ロシアンブルーってどんな猫?飼い方や性格まとめ

なりやすい病気

ロシアンブルーだけが特別かかりやすい病気はなく、純血猫種としては遺伝性疾患が非常に少ない猫として知られています。

ほかの猫種と同様に様々な病気にかかります。

性格的にロシアンブルーはどちらかというと比較的臆病でナーバスな性格ではあるため、精神面でのケアは必要です。

運動量は元々多いロシアンブルーですが、飼育環境により運動不足になった場合には肥満になりやすいので気を付けましょう。

肥満

体内に脂肪がたまりすぎた状態です。

肥満は様々な病気を引き起こす原因になり、ロシアンブルーは成猫の1歳になると基本的にそこから大きくは体重は変わりません。

1歳の頃の体重を基準に体重管理を行いましょう。

猫の場合は家庭でも体脂肪率を測ることができるので、定期的に体脂肪率を測定して肥満の予防に役立ててください。

胴回り(第9肋骨の周囲の長さ)を測ります。
次に脚の長さ(ひざからかかとまでの長さ)を測ります。
胴回りの数値を(A)、脚の長さの数値を(B)として下の表に対応させると体脂肪率がわかります。
目安として体脂肪率が30%以上だと肥満と考えるとよいでしょう。

参考:royalcanin

尿路結石症

尿路結石症とは、腎臓・尿管・膀胱・尿道の中に結石や結晶ができる病気です。

症状
・尿が少ししか出ない、もしくは尿が全く出ない
・トイレでじっとしている
・尿をするとき痛がってなく
・血尿が出る

尿が全く出ない場合は要注意です。

尿道に結石や結晶が詰まってしまって出なくなっていることが多く、これを放置していると、腎臓に負担がかかり、食欲がなくなったり嘔吐がみられたり、命に関わる状態になりかねません。

尿路結石症は性別に関係なくかかりますが、オスは尿道が細長くペニスの辺りでさらに細くなっているので結石が詰まってしまうことが多いです。

尿路結石症が増える傾向にある季節は、冬です。

冬場は寒いため、猫の水分摂取量が減る傾向があり、濃い尿が長い時間膀胱に溜まることになるので、結石ができやすい状態になります。

慢性腎臓病

高齢の猫に多い病気で、慢性的に少しずつ症状が進みます。

症状
・多飲多尿
・食欲不振
・体重減少
・嘔吐
・貧血
・口内炎

腎性高血圧から眼や脳、心血管系に異常をきたす場合もよく見られます。

腎障害が進行し、腎臓から尿への老廃物の排泄がうまくいかなくなると腎不全、さらには尿毒症を引き起こし、最終的には死亡してしまいます。

一度悪くなってしまった腎臓の組織は治療しても元には戻りません。

早期に発見して進行を遅らせるような治療をするのが重要となります。

糖尿病

血糖値を下げるように調節するインスリンの分泌不足や作用不足により高血糖状態が持続し、多飲多尿や脱水、体重減少、後肢の虚弱など、末期には糖尿病性ケトアシドーシスによる食欲不振や衰弱、死亡を引き起こす病気です。

中~高齢で多く発症すると言われています。

一番わかりやすい症状は、明らか多飲多尿です。

今まで以上に、多量に水を飲むようになり尿量も増え、オシッコの色が薄くなるような症状です。

この段階で異変に気付けると治療もスムーズに進むことができますが、放っておくと入院での集中治療が必要になる場合もあります。

早期発見できるよう、多飲多尿が気になったらなるべく早めに受診するようにしましょう。

体重・大きさ

メス体重:2.5~4.0kg体高:25~27cm
オス体重:4.5~5.5Kg体高:25~27cm

オスはメスより一回りは大きい骨格をしています。

メスはバランスのいいフォーリンタイプで、筋肉質でしなやかです。

寿命

ロシアンブルーは純血猫種としては遺伝性疾患が非常に少ない猫と言われています。

平均寿命12歳位です。

毛色

ブルーのみです。

1本1本の毛の先に「ティッピング」という空気の層が入っていると言われているため、光が当たるとその加減によってシルバーに輝いて見えます。

✔あらゆるところが、均一で明るいブルー。

✔ブルーのより明るいシェードが好まれる。

✔ガードヘアーはくっきりとシルバーのティップがあり、猫にシルバーがかった輝きや、光沢のある外観を与えている。

✔地色とティッピングの間に限定されたコントラストが見えなければならない。

✔タビーのマーキングはない。

※ガードヘア・・・長く、硬い毛で、外側の被毛を形成している毛のこと
※ティッピング・・・根元が白か薄い単色で、毛先が濃い色になっていること
※タビー・・・縞模様のこと

ブルー以外の毛色のロシアンについて

現在は公認されていません。

オーストラリアのブリーダーの中には、ブルー以外の毛色を持つロシアンを繁殖しているブリーダーがいます。

「ロシアンブラック」白い被毛を持った猫
「ロシアンホワイト」黒い被毛を持った猫

ロシアンブルーはブルー以外の毛色は認められないという考え方が主流のため、今後も認定されるかは未定です。

向いている食事

ロシアンブルーは骨格は華奢で長くしっかりしていて、筋肉質と上記でも説明しましたが、この筋肉を維持するには高タンパク質のフードの方が向いています。

ロシアンブルーにおすすめの高タンパクフード↓↓

手入れ・ケア

耳の手入れ

汚れが少ない場合には2~3週間に1回程度、コットンとイヤーローションを使って軽く拭き取る程度にします。

汚れが溜まりやすい場合には週に1回程度が望ましいですが、耳はデリケートなので気を付けましょう。

抜け毛を取るたには、ブラッシング・ハンドブラッシングがおすすめです。

ブラシでブラッシングする場合には、獣毛ブラシかラバーブラシにします。

ハンドブラッシングの手順

✔手を水かブラッシングスプレーで湿らせてハンドブラッシングしていきます。
✔猫の尻尾の付け根から頭部に向かって逆毛を立てるように逆撫でします。
✔次に逆方向に頭部から尻尾に向かって撫でていくと、余分な抜け毛がたくさんついていきます。
✔何度か繰り返します。

ハンドブラッシングは、マッサージを兼ねたハンド・グルーミングになります。

シャンプー

シャンプーの必要性ややり方、おすすめの猫用シャンプーランキングなどは以下の記事を参考にしてください。

サロン費用

一般的にフルコースで6000円~7000円です。

飼うなら購入より里親になろう

日本でも動物愛護の精神が高まりつつあり、新しい犬を迎えるにあたり保護団体や里親サイトを利用する方も増えています。

新しい命を増やすまえに、いま愛情を必要としている成犬や成猫たちがたくさん待っています。

成犬成猫から飼うという選択肢は、これまで生きてきた環境により性格も様々ですが、保護されている期間にある程度の性格も把握されているため飼いやすいなどのメリットもあります。

12万~22万円位が価格相場のようですが、何十万というお金を出して購入するより、殺される命やお迎えを待っている子を保護しませんか。

保護団体・里親サイト

ペットのおうち:http://www.pet-home.jp/

事情によりペットを飼えなくなってしまった飼い主や、ペットを保護している保護活動者などと、ペットを飼いたい(里親になりたい)と考えている方が交流できる場所が「ペットのおうち」です。

会員登録を行えばすぐに里親募集情報の投稿、里親申し込み(里親応募)、コミュニティの利用が可能です。

まとめ

今回はロシアンブルーの歴史や性格、特徴をご紹介しました。

その他にも、ロシアンホワイトやロシアンブラックについても書いてあります。

手入れ方法やなりやすい病気、寿命や大きさなども解説しているのでぜひ参考にしてもらえればと思います。

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