絶対ダメ!店の外で犬を待たせることの危険性

お店の前に、犬だけで待たされている光景を目にしたことありませんか。

私はよく見かけます。

散歩の途中にちょっとだけ買い物したい、用事を済ませたい、でも店内には犬は連れて行けない…

短時間なら…と飼い主さんは思ってらっしゃるんでしょうね。

気持ちは分かります。

今、犬さえ連れてなければな~と思うこと実際ありますもんね。

しかし、ほんの数分であっても犬だけにしておくことは、非常に危険な行為なんです。

何がそんなに危険なのかを、今回はお伝えしようと思います。

 

待たされている愛犬の気持ち

待たされている犬は、大人しく待っているワンちゃんもいれば、クンクン心細そうに鳴いている子、ワンワン吠えている子、震えている子…さまざまです。

しかし、どんな態度をとっていても、愛犬は飼い主さんが見えずにとても不安で怖いのです。緊張しています。

人間が好きで尻尾を振っている子もいますが、飼い主さんより安心できる人間なんていません。

 

店の外で犬を待たせることの危険性

店の外に犬を繋いでおくことは、どんな危険性があるのでしょうか。

異物、毒物を食べてしまう危険性

繋がれている近くに落ちているものを、食べてしまう危険性があります。

ポイ捨てされたタバコの吸い殻や、噛み終わったガム、腐った食べ物などの危険なものも。

食べてしまえば、命の危険だってあるのです。

犬好きな人が、飼い主がいないところで食べ物をあげてしまうことも。

チョコレートやぶどうなど犬が食べてはいけないものだったら…後で愛犬の異変に気が付いたとしても見ていないので原因が分かりません。

また小さいお子さんは背が小さく、犬との距離もとても近いです。

小さい子の手に美味しそうなパンが握られていたら、つい思わず手と一緒にパクッとということも考えられます。

以前、公園や散歩道などに毒入りのパンやエサが撒かれていた事件もありましたね。

安全な場所というのはないと思っていた方がいいかもしれません。

犬だけを残していくのはとても危険です。

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誘拐や連れ去られる危険性

治安のいい日本で犬が連れ去られるなんてことはあり得ないと思うかもしれませんが、意外と多いのです。

特に人懐っこいワンちゃんが狙われやすいようです。

飼い主さんではない人がリードを外して連れて行こうとしたところを声を掛けたら逃げていったなどもSNSで見かけました。

また、店から出て愛犬がいなくなっていたが、数日後に近所の人が愛犬に似ている犬を散歩させていたなどの話もあります。

連れ去られたのかもしれませんし、逃げてしまって保護してくれたのかもしれません。

どちらにしても、飼い主が目を離していたことが原因なのは間違いありません。

子犬や小型犬であれば、カバンの中に入れられてしまえば簡単に連れていかれてしまいます。

もし誘拐されたとしても、その後にきちんと育ててもらっているとは限りません。虐待目的の誘拐だってあるんです。

他には転売目的や繁殖目的での誘拐もあります。

 

ケガをさせてしまう危険性

飼い主がいない不安な状況で、突然知らない人が撫でてこようとしたら、犬はとても驚きます。

身の危険を感じて噛んでしまうことは本能といってもいいでしょう。

撫でられることだけでなく、近くを通っただけでもそうなるかもしれません。

大人はもちろん、小さな子供や、散歩中の他の犬、猫などにもケガをさせてしまうリスクはとても高いのです。

責任は全て飼い主にあります。

 

逃げてしまう危険性

結んでいたリードが取れてしまうことも考えられますが、リードや首輪がそのままの状態のことも。

イタズラで外されたのかもしれません。

少し余裕があった首輪から抜けたのかもしれません。

逃げた後に、事故にあう危険もあります。

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事故やケガをしてしまう危険性

犬は人間に比べて地面に近い所にいるので、普段歩いている目線から気が付きにくいですね。

気が付かずに蹴られたり踏まれたりすることが考えられます。

傘や杖を持っていたら、目にケガをしてしまうかもしれません。

目の前で人間が転んでしまった巻き添えになることだってあり得ますね。

また、自転車のかごやカートに乗せたまま置いていくと、そのままひっくり返ったり落ちたりする危険性があります。

首を吊った状態になる危険も。

車道側へ落ちて轢かれてしまうことも考えられますね。

 

飼い主さんは愛犬から離れない

いかがだったでしょうか。

世の中、犬好きの人ばかりではありませんよね。

店先に犬が繋がれていて、犬が怖くて店内に入れないおばあちゃんの姿を見たこともあります。

とても迷惑です。

犬を飼っている人ってマナー守らないよねとも思われますね。

愛犬の安全も守れません。

犬だけを置いていく行為は、もう二度と愛犬と会えない可能性もあるくらい危険なことなのです。

用事がある場合は誰かに付き添ってもらうか、面倒であっても一度帰宅して、愛犬に留守番してもらってから出掛けましょう。

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