ミルクボランティアで子猫の命を救う【活動内容・やりがい・募集】

ミルクボランティアとは

2019年12月、国内の猫の殺処分件数が環境省から発表されました。

1年間で成猫10,523頭、子猫20,234頭が殺処分されました。

子猫の殺処分数は成猫の2倍です。

そこで子猫の命を少しでも救おうという活動が「ミルクボランティア(子猫育成活動)」です。

子猫は数時間おきの授乳や排泄の介助が必要で、成猫の世話に比べてとても手間がかかります。

動物愛護センターや保健所、指導センターなどに連れてこられたたくさんの子猫たちを職員さんがこまめにお世話をすることが出来ませんし、人手も足りないのです。

その結果、収容後すぐに処分されてしまいます。

そこで、ボランティアで子猫を一時的に預かり、授乳をして成長するまで育てていこうという活動が「ミルクボランティア」です。

授乳をする必要がなくなる生後2~3か月程度まで育つと、センターや自治体、ボランティア団体などに猫を返します。

そこで、新しい飼い主を探してもらうというのが一般的な流れのようです。

ミルクボランティアの仕事内容

自治体によって、預かる期間などミルクボランティアの条件は異なりますが、大まかな仕事内容は同じようです。

ミルクを飲ませる

生後2週間くらいまでは、約2~3時間おきにミルクが必要です。一度に沢山飲めない子猫であれば1時間おきになることも。

夜の就寝中でも子猫を起こし、ミルクを飲ませます。

無理に飲ませると誤嚥の危険性があるので、子猫のペースで飲ませていくことが大切なようです。

親猫から離れて不安な子猫は敏感になっていることも多く、哺乳瓶ではなかなか飲まなかったり、ミルクをあげる人が変わると飲まないといったこともあるようです。

体重が増え、一度にミルクを多く飲めるようになると4~6時間おきと間隔も空くようになります。

排泄の介助

子猫は自分のチカラで排泄ができません。

母猫が子猫の肛門を舐めて刺激して排泄ができるのです。

人間が行う場合は、人肌に温めたウェットティッシュなどで軽くトントンしてあげると出やすくなるようです。

離乳食を与える

生後1か月ごろから歯が生え始めてきます。

しっかりミルクが飲めて、ある程度体重が増えてきたら離乳食をあげます。

初めてミルク以外の物を口にするので抵抗があったり、なかなか食べてくれない子もいるようです。

体重、体調管理

ミルクがしっかり飲めて体重が日々増えているか、元気があるか、下痢はしていないかと体重や体調の管理をします。

特に子猫はよく下痢をします。離乳食に変えたタイミングであったり、風邪や病気の場合も。

その場合は動物病院に連れて行きます。

 

ミルクボランティアの条件

ミルクボランティアに資格は必要ありません。

しかし、自治体や団体によって講習会などに参加する必要があるなど条件は様々です。

子猫の授乳は数時間おきに必要なため、家に居る時間が少ない方はまず無理です。

夜中に起きてミルクをあげられない人も出来ません。

そのため、仕事をしている人や睡眠時間をしっかり確保しないといけない人はボランティアは難しいでしょう。

猫を飼ったことがある人や、子猫の世話の経験者、ミルクボランティアの経験者などは特にありがたい存在ですね。

ミルクボランティアのやりがい

子猫の時期はミルクをあげる間隔も短いので睡眠時間が少なくなり、猫の様子を気にする時間も多く、緊張感のある毎日でしょう。

中には死んでしまう猫もいます。

それはボランティアの方のせいでは全くありません。

保護されるまでの環境や病気など考えられることはたくさんあります。

元々、子猫たちはボランティアのお世話がない限り、救えない命なのです。

一生懸命生きる子猫を、自分の手で成長させて、新しい家族のもとで穏やかに暮らしてもらえる喜びに勝るものはないようです。

また、人間が育てた猫は、スキンシップが大好きでとても人好きになるようです。

ミルクボランティアから、そのまま自分の家族に迎え入れる方も少なくないようです。

ミルクボランティアの募集

ポスターやインターネットで大きく募集しているところもあれば、動物病院などにチラシが置かれていたりと、募集方法もさまざまです。

もし、ボランティアに興味があるかたは、住んでいる市町村の自治体などに問い合わせてみると紹介してくれるようです。

また、各地の動物愛護センターやNPO法人など募集しているところは数多くあるようなので、検索や問い合わせをしてみて下さい。

募集期間を設定している場合もあります。

 

募集している一部をご紹介します

 

救えるかもしれない小さな命

ミルクボランティアという言葉は聞いたことはありましたが、今回初めて詳しく調べてみました。

動物たちの殺処分の数を知ると本当に驚きます。

昔に比べて数は減ってきているとはいえ、まだまだ多くの命が失われています。

殺処分される前に死んでしまう子猫も非常に多いというのも現実です。

100gも満たない生まれたばかりの子猫は絶対に一匹では生きていけません。

整った環境で母猫に育ててもらうのが一番ですが、それが困難な猫がものすごく多くいます。

地域猫や保護猫、里親探し、色々な言葉もだいぶ浸透してきています。

自分の睡眠時間を削って、子猫のお世話をするのは簡単な事ではないと思いますが、あの可愛い姿に癒され成長する喜びを感じられるのも素敵なことですね。

子猫の時期はとても世話がかかるので、少し大きくなれば飼えるという人もいます。

私も子どもが大きくなって手が離れたら、ミルクボランティアやってみようかなと思うようになりました。

一匹でも多くの猫が、幸せに暮らせる世界になりますように。。。

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