フェレットを診れる病院があるか飼う前に確認
フェレットを飼うことを決めたら、近所にフェレットを診ることのできる動物病院を探しましょう。
動物病院自体を見つけることは簡単ですが、飼っている動物がフェレットとなると簡単にはいきません。
近所に動物病院があるからと安心せず、購入するペットショップに聞いてみたり、いくつかの動物病院に問い合わせをして「フェレットを診ることができるか」を確認する必要があります。
誤飲が多いので部屋は常に気を配る必要がある
フェレットは誤飲・誤食が非常に多い動物です。
特に好きなものはスポンジやゴムな噛み応えのあるものが好みです。誤飲・誤食の多くは飼い主の注意で予防できます。
フェレットが好きな要注意異物リスト
放し飼いの時間を設ける場合には、離す前に危険なものがないかは十分にチェックしてから遊ばせましょう。
脱走をよくする
フェレットは脱走の名人です。
自分でゲージを開け逃げ出すこともあります。気づかずに踏みつけてしまうなど、部屋の中で事故にあうことも少なくありません。
フェレットは帰巣本能がないのでいったん家の外に逃げ出してしまったら、帰ってくることはほとんど不可能です。
基本的なことを忘れずに脱走を未然に防ぐことが大切です。フェレット専用のゲージを用意しましょう。
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ケージ破りの対策としてナスカンを使用し、ケージをロックする方法もおすすめです。
ゲージから出して遊ばせる際には、窓に鍵がかかった状態でしまっているか、ドアが開いていないかを確認してから放しましょう。
なぜ脱走するのか?
好奇心に毛を纏わせた動物こそフェレットと言われるほど、好奇心旺盛のフェレットは飼い主と遊びたい一心で脱出を試みます。
一日の中で一緒に遊ぶ時間を持つようにしましょう。
心身ともに満足し脱走癖が軽減されます。
放し飼いにはしない
フェレットの死亡事故のほとんどは、室内で起きています。
一人暮らしの場合、留守にさせる時間も多いため不在の間中も放し飼いにするにはフェレットにとって危険がいっぱいです。
ゲージ半分、放し飼い半分といったようにしっかり分けて生活させましょう。
「ゲージ=フェレットの住処」としてしっかり環境をつくってあげることで、フェレットの持つ好奇心もゲージから出れたということで、十分に満たされます。
放し飼いだけの飼育の場合、部屋そのものが住処になってしまうため、部屋の外がフェレットの好奇心対象になってしまいます。
一人暮らしは特にフェレットの安全のためにもゲージ飼いにすることをおすすめします。
飼育経験者の記事はこちら↓
電気代がかかる
ペット用フェレットの場合、室内で飼育されているので適温は24℃ぐらいです。
フェレットは温度調節が苦手なため、季節に合わせた環境をつくらなければなりません。電気代がかかるのは夏場や梅雨時期、冬などの室内温度を調節する必要があるからです。
暑さ対策
平熱が38~40℃と高いフェレットは暑さには弱い動物です。
夏場は一日中エアコンをかけ、直射日光や外からの熱気で温度が上がる窓際にはゲージを近づけないなど注意が必要です。
室温が30℃を超えると命の危険もあります。
寒さ対策
暑さに比べてば寒さには少し強いかも知れません。
ただ、あまりにも寒い日には体調を崩すこともあるのでゲージ下にパネルヒーターを置いたりエアコンをつけるなどして暖かくしてあげます。
フェレットの冬対策についてまとめていますので以下をご確認ください。
湿気対策
フェレットは梅雨時期の湿気が大の苦手です。
高い気温と湿気で体調を崩しやすいので体調管理はしっかり行います。
部屋の理想的な湿度は40~65%です。
それ以上ある場合には、エアコンの除湿機能を利用し調整しましょう。
排出が多いので掃除はこまめに
他の動物よりも短腸のフェレットは、食べ物を摂取すると3時間から4時間で、排泄すると言われています。
もともとフェレットには決まった場所に排泄する、習性があり必ずと言っていいほど角になった部分をトイレにします。
毎回同じ場所に排泄するようにもなりますが、回数も多く匂いなどの衛生面からもこまめな掃除が必要です。
フェレットはきれい好きなのでトイレが汚れていると使わず他でしてしまうこともあります。
最低でも朝夕2回ぐらい排泄物をスコップなどでとり清潔を保ちましょう。
一人暮らしでフェレットを飼うための最低条件
季節に合わせた環境を整えてあげることも生き物を飼ううえで必要なことなので収入が安定していることは最低限の条件になります。
フェレットを飼うには空調設備が整っていることは必須条件です。
掘りまくって穴を開ける子もいれば何もしない子もいますが、穴掘りはしつけで直せるものではありません。
和室で畳やふすまがボロボロになることを考えると和室は不向きです。
それでもフェレットはやはり臭うので、できればワンルームは避けた方がよいでしょう。
動物病院は沢山あっても、フェレットが得意ではない、または診療対象ではない動物病院は多くあります。
何かあった時に、すぐに見てもらうことのできる病院がきちんとあるかまずは確かめましょう。
まとめ
今回は一人暮らしでフェレットを飼うための注意点をご紹介しました。
睡眠時間やフェレットの性質、遊び時間や遊び方、フェレットの臭いは本当に大丈夫なのか、抜け毛ってあるの?トイレってどんな感じ?ワンルームでも飼えるのか?動物病院を選ぶコツや電気代のこと。etc..
最後に一人暮らしでフェレットを飼う際の最低限の条件チェックも載せました。
飼う前の参考にしてもらえれば幸いです。
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