猫は本能で爪とぎをするのには、きちんとした理由があります。
どうしてもやめさせることはできませんので、猫を飼っているならば必ず爪とぎは用意してあげましょう。
今回は、家具につめとぎをしてしまう場合の爪とぎの選び方や、麻とダンボール素材それぞれの、Amazonで売れている爪とぎをご紹介します。
この記事の内容はこんな感じ
猫が爪とぎをする理由
猫の爪は大切な武器であり、道具でもあります。
狩りをするときは、獲物の急所にキバを正確にあてるための前段階として活躍します。
湾曲した爪で捕まえられたら、獲物はもう逃げられません。
猫は爪でガッチリと押さえつけてから、キバを正確に急所にあてるのです。
また木などに登るときには、ハーケンのように爪を引っ掛けます。
そのために爪がいつも尖ってなくてはなりません。

だから猫は毎日、爪とぎをして、とがった爪を保つのです。
爪とぎは本能ですから、叱っても絶対にやめさせることはできません。
うんちやおしっこをやめさせることが出来ないのと、同じです。
爪を切っても爪とぎはします。
飼い主にできるのは、爪とぎをしてもいい場所で、爪とぎさせることだけです。
そのためには、爪とぎ器を用意するしかありません。
古い爪をはがすのが爪とぎの作業
猫の爪は鉛筆のキャップを幾重にも重ねたようなつくりになっています。
内側に新しい爪ができる仕組みです。
ガリガリと爪とぎをすると、いちばん外側にある古い爪がはがれ落ち、新しいとがった爪が現れます。

それが爪とぎの作業です。
爪とぎするのは、表面が柔らかくて爪が刺さりやすい場所か、爪が引っかかりやすい場所です。
そうでなければ、古い爪が剥がれません。
爪とぎ器のまわりを探すと、剥がれ落ちた古い爪が見つかります。
三日月のような形をしているものが多いのですが、たまに爪の形そのものをしたものが、すっぽりと抜け落ちていることがあります。

家具に爪とぎされる場合の選び方
爪とぎ器の材質え選びは「家にあるどんな物より、爪のとぎ心地がいい」と猫が思う材質を選ぶことです。
もし猫が「爪研ぎ器より、ソファーの方が研ぎ心地がいい」と思ったとしたら、爪とぎ器を使ってくれません。
ではどうやって材質選びをするかですが、まず家の中にある家具などの材質をチェックしてください。
そして家の中にはない材質で、かつ猫が好む材質でなくてはならないのです。
爪とぎ器と同じ材質のものが他にあったら、猫はこちらも爪とぎ器だと思ってしまいます。
爪とぎ素材の種類
家の中にはない材質の中から、猫が「家にあるどんな物より、爪とぎの心地が良い」と思う材質を探すわけですが、これは試行錯誤してみるしかありません。
色々買ってきて試してみてください。爪とぎ器には、
✔ダンボール製
✔カーペット製
✔麻縄製
などがあります。
ダンボール製は、研ぎクズが散らばるという理由で嫌がられることが多いのですが、爪とぎ器として好む猫が多いのも事実で、かつ安価です。
クズが飛び散るのを防ぐケースがありますから、それを利用するといいでしょう。
ダンボール素材のメリットとデメリット
◯メリット
✔安価
✔手軽に破棄できる
✔軽い
✔好む猫が多い
✕デメリット
✔カスがでて掃除が面倒
✔オシャレなものが少ない
麻素材のメリットとデメリット
◯メリット
✔持ちがいい
✔クズがでにくい
✕デメリット
✔場所を取るものが多い
✔やや高値
爪とぎ器は定期的に交換を
猫は研ぎ心地のいい爪とぎ場所を探しています。
猫が爪とぎ器を使えば痛むので、定期的に交換をしないと猫にとって「研ぎ心地」が悪くなります。
もっと研ぎ心地のいいものを探して、爪をとごうとするので、その結果家具に爪を研がれてしまったりします。
傷んだ爪とぎ器を早めに新しいものと取り替えること、これも大切なことです。
では素材別におしゃれな爪とぎをご紹介していきます!
ダンボール素材 ミュー (mju:) ガリガリサークル

商品詳細
見たことがある方も多いのでは?それぐらい人気のある商品です。
猫たちがくつろげるように開発された猫専用の爪とぎ。
猫がすっぽり丸くなってくつろげるサークル型クラウチングタイプです。
我が家の2匹の猫たちも、よく丸くなって寝ています。
内側の爪とぎ素材は、硬質の底面(横目)と軟質の側面(縦目)あり、爪とぎ時の削りカスが飛び散りにくい構造設計。
猫がどこでも爪をとげるように、内側はすべて段ボールの爪とぎ素材を使用。
猫が興味を示さないときに、爪とぎにふりかける「またたび」を付属。
商品情報
本体サイズ (幅X奥行X高さ) | 37×37×14cm |
本体重量 | 1000g |
商品購入はこちら
ダンボール素材 ミュー (mju:) ガリガリウォール スクラッチャー

商品詳細
愛猫が立ったまま背伸びして使える壁面設置型スタンディングタイプです。
立ったまま、壁をガリガリしてしまう猫にも向いていそうです。
爪とぎ時の削りカスが飛び散りにくい構造で、目が細かく固めの段ボールを使っていますので長持ちし、底面すべり止めシールと、愛猫が興味を示さないときにふりかけるネコちゃんの大好きな「またたび」付。
同製品別サイズ(高さ)もあり、背面折り畳み式で持ち運びしやすい軽量です。
商品情報
本体サイズ (幅X奥行X高さ) | 35.0×32.0×90.0cm |
本体重量 | 2,3kg |
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ダンボール素材 アイリスオーヤマ ネコの爪とぎ 6個パック

商品詳細
またたびパウダー付つめとぎのしつけにも使用できます。
目が粗いので爪がひっかかり、研ぎやすくなっており、両面同じ構造で2回使えて経済的です。
以下の本体の詰め替え用です。本体がなくても使えますが、本体があるとゴミが散らばらないので一緒に使うことをおすすめします。
商品情報
本体サイズ (幅X奥行X高さ) | 48.5×12×15cm |
本体重量 | 606g |
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麻素材 マルカン どこでもツメとぎタワー

商品詳細
組み立て簡単! 麻縄とカーペットで楽しくツメとぎ! ネズミのおもちゃが付いています。
こちらも立って研ぐタイプなので、壁ガリガリしてしまう猫に良さそうです。
上部の麻部分は、だめになったら交換できるので経済的です。
商品情報
本体サイズ (幅X奥行X高さ) | 30×30×55cm |
本体重量 | 1750g |
商品購入はこちら
交換用↓
麻素材 ツメとぎキャットタワー 極太 麻縄巻き

商品詳細
研ぎ応え抜群の極太ポール!
全面に縄が巻いてあるので、両手でガッシリ掴んで思う存分爪とぎしてもらえます。
支柱は2種類から選べ、ボロボロになっても交換もできるので、ずっとお使い頂けます。
太目のしっかり安定したポールで、てっぺんに乗れちゃいます♡子猫の遊び場としても大活躍。
商品情報
本体サイズ (幅X奥行X高さ) | 高さ61.5cm×幅40.5cm |
本体重量 | 4.5kg |
商品購入はこちら
↓交換用
まとめ
立って爪を研ぐタイプか、座って爪を研ぐタイプか、麻がいいのかダンボールの方がいうのかは性格によって様々なので、飼い主はよく観察しどちらのタイプを好むのか試行錯誤し、ベストな物を揃えてあげることが、家具に爪を研がれないようにする秘訣です。
猫を飼育している以上爪とぎは必須アイテムなので、麻タイプなんかは交換ができるものを選びましょう。
ダンボールはカスが出るので、カスがでないよう本体などと一緒に使用するのをおすすめします。