一人暮らしでフェレットって飼える?一人で飼うときの最低条件

犬や猫、うさぎについで人気のあるペットと言われているフェレット。

今回は一人暮らしの方がフェレットを飼育する上で、一人暮らしに適している部分と注意しておきたいことをまとめました。

フェレットももちろん生き物なので、飼うならば責任をもって育る義務があり、飼う前によく生態について知っておく必要があります。

飼育前にこの記事を読んで「一人暮らしの自分でも飼えるのか?」を、検討してみてましょう!

フェレットが一人暮らしに適している面

よく寝るので生活リズムを合わせやすい

フェレットはよく眠る動物で、一日約16時間は眠ります。

短時間に激しく遊び、他の時間はぐっすりと眠るというサイクルです。

日中留守にする時間帯をフェレットの昼寝と休息時間にし、帰宅したら放し飼いにし掃除やコミュニケーションの時間を持ちます。

就寝時間に合わせて長い睡眠をとらせるなど、飼い主の時間帯に合わせて生活リズムをつくるようにしましょう。

散歩がないので忙しい人にも向いている

フェレットが散歩の必要があるかないかと聞かれたら「必要はない」動物です。

フェレットは室内で遊ばせるだけで十分な運動ができるので、忙しく散歩の時間が取れない人にもぴったりです。

本来夜行性だが人間の生活時間に合わせて生活できる

ペット用フェレットは、飼い主の生活時間に合わせることができるので一人暮らしでも相性の良い動物です。

ゲージのある場所を遮光カーテンで囲うなどして、明暗のリズムをきちんと作ることで、飼い主の都合にあわせて遊ぶ時間や休息の時間などを決めることができます。

一日の中に明るさと暗さを感じる時間をきちんとつくることはフェレットの体の生体リズムも正しく刻まれ健康にも良いことです。

抜け毛が少ない

フェレットは換毛期は春と秋の年に2回ありますが、猫のように毛が抜けやすい類の動物ではありません。

なので時々のブラッシングで普段は十分ですが、換毛期にはいつもより多めのブラッシングが望ましです。

毛づくろいを自分でするため、抜け毛がそのまま体についていると飲み込んでしまい、抜け毛量が多い場合には毛球症になることもありますので、以下のようなジェルを舐めさせてあげると、便と一緒に排出されます。

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一日最低1~2時間は遊ぶ必要がある

一人遊びも好きですが、飼い主さんと遊ぶのも大好きなフェレット。

足にしがみついたり、甘噛みするのは遊びたいサインです。特に小さいころは骨や筋肉を丈夫にするためにも、いろいろな動きをして遊ぶことが重要です。

よく寝るフェレットは、起きている時間はすごく短いですが、その分たっぷりと体を動かします。とにかく起きている間は活動的なので、1日中ケージの中に閉じ込めているとストレスを抱えるようになります。

ストレスはフェレットの噛み癖につながったり、体調を悪くするなどの健康的にもよくありません。できるだけ運動を兼ねて、一緒に遊ぶ時間を1~2時間程度を目安に作りましょう。

一人暮らしでは、帰宅後など放し飼いの時間にしてあげると掃除もしやすく、その間におもちゃや布を与えると一人でも楽しそうに遊んでくれます。

その姿にも癒されることでしょう。

フェレットの遊ばせ方

おもちゃの遊び

猫じゃらしやおもちゃを使って、フェレットの狩猟本能を満たしてあげましょう。

狭いトンネルに潜り込むのもフェレットの得意技です。

トンネルのおもちゃを用意する以外に、布の下に潜り込んで遊ばせるのもおすすめです。

メスのフェレットには10㎝ぐらいのぬいぐるみを与えてみましょう。子供に見立てて巣に連れて帰る行動が見られます。

お母さんごっこをさせて、母性本能を満たしてあげましょう。

頭を使う遊び

フェレットの好奇心を満たす遊びもしましょう。

両手におやつを隠してどっちにあるか探させたり、新しいおもちゃの遊び方を考えさせることはとても良いことです。

ただの空き箱や紙袋もフェレットには探検ごっこの対象になります。

体を使う遊び

フェレットは寝ている時間が多く活動時間はそれほど多くはありませんが活動時間には十分に体を動かさせてあげましょう。

沢山運動してお腹を空かせて良い食事をとることは体を丈夫にするうえでとても大切です。

コミュニケーションを深める遊び

猫じゃらしで狩猟ごっこをしたり靴下やロープで引っ張りっこをして一緒に遊んだり、遊べる環境を作ってフェレットの遊びを見守りましょう。

フェレットが楽しんでいるときに側にいることで、一緒にいると楽しいと思ってもらえます。

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イタチ科の動物なので臭いがきつい

ペットを飼っていると、気になるのがにおいです。

フェレットは皮脂腺が多く、独特の体臭を発するため、特に一人暮らしのワンルームには注意が必要です。

シャンプーをすれば一時的ににおいは軽減されますが、完全に消すことはできません。

部屋の換気をまめにしたり、ハンモックを定期的に洗うなどしてにおいをこもらせないようにしましょう。

トイレやゲージも、掃除を怠れば当然匂います。

排泄の処理はこまめにし毎日簡単な掃除は欠かさずに、時々はゲージやトイレを丸ごと丸洗いし清潔に保つことが匂いの対処法になります。

部屋の消臭剤やフェレット用の匂い除去スプレー、空気清浄機を利用も軽減の効果があります。

おすすめの除菌&消臭スプレーはこちらの記事をどうぞ↓

病気がちで通院や入院などが多い

フェレットの寿命は、7~9歳ぐらいと言われています。

4歳で高齢期にさしかかり、高齢期にはいるとグンと病気が増えるのも特徴です。

その他に、フェレットに多いのが室内で放し飼いにしたときの事故やケガです。

  • 排水溝や狭いところに侵入して窒息していた
  • 走り回っているところを気づかづに踏んでしまった
  • おもちゃやリモコン、毒性のある観葉植物などの誤飲・誤食による事故
  • カーテンや高いところによじ登ろうとしての落下
  • 電気コードをかじって感電
  • 1か月の飼育費用は犬猫に比べかかりませんが、病気やケガによる通院入院が多いことは、飼う前に頭に入れておきたいポイントです。

フェレットがよくかかる病名や、治療費などをもっと詳しく知りたい方はこちら↓

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