猫のハーネスをご存知ですか?
犬のお散歩ではよく見かけますが、猫のハーネスもあるんです。
通院時の脱走防止や、万が一避難する場合などにも重宝します。
しかし猫はハーネスに慣れていないと、全く動いてくれなかったり、装着時に嫌がられてしまって大変な思いをしたり・・・悪戦苦闘して諦めた飼い主さんも少なくないようです。
今回はそんなちょっと神経質な猫へ、ハーネスの慣れさせ方やハーネスの選び方、サイズの測り方や、Amazonなどで人気のハーネスをご紹介します。
猫用ハーネスの選び方
ハーネスを購入し、実際に何本か失敗も経験しました。
ハーネスを選ぶ際には以下のことを特に注意すると、愛猫も飼い主さんも使いやすいと思います、
サイズ
必ずサイズは計測して選びましょう。指1~2本分が入る隙間があるとベストです。
特に毛量が多い猫などは、計測する際には体のサイズをしっかりと測りましょう。毛の上からふんわり測ってしまうと大きな誤差が出てしまいます。
体より小さなサイズのハーネスを使用すると、装着している猫は不快で負担も大きいです。体より大きめのハーネスを使用すると、簡単に外れてしまい危険です。
何となくで選ぶことなく、購入する前に猫のサイズはしっかりと計測しましょう。
素材
一番オーソドックスな素材として使われるのがナイロンです。軽量で耐久性に優れているため、ガジガジ好きの噛み癖のある猫にも安心です。
ナイロンの中でも通気性のよいメッシュ仕様のハーネス、衝撃を吸収できるクッション入りのものなど、さまざまなタイプがあります。
また、敏感肌や皮膚疾患がある猫にはオーガニック生地がオススメです。ナイロンの方が耐久性は優れていますが、肌触りが良く、やわらかいので着心地も良いです。
個人的な意見になりますが、洗ったときに乾きやすい素材がとても楽でした。
汚れた時に簡単に洗えますし、乾きやすい生地は厚くなく猫にもフィットしやすく負担なく使用できるものが多いように感じました。
着脱のしやすさ
着脱のしやすさは、重要です。
着脱時が一番嫌がるので、なるべく手順が少なく素早く装着できるものを選ぶと、愛猫の負担も少なくすみますね。
猫用ハーネスのサイズ測り方
ハーネスのサイズの測り方は、以下の画像を参考にしてください。
大体のハーネスは、首とバストが2重でつながれているものが多いです。
2カ所でホールドされているので首に負担もかかりにくく、より外れにくく装着できます。
ハーネスを選ぶときに一番重要といっても良いのが、胴回り(バスト)サイズに合わせて選ぶことです。
脇の下あたりにメジャーを通すと、バストが測れます。
座っていたり、寝ている状態では正確なサイズが測れません。
また、何度か測って平均を出すとより正確なサイズが分かります。
猫がハーネスを嫌がり動かない場合
まずはハーネスのサイズが合っているかを確認しましょう。
バスト箇所に指1本分くらいが入る余裕がないと、きつすぎて動けません。
サイズの問題ではなく、ハーネスを嫌がる場合、我が家で実際にやった慣れさせ方はこちら。
- 最初からハーネスはハードルが高かったので、首輪から慣れさせる。一日数分の首輪装着。
- 首輪が慣れてたら、首輪+リードで部屋の中をお散歩
- 首輪+リードでベランダや家の目の前でお散歩
- 首輪が出来るようになったらハーネスに変えて最初から試す。
ハーネスより首輪の方が装着面が少なく、違和感が少ないように思えます。
しかし、首輪は気管支や首が弱い子にはオススメしません。また強く引っ張ることも首に負担がかかるので危険です。
その場合は、最初からハーネスを部屋の中で試してみて下さい。
一番重要なのは、嫌がったら無理しないことです。無理矢理させることでもう二度と着けたくないと思わせてしまうと、さらに時間が掛かってしまいます。
部屋の中でハーネスが着けられるようになったら、おやつをあげたり、遊んだり、ハーネスを着けてると良いことがあると思う時間にしましょう。
ちなみにこの子は首輪+リードも苦手でまったく動きませんでしたが、除々に慣れて今ではハーネスでも颯爽と歩いています。
また、猫の被毛には「感覚毛」と呼ばれるセンサーのような毛があります。
生地の面が多いハーネスや洋服などを着用する際に、この毛が覆われることで腰が抜けたように見えたりうずくまったりすることがあります。
数回で慣れる子にいれば数ヶ月かかる子もいるようです。
人気の猫用ハーネス
猫用 ハーネス 頭を通さずマジックテープで装着
こちらの商品はAmazon猫用ハーネス1位です。
愛猫の体をしっかり包み込み、首回りへの負担をカットしたベスト型のハーネスです。
直接体にあたる部分は柔らか。点や線ではなく面で触れていますので、猫ちゃんにかかる力は分散されて負担をかけません。
また、肩・胸・おなかの部分がそれぞれ別布になっているため、一枚布で作られたもののように猫ちゃんの動きを邪魔しない構造。
内側はソフトタッチと通気性のよいメッシュクッションなので、摩擦を避けて肌をやさしく守ります。
首周りの両側のバックルと腰周りの左側のバックルを備えたダブルブロックに加えて、小さな猫が逃げないようにベルクロでさらに猫の体型に合わせて細かいところまで調整することができます。
万が一、ベルクロが外れても、ベルクロが残っているので最悪の事態は回避できる優れものです。
装着方法は、頭を通さずマジックテープで簡単。
また、リード延長が可能です。
持ち手も、メッシュ素材で握り心地が良くなっています。
背中の縁どりに3M超反射素材が付いているので、夜道も安心ですね。
また、30日内に交換・返品のアフターサービス付きです。
アーミーグリーン、グリーン、ブラック、ブラック02、ブルー、ライトパープル、レッド、レッド02、ローズピンク、ライトブルーの10色。
サイズはXS~Mまでの3サイズから選択できます。
衝撃を綿で吸収しているので猫に負担がかかりにくくなっています。
色は、タータンチェックイエロー、タータンチェックネイビー、タータンチェックピンク、タータンチェックブルー、タータンチェックベージュ、タータンチェックレッドの6色。
こちらはMサイズの商品ですが、S~3Lまであります。
サイズ | 胴回り(cm) | 背丈(cm) | 前着丈(cm) |
S | 27~31 | 12 | 9 |
M | 31~35 | 14 | 11 |
L | 35~39 | 16 | 13 |
LL | 39~43 | 18 | 15 |
3L | 43~47 | 20 | 16 |
※脇の下の胴周りを測って下さい。できるだけピッタリサイズで測って下さい。
(サイズを測るのは胴周りだけです)
ダブルロックタイプの猫用ハーネスです。
4つの特別な柔らかいベルクロが首と胸に使用され(首に2つと胸に2つ)、調節可能なストラップ付きの3つのプラスチックバックルが首と胸に追加され、よりフィットして抜けにくくなりました。
通気性のあるエアメッシュで、柔らかく軽量なので動きやすくなっています。
ハーネスには、120cmのひもと360回転可能なスイベルフックが装備。
また反射素材も縫い込まれているので、夜も安心です。
色は、サファイヤ、ターコイズ、ピンク、蛍光色、赤、青、黒の7色です。青だけ柄です。
サイズはXXS~Mです。
負担なくハーネスを使えるようにしよう
今回は猫用ハーネスをご紹介しました。
犬と比べて猫がハーネスを使っている姿を見ることは少ないですが、動物病院などに行くと使っている子を見ます。
普段愛猫をお散歩させることがなくても、病院に行く際や避難しなくてはいけない状況になった時に使えるようにしておくと安心です。
また、ハーネスを使用するにあたって愛猫のサイズに合うものが一番大切です。
換毛期前後でも多少サイズは変わりますし、体型の変化もありますので、定期的にハーネスが体に合っているかチェックするのもお忘れなく。
そしてハーネスを着けるのを嫌がる子は無理せずに気長に慣れさせていきましょう。3ヶ月以上かかる子も珍しくはないようですが、飼い主さんが頑張って少しずつ慣れさせていくことで負担なく使えるようになります。