やめてニャ~!猫がストレスに感じる行為・環境・症状

自由で気ままに生きているように思われがちの猫ですが、かなり繊細な性格の持ち主なんです。

ストレスを感じた猫は、体調不良になることも。

猫がストレスになるような行為を、飼い主さんはよく知っておくことは大事です。

猫がストレスに感じる行為

睡眠を邪魔される

人間でも寝ている時に邪魔されるのはイヤですよね。猫も同じです。

猫の睡眠時間は1日に14~15時間近くといわれています。子猫や高齢猫では20時間。その中で熟睡している時間は3時間ほどです。それ以外はほぼ浅い眠りです。熟睡していないからといえども、とても必要な休息時間なのです。

寝ている猫にちょっかいを出したり、邪魔しないようにしましょう。

集中している時に構われる

睡眠はもちろん、ゴハン、排泄、毛づくろいなど、猫が集中している時には手を出さないようにしましょう。

大きなストレスの原因になります。

過剰なスキンシップ

猫はある程度の距離感が必要です。でも放っておかれると不安になります。

その猫によって性格も変わってきますが、甘えたい時に甘えさせてくれる人、撫でてほしい時に撫でてくれる人が猫は大好きなんです。

嫌だなと思うと、撫でている時に攻撃してきます。これ以上触らないでという意思表示なので、やめましょう。

こんなとき猫の気持ちは?行動や尻尾から気持ちをよみとる

2017.11.19

身体が自由にきかないお世話

猫のお世話で爪切りや耳掃除、ブラッシングなどがありますが、危ないので身体を動かさないようにする行為が猫にはストレスに感じます。

しかし、やらない訳にはいかないですよね…

嫌な事をされたという記憶に残らないように、ご褒美のオヤツをあげるのもいいようです。

あまりにも拒否反応を起こすようなら、トリミングしてくれるお店や動物病院を利用するのもいいかもしれません。

猫がストレスに感じる環境

強い香料

猫はニオイに敏感で、人間に感知出来ないニオイにも反応します。

身体も小さいので、有害なニオイの影響も受けやすいのです。

香りの強い香水や柔軟剤、アロマなども人間にとっては癒しの香りでも猫にとっては大きなストレスです。

特にタバコの煙は呼吸器系、心臓循環器系、皮膚系、アレルギー、喘息、目の炎症、癌などの原因にもなります。喫煙者がいる家庭の猫はリンパ腫になる可能性が2.4倍ともいわれています。

汚れているトイレ

猫はキレイ好きです。

特にトイレが汚れていると、用を足すのをやめることもあり、膀胱炎になる猫も少なくないようです。

トイレはこまめに掃除して、常に気持ちよく排泄できる環境に整えてあげましょう。

大きな音

繊細な猫は大きな音に驚きやすく、それが大きなストレスになります。

玄関のチャイム、掃除機、ドライヤー、雷や花火、工事、苦手な音は沢山あります。声の大きな人や子供の叫び声、怒られた時の声なども苦手です。

もし事前に分かるようでしたら、音がしにくい場所に移動させたり、狭くて落ち着くハウスや押し入れなどに逃げやすいようにしておいてあげましょう。

新しい環境

猫は自分が暮らしている場所に強い結びつきを感じていて、その場所から離れることにとてもストレスを感じます。

自分の匂いがしない新しい場所は不安です。移動の際はいつも使っている毛布などを入れたりして落ち着かせてあげましょう。

また引っ越しした場合などは、今まで使用していたトイレや毛布、トイレなどは慣れた匂いのするものをしばらく使って安心させてあげましょう。

新しいペット、多頭飼い

猫の性格にもよりますし、他のペットや猫との相性にもよります。

あまり相性の合わない子がいると、非常にストレスを感じます。自分の縄張りを他の猫やペットに荒らされることが一番のストレスといっても過言ではありません。

仲良くなるには難しいかなと感じたら、別々に過ごせる環境を作ってあげましょう。特に食事、トイレは邪魔されないようにしっかり場所を分けましょう。

ストレスからくる症状

猫がストレスを感じると、様々な症状があらわれます。思い当たる症状があれば、獣医さんに診てもらうことをおすすめします。

  • 下痢、便秘、軟便、血便、
  • 血尿、尿が出にくそう
  • トイレ以外の場所で排泄
  • 排泄時に鳴く
  • トイレの回数が急増
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 手足、身体を過剰に舐め続ける
  • 攻撃的になった
  • よく身を隠す
  • 頻繁に鳴く

ストレスのない生活で長生きしよう

人間同様に猫もストレスを感じ続けると、心も身体にも不調をきたします。

ストレスは猫にも様々な病気を引き起こします。

言葉が発せない分、飼い主さんが早く気が付いてあげることが大切です。

その猫によってストレスだと感じることも違いますし、いつもと違う変化を感じてあげられるのも一番身近な飼い主さんです。

 

この記事が気に入ったらシェアしよう!