インコの飼育に必要なグッズ
✔ケージ(手乗りの場合には全面が大きく開いて鳥を出せるタイプがおすすめ)
✔温湿度計
✔エサ入れ
✔水入れ
✔止まり木
✔おもちゃ
✔キャリーケース(インコのサイズにあったものを用意)
どんな物を食べているの?
一般的なエサは、ヒエ、アワ、キビ、カナリーシードの4種類の穀類を混合したものになります。
栄養バランスがよく、どこでも安く入手可能です。
ラブバード以上のサイズのインコにはさらに、そばの実やオーツ麦を加え6種混合にするとバランスも良くなります。
穀物種子(シード)を主食にする場合には、栄養の偏りに注意します。
インコも4種類や6種類の中から好きなものだけを食べる傾向もあるため、青菜やボレー粉などバラエティ豊かな副食と適切な鳥専用栄養剤も同時に与えるようにします。
殻付きエサと剥きエサの注意
市販されているシードには、「殻付き」と「殻剥き」があります。
普通は必ず殻付きを与えます。
撒けば芽が出る殻付きとちがって、殻剥きは「死んだシード」そのもの。
ビタミンEやそのほかの栄養素が不足し傷みも早いです。
殻をむいて食べることは、インコの食の楽しみでもあります。
口ばしにトラブルがある場合を除き、基本は殻付きエサが原則です。
副食
シード以外におかずとなる副食も必要です。
インコに適した青菜
・ブロッコリー
・豆苗
・パセリ
・小松菜
カルシウム飼料
ボレー粉(カキの殻を焼いて砕いたもの)
カトルボーン(イカの甲)
塩土
おやつ
ケイティ(市販されている鳥のおやつ)
ヒマワリの種
煎り大豆
ドライフルーツ
ペレット
必須栄養素をまんべんなく摂ることができるフードです。
偏食気味のインコにはおすすめのフードですが、なかなか食べてくれないこともあります。
インコの飼育方法
インコの世話は比較的簡単です。
フンが匂うこともないのでついつい手を抜いてしまいがちですが、毎日の世話と時々の掃除はしっかりおこないましょう。
毎日の世話内容
①エサの補給
②水の交換
③敷き紙の交換
鳥は日の出とともに起き、日没に眠る毎日一定のリズムを守っている生き物です。
暗いうちから起こしたり、いつまでたってもエサを与えてもらえないなど、不規則な毎日が続くと体内のホルモンバランスが崩れ体調を崩し心身の健康を損ないかねません。
毎日決まった時間の手入れを心がけましょう。
週に1回の掃除内容
フン切り網に、こびりついたフンを専用のへらでこそぎおとします。
月に1回の掃除内容
ケージとその周辺を掃除します。
ケージ内の備品を外して丸ごと洗い、熱湯消毒をしてから天日乾燥します。
安全な消毒剤を使えば感染症や寄生虫の予防にもなります。
ケージの置き場所
ケージの置き場所はリビングが最適です。
テレビが見える位置がベスト。人と一緒にテレビをみて大喜びして、ノリノリでかごの中を回るインコもいます。
直射日光を受けやすく健康面を考えても、窓際は避けましょう。
カラスや猫が横切るなどストレスになり落ち着かない性格の子になることもあります。
放鳥タイム
放鳥することで運動不足とストレスが解消できます。
朝30分~1時間 夜1時間程度が適切な放鳥時間です。
ケージから出す前に必ず窓やドアが開いていないことを確認しましょう。
部屋の中の危険
鳥にいたずらされたくない本や書籍、インテリア、アクセサリー類は片付けてから放鳥しましょう。
電線やコードにはカバーをし感電を防ぎます。
料理中、食事中の放鳥は避けましょう。
留守番
夏場は一泊まで、冬場は二泊までは可能です。
インコは寂しさが苦手な生き物です。
1日に二時間程度テレビのスイッチが入るようセットしておくと、ストレス解消・エネルギー発散に効果的です。
帰宅後はたっぷりコミュニケーションをとりましょう。
かかりやすい病気の種類
鼻炎
いわゆる鼻カゼと呼ばれるものです。
症状
・くしゃみ
・鼻水
鼻水があれば細菌感染、結膜が赤く腫れたりする「鼻眼結膜炎」の症状に進行することもあります。
適切な投薬治療が必要になります。
そ嚢炎
ケージ内の衛生状態が悪い、人間の食べ物を与える、ヒナの場合はエサを与えすぎることなどが原因でそ嚢炎になります。
そ嚢という器官は消化能力がなく、食べ物がたまり腐敗してしまうことなどで、細菌や真菌、原虫が繁殖しやすい器官です。
症状
・生あくびが増える
・急激に水をたくさん飲むようになる
・首を横に振ってまき散らすような嘔吐
・首の付け根が腫れる
・口臭がするようになる
抗生物質・抗真菌剤・ビタミン剤を投与するなどの治療が一般的ですが、悪化状況よっては切開手術が必要です。
痛風
内蔵型と関節型があります。
関節型は痛がって止まり木にとまれなくなることで気づく場合が多いです。
症状
・足の関節に白い節ができる
・片足を上げたままにしている
腎臓機能低下による尿酸排泄低下によって発症することが多いですが、遺伝的要因も大きいです。
食餌療法や薬で治療します。
毛引き症
自傷行為です。
インコはとても賢く嫉妬したりすることもあり、自分で自分の毛をむしったりするなどの自傷行為をしている様子があれば、ストレスから毛引き症を患っている可能性があります。
内科疾患や皮膚への脂肪沈着、腸内原虫、過度の乾燥なども毛引き症の原因になるので医師に相談した方が良いでしょう。
羽毛だけでなく、肉をかむ「自咬症」にまで進行することがあります。
寿命はどのくらいか
インコは種類によっても寿命は様々ですが、上記の”人気のインコの種類”で、記載しています。
インコは日頃の健康管理によって寿命が大きく左右されます。
室内での放鳥による事故などで亡くなることも少なくありません。
メスのインコの場合、産卵によって著しく体力が低下しますので寿命も短くなります。
大型のキバタンの中には100年以上生きた個体も確認されています。
インコを飼いたい!どこで購入するの?
ペットショップなどで購入することができます。
でもちょっと待って!里親になる選択肢もあります。
日本でも動物愛護の精神が高まりつつあり、新しいペットを迎えるにあたり保護団体や里親サイトを利用する方も増えています。
新しい命を増やすまえに、いま愛情を必要としているペットたちがたくさん待っています。
おとなにった状態から飼うという選択肢は、これまで生きてきた環境により性格も様々ですが、保護されている期間にある程度の性格
も把握されているため飼いやすいなどのメリットもあります。
お金を出して購入するより、殺される命やお迎えを待っている子を保護しませんか。
事情によりペットを飼えなくなってしまった飼い主や、ペットを保護している保護活動者などと、ペットを飼いたい(里親になりたい)と考えている方が交流できる場所が「ぺっとのおうち」です。
会員登録を行えば、すぐに里親募集情報の投稿、里親申し込み(里親応募)、コミュニティの利用が可能です。
まとめ
インコはとても感情表現が豊かで、愛情深い鳥だということが分かりました。
とても寂しがり屋で飼い主に懐くので、あまり自宅にいれない方は避けた方が懸命です。
平均して10年生きるので、終始育生できるか、よく考えてから飼育しましょう。
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