愛犬が夏バテになり、フードを食べない、食付きが悪くなり残す日が増え、愛犬の食事に困っていませんか?
実は私も、フレンチブルドッグという特に夏に弱く、夏バテしやすい鼻短犬(※鼻が短く口腔の面積が狭いため、気化して熱を逃すのが苦手)を飼っているので、同じ悩みをもっていました。
でもその悩みは、もう10年以上一緒にいる暑さに弱く夏バテしやすい鼻短犬の愛犬と生活してきたことで、飼い主の私も犬の夏バテについて色々学び、解消されたのです。
今回は我家で実践している犬の夏バテ対策方法と、食欲がないときの対処法を、実体験を元にお伝えしようと思います。
犬が夏は苦手な理由~特に鼻短犬は注意が必要
犬種によってまちまちですが、一般的に犬は多少の寒さには耐えられ、暑さには弱く夏バテしやすいカラダにできています。
これには理由があり、牛や豚、鶏をはじめ、多くの動物は汗をかきません。同様に、犬も汗をかかないのです。
ではどうやって熱くなったカラダを冷やすのでしょうか。
画像引用元:http://style.nikkei.com/
実は犬は舌を使って「ハアハア」と“パンティング”という呼吸様式で、呼気として熱を逃すことで体温調節をしています。
短頭種は鼻が短く口腔の面積が狭いため、気化して熱を逃すのが苦手です。
暑さに弱い短頭種の犬種リスト |
フレンチ・ブルドッグ、ボストン・テリア、ボクサー、パグ、シーズー、チベタン・スパニエル、チャウチャウ、 狆(ちん)、ブルドッグ、ペキニーズ、ブリュッセル・グリフォン、キングスチャールズ・スパニエルなど |
我家の犬の夏バテ対策方法
我家では7月半ばあたりから日中の散歩は控え、夜20時あたりにいくことが多いのですが、日が沈んだばかりの夕方もなるべく避けています。
その理由とは、まだアスファルトに温度が残っているからです。
手を地面にあててみると分かりますが、犬の高さだとまだまだアスファルトの温度が高く、熱いアスファルトには肉球にも影響があります。
そのため真夏の散歩前には、アスファルトの温度を確かめ、夏バテ対策しましょう。
日中にしか行けないときなど、あまりにハァハァが続くようなら、水シャワーで身体を冷やすとすぐに「ハァハァ」はおさまり、呼吸が通常時に戻ります。
犬の夏バテ対策には、クーラーはケチらずにつけてあげましょう。
下記で犬にとって適温な温度・湿度を紹介しています。
我家の愛犬は、冷房をつけっぱなしにしておくだけで、家の中で動きがまったく違いますw
自動給水器を使ったり(※こちらの記事を参考にしてください)、ささみなどを茹でた煮汁(無調味料)を冷ましてあげると、うちの犬はガブガブ飲みます^^
また散歩中の夏バテ対策として、折りたたみ式の器や給水器などがあると便利です。
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我家はフレブルなので関係ありませんが、長毛種犬にはおすすめです。
ただ、あまり短くしすぎると、肌を痛めてしまう危険性があるので強い直射日光は避けましょう。
熱を逃がすベッドや、冷却マットなど様々な夏用アイテムがあります。
犬の熱中症・夏バテ対策!おすすめ冷却アイテム
ただフローリングは石ではないので、冷たさは続かないので、こういったのがあると便利です。
保冷剤をいれて、首に巻き付け冷やせるアイテムです。自宅でも散歩でも使用できるので、一個あると便利!我家では散歩時に必ず着用しています。
こちらは服に保冷剤を入れて、身体ごと冷やすお洋服です。※保冷剤は絶対にペットが食べないよう注意してください。詳しくはこちらの記事を参考に。
こちらは保冷剤をシートの中に入れて使用できる、マットです。就寝時に冷房消す方には、持っておくと便利そう^^
そもそも夏バテってなんでなるの?
夏バテの直接的な原因は、体温調節ができずに自律神経調節機能が低下するためです。
体温調節機能がコントロールできなくなると、自律神経の調節機能が低下し、内臓の働きを低下させ、食欲がなくなるなどの症状を起こし=夏バテになります。
夏バテになり食欲がなくなると、体に十分な栄養が補給されなくなり、その結果、疲労の蓄積・体調不良を起こします。
夏の暑い時期には、冷たい水分を多く摂ってしまうと、内臓(特に胃)の働きが低下し、消化不良・食欲不振の原因となりますので注意しましょう。(参考元:https://www.hakuraidou.com/info/natsubate.htm)
犬の夏バテ予防やご飯を食べないときは
散歩後に嘔吐してしまったり、食欲がなくてご飯を残す・食べない場合には、以下を試してみてください。
1.食べないときや、夏バテ予防にはサプリメントを
暑い夏は人間同様犬も体力を奪われ、疲労が蓄積されていきますので、我家での夏バテ対策にはサプリメントを与えています。
また食欲がなくフードをあまり食べていないなどで、栄養面での心配がある犬にもおすすめです。
今回ご紹介するのはこちら「犬康食ワン」
2.ふりかけをつかう
いつものフードに、ゆがいたささみやペット用かつおぶし、パウダーなどをトッピングしてあげましょう。
犬には味覚はほとんどないと言われており、嗅覚で食欲をそそります。
調理がめんどうであれば、このような↓のを買っておくと便利です。
部屋の中でも犬は熱中症になる
犬が暑さに弱いことは前述で説明しましたが、実は自宅でも熱中症になってしまうこともあるので、注意が必要です。
飼い主が暑さに鈍感だったり、エアコンをあまり好まない家庭では、飼い主が平気でも犬の方が暑さで倒れてしまうことがあります。
部屋そのものの温度と、湿度を下げる必要があります。
犬にとって過ごしやすい 部屋の温度 | 犬にとって過ごしやすい 部屋の湿度 |
18~22度 | 50~60% |
熱中症を避けるには?
もっとも大切なのは、外の気温をこまめにチェックすることです。
暑さに弱い犬は、外の気温が25度以上を超えたら危険信号だと思ってください。
アスファルトに近い高さを歩く犬は、人間よりもずっと高い温度を歩いています。
暑さに強い犬種でも、30度超えたあたりから要注意です。
犬が自分でパンティングしても熱を体内から逃がすことができず、長引いたりすると熱中症になってしまうので、パンティングがあまり長く続いているときは、水風呂に入れカラダを冷やしましょう。
外出時でそれができない場合は、公園などの水飲み場の水道を使い(我家の愛犬は水嫌いで逃げようとしますが)無理矢理にでも水を浴びさせ、カラダを冷やしています。
経験談として、水風呂はわりとすぐに通常の呼吸に戻ります。
まとめ
今回は犬の熱中症対策を、10年以上続けてきた著者の経験を元にお伝えしました。
25度以上の気温の時は、
・なるべく日中の散歩は控える
・アスファルトの温度を確認
夏の室内外では
・冷却グッズを使用
・こまめな水分補給(常温)
・部屋ではケチらずに冷房を
夏バテの食事では
・夏バテに効く漢方薬サプリメント
・ふりかけやトッピングを使用し、いつもとは違う香り付けを
で夏バテ対策をしていきましょう!