下し肥満になりやすくなったり消化不良を起こしやすくなり、歯も脆くなってくるので硬い食事が難しくなってきます。

ウェットフードは肉肉しい見た目からカロリーが高いように思われがちなのですが、実はそんなことはありません。

ウェットフードの約75%は水分でできており、必然的にドライフードよりもカロリーが抑えられるのです。

ドライフードからウェットフードに変えることで簡単にカロリーコントロールを行えることができ、肥満予防につながります。

また、水分が多く柔らかいので消化不良の改善にもなりますし、歯が弱ってきていても食べやすく、食事と一緒に水分をとることができるので、水分不足になる危険も避けられます。

 

人気のシニア犬用ウェットフード

デビフ シニア食 乳酸菌・オリゴ糖配合 

「デビフ」シリーズのシニア食の缶詰です。

鶏胸肉、鶏レバー、豚心臓をベースにすりおろした野菜を加えシニア犬にも食べやすいやわらかさに仕上げた総合栄養食です。

高齢期の健康に配慮し乳酸菌・オリゴ糖を配合。着色料、発色剤、無添加です。

シニア犬の主食として与えることができます。

越後平野に本社工場があり、研究機関や顧問の獣医師、現役のブリーダーなど専門家との連携により、食感や食味、栄養バランス、健康づくりに役立つ食材の研究、開発などを行っています。

シニア食には3種類あり、こちらの商品は「乳酸菌・オリゴ糖配合」ですが、「DHA・EPA配合」、「グルコサミン・コンドロイチン配合」が販売されています。

他にも、介護食や85gサイズの「シニアの食事」シリーズもあります。

原産国日本
サイズ150g
原材料鶏胸肉、鶏内臓、豚心臓、野菜類(じゃがいも、人参、グリーンピース)、砂糖、EPA・DHA含有精製魚油、食塩、増粘安定剤(増粘多糖類)、ミネラル類(Ca、P、Zn、Fe、Cu、Mn、I)、ビタミン類(B12、D、葉酸)
保証成分粗たん白質…9.0%以上 粗脂肪…2.5%以上 粗繊維…0.5%以下 粗灰分…2.0%以下 水分…88.0%以下 ナトリウム…0.15%以下 代謝エネルギー…70kcal以上/100g
デビフ シニア食 DHA・EPA配合 150g×6個

デビフ シニア食 DHA・EPA配合 150g×6個

1,800円(12/04 02:27時点)
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愛情物語 ドッグフード 霧島鶏11歳から用

養鶏が盛んな南九州の大地が育てた鶏肉をふんだんに使用した11歳からのレトルトフードです。

緑黄色野菜が入り、グルコサミンとコラーゲンを配合して、11歳からの健康維持にも配慮。

歯応えと旨みが違う鶏ささみを大胆に使用しています。

こちらは、「ささみ角切り」「ささみ角切り&かつおぶし」「ささみ角切り&ブロッコリー」が1パックずつ入ったバラエティパック。(4個セットの商品です)

1日の必要エネルギー量の2割以内の量を総合栄養食と一緒に与えて下さい。

原産国日本
サイズ(70g×3パック)×4個セット
原材料《ささみ角切り》 肉類(鶏胸肉、ささみ)、いも類(さつまいも)、野菜類(にんじん)、グルコサミン、コラーゲン、増粘多糖類
《ささみ角切り&かつおぶし》 肉類(鶏胸肉、ささみ)、いも類(さつまいも)、野菜類(にんじん)、魚介類(かつおぶし)、グルコサミン、コラーゲン、増粘多糖類
《ささみ角切り&ブロッコリー》 肉類(鶏胸肉、ささみ)、野菜類(にんじん、ブロッコリー)、いも類(さつまいも)、グルコサミン、コラーゲン、増粘多糖類
素材構成

《ささみ角切り》 たんぱく質…10.6%以上 脂質…1.6%以上 粗繊維…0.3%以下 灰分…1.3%以下 水分…86.2%以下 代謝エネルギー…50.7kcal以上/100g
《ささみ角切り&かつおぶし》 たんぱく質…10.5%以上 脂質…1.6%以上 粗繊維…0.3%以下 灰分…1.3%以下 水分…86.3%以下 代謝エネルギー…50.4kcal以上/100g
《ささみ角切り&ブロッコリー》 たんぱく質…9.6%以上 脂質…1.5%以上 粗繊維…0.4%以下 灰分…1.2%以下 水分…86.5%以下 代謝エネルギー…49.2kcal以上/100g

 

ペディグリー シニア犬 11歳以上用 角切り ビーフ&緑黄色野菜 400g×24缶入り

11歳頃からの愛犬に必要な栄養がきちんとつまったバランスの取れた総合栄養食です。

食べ応えのある角切り肉をたっぷり使い、ビタミン豊富な緑黄色野菜を加えました。

「ペディグリー」シリーズの シニア犬用は7歳以上用、11歳以上用、13歳以上用があります。

缶詰以外にもパウチタイプもあり、味もざまざまです。

原産国オーストラリア
サイズ400g×24缶入り
原材料肉類(チキン、ビーフ等)、野菜類(にんじん、ほうれんそう)、小麦、コーンスターチ、植物性タンパク、食物繊維、キシロース、ビタミン類(B1、B6、B12、D3、E、コリン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Fe、I、K、Mg、Mn、P、S、Se、Zn)、アミノ酸(グリシン)、増粘多糖類、増粘安定剤(アルギン酸Na)、着色料(カラメル、酸化鉄、二酸化チタン)、pH調整剤、EDTA-Ca・Na、発色剤(亜硝酸Na)
素材構成タンパク質…5.0%以上 脂質…4.0%以上 粗繊維…1.5%以下 灰分…2.5%以下 水分…87.0%以下 80kcalkcal/100g

 

グラン・デリ 銀のさら パウチ ジュレ 13歳 緑黄色野菜入り 80g×10個入り

国産の良質で新鮮な生鶏肉を調理した、おいしい鶏ささみ入りのレトルトパウチです。

ドライタイプや半生タイプの総合栄養食と混ぜやすいジュレタイプ。

13歳からの愛犬の健康維持を考えて、ビタミンB群を強化、さらにビタミンC・Eを配合。

また、腰・関節の健康維持のために、グルコサミン・コンドロイチンを配合。

「緑黄色野菜」以外の味は、「緑黄色野菜・チーズ入り」があります。

原産国日本
サイズ80g×10個
原材料肉類(鶏胸肉、鶏ササミ、チキンエキス)、野菜類(ニンジン、グリンピース、トウモロコシ)、しょうゆ、砂糖、寒天、増粘多糖類、乳酸カルシウム、酸化防止剤(EDTA-Ca・Na)、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、C、E)、グルコサミン、コンドロイチン
栄養成分タンパク質…7.0%以上 脂質…1.5%以上 粗繊維…1.0%以下 粗灰分…1.5%以下 水分 …90.0%以下

 

いなば ドッグフード ツインズ 低脂肪 11歳からの とりささみ 80g(40g×2袋)×12個

「ちゅ~る」で有名な「いなば」のシニア用総合栄養食です。

小食の愛犬がいつでもおいしく食べられる40gの小袋パック。

真ん中で切り離せるようになっています。

中国の自社工場で作っていますが、日本向けに輸出される残留農薬ポジティブリストをクリアした野菜を使用し、一つ一つチェックしながら加工しています。

※パッケージが新デザインになったようです。

原産国中華人民共和国
サイズ(40g×2袋)×12個
原材料鶏肉(ささみ)、野菜(人参、じゃがいも、いんげん、さつまいも)、大豆油、でん粉、寒天、コラーゲンペプチド、DHA・EPA含有精製魚油、ミネラル類(Ca、Zn、Cu、Mn、Fe)、増粘多糖類、ビタミン類(E、A、ビオチン、D3、葉酸、B6)、コンドロイチン硫酸Na、緑茶エキス、紅麹色素
 粗たん白質…9.5%以上 粗灰分…2.0%以下 粗脂肪…1.3%以上 粗繊維…0.2%以下  水分…87.0%以下 エネルギー…約30kcal/袋

 

シーザー シニア犬用 11歳からの 吟選ビーフ 野菜・玄米入り 100g×24個  

11歳からの愛犬のために、ビーフとラム肉に、食物繊維の豊富なブラウンライスを合わせ、食べ応えのある総合栄養食です。

健康のために、ビタミンCやE、タウリンなどの独自の抗酸化成分を配合。

「シーザー」のシニア用は11歳~と14歳~があります。

こちらのトレイタイプ以外には、パウチタイプ、ドライフードにかけるスティックタイプです。

トレイタイプは、吟選ビーフ(ビーフ)、吟選ビーフ(野菜・玄米入り)、絹ささみ(ささみ)、絹ささみ(野菜・玄米入り)、味わいチキン(チーズ・パンプキン・野菜入り)と多くの種類があるのも魅力的ですね。

原産国オーストラリア
サイズ100g×24個
原材料肉類(チキン、ラム、ビーフ等)、野菜類(にんじん、いんげん、パプリカ)、玄米、ひまわり油、食物繊維、ガーリックパウダー、マリーゴールド、アルファルファ、トマトパウダー、ビタミン類(B1、B5、B6、B12、C、D3、E、コリン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、I、K、Mn、P、Zn)、タウリン、増粘多糖類、リン酸塩(Na)
素材構成タンパク質…5.0%以上 脂質…3.5%以上 粗繊維…1.5%以下 灰分…2.0%以下 水分…89.0%以下、65kcalkcal/100g

 

年齢と愛犬に合ったフードで元気に過ごそう

シニア犬にウェットフードをおすすめしたい理由と共に、人気の高いフードをご紹介しました。

最近ではシニア犬フードといっても細かく年齢分けされていたり、素材や味の種類が豊富なので、より愛犬に合ったものを選んであげたいですね。

商品レビューにも、「食欲がなかった愛犬がびっくりするくらい食いつきます!」という意見の一方で「全く見向きもしません」というワンちゃんも。

好みもかなりワンちゃんによって変わってくるので、愛犬が気に入ったフードが見つかるといいですね。

また、今回はそれぞれのフードの原材料や素材構成も載せました。

比べてみるとカロリーに差があったり、入っている材料もさまざまです。

年齢を重ねて、アレルギーや色々な病気になる可能性が高くなるからこそ、フードには気をつかってあげたいですね。

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