著者はフェレットを飼育しています。
今、新しく家に迎えるペットを探していて、フェレットなんてどうだろう…と思ったあなた。今まで飼った事のないペットを初めて迎える時は、誰だってワクワクします。
でもフェレットと生活する事について、どれだけの事を知っていますか。
ペットショップの人は、「飼いやすい動物ですぐ慣れますよ」「トイレもすぐ覚えてくれて、しつけもしやすいですよ」とはいいますが、なかなかお店ではフェレットを飼う事についての難しさは聞かせてくれません。
私は今までにフェレットを3回、合計6匹飼育しましたが、とても優れた魅力と飼育のむずかしさを合わせ持ったペットだと感じました。
お迎えする前に、もう一度フェレット飼育時のメリット・デメリットをよく知って、あなたのライフスタイルに合った動物かどうかよく検討してみましょう。
フェレットの歴史
フェレットはヨーロッパケナガイタチをルーツとする動物で、現在のフェレットに野生種はいません。完全な肉食動物で、とても賢く物覚えがいいと言われています。
今から3000年前にはエジプトなどで飼われていたという記録があり、人類と長い歴史をともに歩んできました。
フェレットの先祖
フェレットはヨーロッパで古くから飼育されてきた動物です。フェレットが家畜化される前の野生種、つまりフェレットの先祖がどんな動物だったのかは実はよく分かっていません。
候補に挙がっているのは、フェレットによく似た動物で、ヨーロッパ原産のヨーロッパケナガイタチと、同じくヨーロッパから中東にかけての乾燥した地方に棲んでいるステップケナガイタチです。
家畜としての歴史
フェレットが家畜化された時期は、はっきりとは分かっていませんが少なくとも今から約2500年前、古代ギリシャではすでに飼われていたようです。当時は猫の代わりに、ネズミ退治用に飼われていました。航海時の大敵となるネズミ駆除にフェレットを乗せている船も多かったようです。
飼っていたというより、ただ家の周りに放していた状態だったようですが、それでもどこかに逃げていかないということは、餌を与えてある程度人間に慣らしていたのでしょう。
フェレットの名が最初に書物に現れるのは紀元20年です。ギリシャの歴史家ストラボンのもので、これに「フェレットはアフリカスペインに移入された」と書かれています。
家畜時代の仕事
ローマ時代、フェレットの家畜としての主な役目は家の中のネズミ捕りから、ウサギ狩りの時にウサギを穴から追い出す役に変わりました。
現在のカイウサギの祖先であるヨーロッパ原産のアナウサギは、出入り口の多い長いトンネルのような巣に隠れています。その巣穴にウサギの天敵のフェレットを放すと、追い詰められたウサギが穴から飛び出すので、それをテリアなどの小動物狩りの専門の犬に待ち伏せされたり、人間が捕らえたりするのです。
フェレットを巣穴に放す場合には、巣穴の中でウサギを食べてしまわないように必ず口輪をしていました。口輪をしないとそのまま満腹になったフェレットが巣穴で寝てしまうこともあったそうです。
そこで役目を終えたフェレットたちを 穴から追い出すために、飼い主に懐いて必ず帰ってくる追い出し専門のフェレットもいたようです。
新しい仕事
近・現代のフェレットには新しい仕事ができました。穴の中が好きな習性を利用した煙突や水道管の掃除の仕事です。
実際にフェレットが掃除をするわけではなくフェレットに細い紐をつけて煙突や水道管の中に入れることで、もぞもぞとフェレットが管の中を通って反対側に出てきます。そうしたら、フェレットにつけていた紐にブラシ付きのロープを結びつけて、両側からゴシゴシと掃除する方法です。
現代でも海外では電気線の配管など通す時に活躍しています。身体に紐をつけてパイプに入れ、反対側から呼ぶとフェレットが走ってきたところを抱き留めて、パイプに残った紐で電線を通します。人になつき、しなやかな身体で細い穴の中を駆け回るのが好きなフェレットの性質をうまく使った仕事です。
イギリスでのミレニアムコンサートでは、ロンドンのグリニッジ公園での配線工事やダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚式の際にも、ロイヤルパークの配線工事で活躍しました。
もちろんウサギ狩りをするフェレットも、イギリスなどヨーロッパでは現役です。
悲しい貢献
ウサギ狩りや煙突掃除のような仕事の他に、辛い仕事をしていたフェレットもいます。
それは実験動物や 毛皮動物として飼育されたフェレットです。実験動物では、主にアルビノのフェレット( フィッチ) が使われています。
毛皮動物としてもミンクほど上等ではありませんがフェレットの毛皮もありました。こうした需要があって、現代のペットとしてのフェレットの養殖技術、医療技術が進んだという測面もフェレットにはあるのです。
ペットとしての歴史
フェレットがペットとして流行したのはアメリカです。フェレットは、アーノルド・シュワルツェネッガーの「コナン・ ザ・ グレート」「キンダーガートン・コップ」などのハリウッド映画に登場し始めました。
ヨーロッパでは実用一辺倒だったフェレットはアメリカに輸入された当初は、犬のワクチンを作るための実験動物としてでしたが、徐々にその陽気で愛嬌たっぷりなペットとしての資質をみいだされました。
現在はアメリカ合衆国やニュージランド、カナダ等にフェレットを繁殖させる大規模なファームがあります。出身ファームごとにマーシャル、カナディアン、パスバレー、ミスティック、マウンテンビューなど、ファームの名称が冠されて販売されており、世界中にペットとして普及しています。
アメリカではフェレットの愛好会が組織され、品評会などの様々な催しが行われるなど、一時的なブームが沈静化し、ペットとしてすっかり根付いています 。
日本では1992年頃輸入され始め、翌年あたりからマスコミなどにも取り上げられるようになりましたが、それ以前にも「フィッチ」として実験動物やペットとしてごく少数輸入されてはいました。
フェレットのファーム・種類・毛色
フェレットはファームによって、種類や毛色、性格や特徴などが少しずつ異なります。
フェレットのファーム・種類・毛色による違いを別記事にまとめましたのでご参照ください。
フェレットの特徴
フェレットの体重・大きさ
メス | 体重0.6~1kg | 体長35~45cm |
オス | 体重1~2kg | 体長40~50cm |
オスのほうが大柄ですが、去勢手術をしているとがっちりした体型にはならないため性別による体重差はなくなります。
手術をしていない場合には季節によって体重差があり、夏は冬より体重が40%ほど減ります。
オス・メスの見分け方
フェレットはオスの方がメスよりもはるかに大きいです。大人になると親子かと思うほど大きさが異なります。
小さめのメスは、頭から尻尾まで30㎝ちょっとで体重は600 g ぐらいです。大きなオスは、頭から尻尾までが60㎝体重は3キロぐらいになります。
子供の頃に去勢避妊されたフェレットは自然のままに育った個体よりも体が小さくなる傾向があります。
小さいうちに避妊手術を受けたメスそのままの状態で育ったオスの体の大きさを比べると全長で倍ほど、体重では4~5倍ぐらいの違いがあります。
去勢避妊手術を受けたフェレットの子供は、肛門と生殖器の位置が近いものがメス、遠いのがオスと見分けることができます。
出典:花園動物病院
避妊去勢手術を受けていない場合、大人は生殖器で見分けられます。オスは成長とともに陰嚢が発達し、メスは発情した時だけ外陰部が赤く腫れてきます。
フェレットの知能
飼った事ない人は、フェレットの大きさから判断して「モルモットやウサギと同じくらいの頭の良さかな?」なんて想像をしますが、飼った私の感想としてはウサギより賢く、ネコよりは劣るくらいでしょうか。
もちろん、噛み癖やトイレトレーニングなどしつけも出来ます。
自分の家族と、初対面の人間とはきちんと見分けますし、家族内でも相手によって対応は変わります。
例えば「お母さんとお兄ちゃんは甘えるとよく遊んでくれるからいつもじゃれるけど、お父さんとお姉ちゃんは遊んでくれないからたまにしかじゃれないでおこう」
くらいの事は、余裕で理解しているよう。同じ家族でも、一緒に過ごす時間が長ければ長い人ほど、心を許してくれます。
飼っていてもこちらの事をどう思ってるのかわかりにくいペットでは味気ない、と思っている人には実に適していると言えます。
フェレットの寿命
7~9歳と言われています。4歳で高齢期にさしかかり、高齢期にはいるとグンと病気が増えるのも特徴です。
視力はあまり良くないですが、変わりに嗅覚と聴覚は発達していて、動体視力はある程度優れており、動くものに対して反応を示します。
フェレットの食事
フェレットは一日中少しずつ食べます。フェレットにおすすめの食事、危険な食べ物などを別記事にまとめましたのでご参照ください。
フェレットの体の特徴
- 細長い体
フェレットの体型は首が長くて小顔ではあるのですがまさに胴長短足です。背中を弓なりに曲げているのもフェレットならではの姿勢です。これがバネになって飛び跳ねるのです。体温は38℃で人間より高く、体温調整機能が未発達なため40℃を超えやすい動物です。 - 目
目は顔の正面よりやや外側についています。左右それぞれに見える範囲は広く270度程度ありますが、高い場所から高さを判断するのは苦手です。視力そのものはよくありません。すぐ近くで動くものしか見えていないようです。夜行性動物の特徴として色もそれほど区別できません。 - 鼻
フェレットの最も重要な感覚器官。寝起きなど何か周りに変化を感じると、鼻をちょっと上に向けてクンクン匂いを嗅ぎます。遊んでいるときも鼻を地面につけてクンクンして、かなり鼻が効きます。 - 歯
フェレットは犬歯が発達しており、歯の本数は上下で36本あります。鋭くて長い犬歯は口を閉じていても外にニョキッと出ています。昔は噛みつき防止に犬歯をおっていましたが、これは虫歯の原因になるので厳禁です。 - 耳
入った穴の中で引っかかったり獲物に噛まれたりしないために、耳たぶは小さめです。猫のようにピクピク動いたりはしないので音源の方向まではよく分からないようですが、すぐれた聴力で高周波の音も聞き取れ、人間には聞こえないようなわずかな音にも鋭く反応します。生産ファームを示す刺青が耳に入っていることがあります。 - 尾
ふさふさの体の割にちょっと貧弱ですが、長い毛が生えていて触り心地はなかなかです。それほど動かさないのであまり尻尾で感情を表すタイプではありません。 - 臭腺
輸入される時点で除去手術を受けている個体がほとんどなので、小さい子は手術のあとの糸が肛門腺の付け根あたりに見える場合もあります。 - 手足
指は前後とも5本あります。極端に短い手足はあまり使い勝手は良くないようで、おもちゃで遊ぶときも滅多に手を使いません。
肉球もありますが外を散歩させているとカサカサしてきます。猫のように爪を引っ込めることはできません。爪はかなり鋭いのでカットが必要です。 - 皮膚
皮膚は丈夫で首筋と肩の皮膚は厚みがあります。フェレットの皮膚には皮脂腺が多く独特の体臭(麝香臭)を発します。避妊・去勢手術をしていないフェレットは繁殖シーズンになると皮脂の分泌量が増え、体臭が強くなり下毛が黄ばみ、被毛がべたつきます。(ショップで購入する場合は、基本的に避妊・去勢手術はされています) - 被毛
フェレットの被毛は、ガードカバー(上毛)とアンダーカバー(下毛)の二層になっています。換毛期は年2回で、春には短めの夏毛に、秋には長めの冬毛に生え変わります。冬毛の方が明るい毛色になるのが一般的です。
フェレットの動き
- 歩き方
フェレットは他の多くの四肢動物のように腰を基点に左右の足を交互に出して歩くのが苦手です。胴体が長すぎて上手く左右に振ることができずに、どうしてもぎこちなくなります。 - 走る
まるくたわめた背骨をバネに前方にジャンプするような走り方です。意外と走るのは早いので散歩の時には要注意です。 - 跳ねる
一番多く見られるのが跳ねる姿です。ピョンピョンと飛び跳ねるように歩きます。ご機嫌な時には、クックッと言いながら何度も跳ねます。 - ジャンプ
一緒に遊んでいると走ってきてジャンプしてきます。テンションが上がっていたり、かまってほしい時にする仕草です。 - ダイビング
フェレットは意外と高いところが好きです。高いところから飼い主に飛びついてくることもあります。落ちると怪我をするので高いところにはあまり乗せないようにしましょう。 - ニョロニョロ
タオルなどに潜り込む時の動きで、体に手をくっつけてニョロニョロ這いずります。 - バック
うんちをしたい時は、しっぽを高く持ち上げて、そろそろとバックします。この姿勢になったら要注意です。すぐにケージに戻すかティッシュを用意しましょう。
フェレットの毛並み
ミンク、ラッコ、テンなどフェレットの親戚のイタチ科の動物たちは最高級毛皮の持ち主です。
これらの毛は美しさもさることながら艶やかでガードカバーという硬い毛とその下にふわふわと密生した柔らかいアンダーカバーという毛の2種類が生えています。
その断熱効果がコートなどの防寒具として珍重されています。フェレットも手触りの良い立派な被毛を持っており、保湿性ばっちりの被毛により、フェレットは暑さに弱いという面があります。
また、暑さだけではなく寒さにも弱いので注意が必要です。以下の記事を参考にしてください。
春と秋の毛の生え変わりの時期には抜け毛の処理が大変です。体が小さいので犬や猫ほど大量の毛は抜けませんが、抱っこをすると洋服に着いたりすることはあります。
長毛と短毛
フェレットの品種には、美しい毛がさらに長く伸びる長毛タイプがいます。アンゴラフェレットとも呼ばれるタイプです。
もともとヨーロッパさんのフェレットにごくまれに見られる品種でしたが最近ではアメリカなどのファームでもアンゴラタイプを増やしています。
やや高価ですが、そのふわふわな被毛はとても良くで、顔つきも可愛く見える品種です。
フェレットの抜け毛
フェレットにも年2回の換毛期はありますが、ウサギやイヌほど派手には抜け替わりません。
こまめにブラッシングをして掃除機を毎日かけていれば、それほど抜け毛の多さには悩まされませんよ。
フェレットはイタチの仲間で、泳ぎが得意で水陸両用生活をしていた名残で、毛が太く脂があり、水はけの良い構造をしています。
うさぎのように、綿毛のようなこまかいフワフワの毛がたっぷりあると、毛が部屋中を飛び回りますがフェレットの毛は重くてあまり飛びません。
うさぎ、ネコで喘息になる人でも、フェレット、犬だと大丈夫だという場合もあり、掃除も比較的楽ですよ。
フェレット独特の臭い
フェレットはイタチ科の動物です。
イタチ科の動物は、全て肛門の近くに臭腺という臭いを分泌する肛門腺を持っていて、なわばりの主張や敵への威嚇時に臭いを発します。また恐怖を感じた時なども臭い匂いを分泌する場合があります。
出典:どうぶつ親子手帳
フェレットにももちろん臭腺はありますが、ほぼ全てのフェレットはペットショップに並ぶ前に避妊・去勢、臭腺除去手術を受けています。
それでもやはり独特の臭いを発し、どうしてもネコ、イヌ、ウサギよりは動物的な臭いのペットに分類されます。
我家でのフェレットの臭い対策
こまめな掃除、2~3週間に一度のシャンプー、ハンモックやクッション、布類のこまめな洗濯などが挙げられますが、完全に無臭で飼うのは無理と思った方がよいでしょう。
フェレットの体臭は耳の中にたまる耳あかから来る臭いも強いので、耳掃除をこまめにする事も大事です。
初めて嗅いだ時は「臭いなあ」と思う事がほとんどですが、臭いが気になる人におすすめなのがカンファペット消臭スプレーです。
これは飼育している私が実際に使用していますが、ペットが舐めても安心なのに消臭効果&殺菌効果抜群です。
食品大手の企業もこの消臭スプレーを導入しているそうで、信頼できる会社が開発しているものです。商品に関しては以下の記事を参考にしてください。
おまけ:フェレットの仲間たち
フェレットは動物分類学的には犬や猫と同じ食肉目のイタチ科に分類されます。
日本に棲むイタチもフェレットに似て、短足胴長のかなり細長い姿をした動物です。ミンク、スカンク、ラッコも同じ仲間です。
特徴は「イタチの最期っ屁」「スカンクのオナラ」で有名な毒ガス攻撃で、臭腺というところで作られた臭い汁を敵に吹きかけます。
- オコジョ
山間部に多い小型の種類。冬は尾の先を除いて毛が真っ白になります。 - イイズナ
メスは隊長10㎝ ほどで世界最小の肉食哺乳類と言われています。 - イタチ
日本で最もよく見かけるイタチ科の代表種。比較的水辺を好みます。 - テン
日本にも棲み冬毛は頭部が白く他は鮮やかな黄色になるキテンが有名です。 - スカンク
北米さんのシマスカンクがペットとして輸入されています。のんびりした性格です。 - ラッコ
水族館の人気者。北海道近海ではまれに見られます。 - カワウソ
日本では野生のカワウソが見られなくなってしまいました。水中活動が得意なイタチ科の仲間です。
フェレットの生活習慣
フェレットには昼行性、夜行性に分かれるような性質がほとんどなく、犬のように朝晩決まった時間に散歩に行く等のケアは必要ありません。散歩させる場合も、マナーや注意点に気をつければ可能です。
もちろん1日に最低2時間はケージから出して部屋でたっぷり遊ばせてやる必要はありますが、その時間がたとえ朝と夜だろうが、昼と深夜になろうがあまり問題にはなりません。
帰宅してケージを開ければ、それが何時だろうと元気よく飛び出て来て「お帰りなさい!」とじゃれついてくれます。
「今日は会社が遅出だったから午前中ずっと遊んで、明日は朝が早いから朝に30分だけ遊んで、深夜帰宅してから1時間半くらい遊ぶ」なんて忙しい一人暮らしの人の生活にも、フレキシブルに対応できる性質をしています。
都会で働き盛りの、単身アパート住まいの人にも飼うことができるペットです。
フェレットの病気
フェレットにはなりやすい病気があります。
フェレットのなりやすい病気について、症状・治療・費用・予防法など別記事にまとめましたのでご参照ください。
フェレットと楽しい生活を!
どんな動物でも長所と欠点はあり、そして同じ種類の動物だったとしても1匹1匹ぜんぜん違う性格をしています。
ここに挙げた長所と短所は代表的なもので、飼い主によってもそのフェレットによっても全然当てはまらない場合はあります。
「こう書いてあったけどうちの子は全然違うな…」「書いてなかったけどこんなに良い所がまだまだあるんじゃないか!」なんて、あなたなりのフェレットの魅力をどんどん発見してもらえるのが一番。
フェレットの1年は人間の7年。飛ぶように過ぎて行きます。
いっぱい一緒に過ごして、たくさんの良い所を見つけ、欠点をあなたの愛で補ってあげてくださいね。