雨の日の犬の散歩は大変です。
「今日は雨降っているからお散歩はやめておこうね」で済むワンちゃんもいますが、外でないとトイレしてくれない、体力が有り余ってる、ストレスが溜まってしまうなどの理由で、雨でも雪でも散歩が必要な子もたくさんいますね。
散歩に行くまでの準備、帰ってから拭いたり洗ったり乾かしたり、そして片付けて…
飼い主さん、お疲れ様です。
雨の日の散歩の負担を減らし、気分が明るくなるような可愛くて機能的な犬のレインコートを今回はご紹介します。
犬用レインコートのメリット
うちの犬は、レインコートはきっと好きじゃないだろうな。歩きにくそうなイメージがあるから、着せたくない。と思っている飼い主さんも少なくないかと思います。
そこで、レインコートを着せることのメリットをご紹介します。
皮膚炎の心配が軽減される
犬をしっかりと乾かすのには時間がかかりますが、毛が濡れた状態や、半乾きの状態のまま、乾いていたと思っていても被毛の中は湿っていたりすると、細菌が繁殖しやすく、皮膚炎のリスクが高くなります。
細菌性皮膚炎
赤い発疹が現れたりかゆみが出たりする皮膚炎です。
皮膚にいる常在菌が感染を引き起こし、皮膚の上で増殖することによりかゆみや炎症を引き起こしてしまいます。
真菌性皮膚炎
普通は皮膚のバリア機能が働いてカビの感染を抑えているのですが、免疫機能が落ちたり外的要因がもとになって皮膚のバリア機能が破られた時にカビが感染してしまいます。
特に高温多湿になりやすい梅雨時期は、皮膚炎になる子の増加、アトピーなどの皮膚疾患が悪化しやすくなります。
シャンプーの回数が減らせる
皮膚が弱く、アレルギーなどがある犬は、雨に濡れること自体肌に負担がかかりますが、雨の散歩の度にシャンプーをするのも、さらに肌へ負担をかけることになります。
とはいえ、犬は人間より低い位置で歩いているため、物理的に泥汚れや雨水がよりかかってしまいます。
やはりシャンプーが必要になりますし、軽度の濡れ具合でも毎回拭いてドライヤーをかけますよね。
乾かすためのドライヤーの熱風のあて過ぎは、痒みを誘発する場合もあります。皮膚疾患の子や、皮膚が弱い子は痒きすぎから悪化する可能性も。
レインコートでも完全に濡れないわけではありませんが、濡れずにすむ部分が多い分、帰宅後のお手入れが楽ですし、ワンちゃんへの負担も減ることは間違いないですね。
犬用レインコートの選び方
犬のレインコートの種類は近年とても増えてきました。
しっかりと雨や汚れから守ってくれる機能を果たせるように、愛犬が嫌がらず着てくれるためにも、レインコートの選び方はとても重要です。
愛犬に向いている形を選ぶ
レインコートの形も種類があります。
手足まで覆っているので、お腹や足など汚れやすい犬におすすめです。
ポンチョタイプよりは着せるのに時間がかかったり、4本の足を覆う分抵抗があるワンちゃんもいるかもしれません。
着脱がラクです。
レインコート初心者さんなどにはこのタイプからでもいいかもしれませんね。
トイレもしやすい形状です。
すっぽり覆うタイプよりは、手足など濡れやすい部分は多いです。
犬種のサイズや毛の長さ、身体のどの部分が汚れやすいかなどにもよりますので、自分の愛犬に向いているのかどうか、よく考えてから購入しましょう。
愛犬のサイズを測る
服と違って伸縮性がない素材なので、サイズに合わないとズレやすい、脱げやすい、歩きにくいなど支障が出てきてしまいます。
胴や足の長さ、首周りなどのサイズを測り、愛犬のサイズに合うものを購入しましょう。
着脱のしやすさ
着脱させにくいと、レインコートが面倒になります。愛犬もレインコートが好きではなくなります。
実際に使ってみないと分からないこともあります。
購入された方のレビューなどを参考にするといいかもしれません。
通気性のよさ
雨の日は湿度も高く、レインコートの中は蒸れやすくなります。
梅雨の時期の使用も考えて通気性も考慮した方がいいですね。
- 生地が薄め
- 中がメッシュ素材
周りから見えやすい色
雨の日は視界も暗く、周りからも見えにくい状態です。
傘を差している人が、散歩中の犬に気が付かずに蹴ってしまうような事故もあるようです。
暗い色よりは明るい色の方が目立っていいですね。
また夕方から夜間の散歩の時などには、リードや首輪にライトや反射テープがない場合、レインコートについている方が安全です。
レインコートを嫌がる場合
愛犬にレインコートを着せてみて嫌がる場合は、カサカサする音がイヤなのか、そもそも服を着ること自体に抵抗があるのかを見極めましょう。
服自体に抵抗があるのであれば、普段自宅の中でも服を着せ慣れさせるしつけをしましょう。
カサカサする音に抵抗がある犬は、レインコートの水を弾く素材上どうしようもありませんので、歩くときになるべく当たらない物で、音がしにくい物を選びましょう。
また、レインコートを家の中で着せて慣らすのもいいですね。
最初は軽く羽織って、オヤツをあげたらスグに脱がせてあげる。何度か何日かやってみて、慣れてきたら、しっかり着せてオヤツをあげる。大丈夫そうなら、そのまま着せて少し家の中で過ごしてみる。
無理ならスグに脱がせる。この繰り返しをして、レインコートを着ても嫌な事は起きない、オヤツももらえると認識していくと慣れてくれる子が多いようです。
ゆっくり慣らしてあげて、決して無理矢理着せたり、叱ったりはしないで下さいね。
おすすめレインコート
OTOKU 犬用レインコート 小型犬 中型犬 大型犬 帽子付
OTOKUペットレインコートは、全身丸ごと包むタイプです。
お腹の方にマジックテープやボタンで留めるタイプが多い中、こちらは背中開きなのが特徴です。着脱させるのに便利ですね。
レインコートはマジックパットとボタンでダブル加固した仕様で、表面から縫い目まで撥水と防水加工を2重施しています。
また、嬉しい機能が2つ。
帽子は取り外しが可能で、雨の日も、雪の日や晴れの日も対応できます。マジックテープで止める仕様で、更に落としにくくなりました。
また、ワンちゃんたちの普段のおしっこやしっぽ、リードを付けるための穴のことも考えています。
おしっこの穴は写真のように三角形の部分に沿って切ると、簡単にできるようです。
【着用方法】
- まずは前足を入れてから、背中のボタンをとめる
- そして、後ろ足も入れて、背中のボタンをとめる
- それから、背中のマジックテープを貼る
- 次は帽子を直す
- 最後は帽子とレインコートを(マジックテープで)接着するだけでOK。
色は3色で、赤、青、迷彩。
サイズは12~30まであります。小型犬から大型犬まで対応。
バスト、背丈、首周り、体重をサイズ一覧で参考にして下さい。
ペットレインコート 犬用 レインコート 犬用ポンチョ 帽子付 リード穴あり 調整可能 着脱簡単 反射テープ 小型犬中型犬大型犬
簡単に着脱できるポンチョ型のレインコートです。
軽くて、折り畳んで収納できるので、お出かけの時の携帯用にも便利ですね。
裏地はメッシュになっていて通気性もよく、暑い時期にも安心です。
調節可能なマッジクテープが付き、首の後ろにリードホールもあります。
反射テープも付いているので、夜間の散歩にも使えます。
背中にはおやつなどを入れるポケットが付いています。
色は6色で、レッド、イエロー、オレンジ、ピンク、紺色、ブルー。
サイズはXS~XXLの7サイズ。
胸囲、背丈、頸囲、体重を参考にして選んでください。
※サイトには「愛犬の体型より大きなサイズをお選びください。実際サイズより1-2センチメートルの大きいサイズをお選びいただくことをお勧めします。」との記載がありました。
PAWZ Road ドッグウェア 犬服 レインコート 犬 猫 小型犬 中型犬 洗える 着脱簡単 チェック柄
着脱が簡単なマントタイプのレインコートです。チェック柄が可愛いですね。
首とおなか側をマジックテープでとめられて調節できるようになっています。
リード用の穴も付いています。
サイズはS~LLの4つです。小型犬から中型犬用ですね。
着丈、首周り、胴回りのサイズを確認して選んでください。
Msy yien ペット用 レインコート 防水 小型犬 中型犬 雨具 軽量 帽子付き
こちらは足まですっぽりタイプのレインコートです。
顎下からお腹まではボタンで留めます。
胴回りとフードはつまみの紐で調整できるのが嬉しいですね。
反射バーも付いているので夜のお散歩も安心です。
トレンチコート生地になっているので大雨でも心配ないようです。
内側は通気性の高いメッシュ素材になっています。
拭くだけで雨や汚れも落ちるようなのでお手入れも簡単ですね。
色はピンクとブルーの2色です。
サイズはM~4種類です。小型犬~中型犬のサイズのようです。
ご購入前に必ずペットのサイズをお測り頂き、実寸で確認してください。
Msy yien ペット用 レインコート ポンチョ 防水 小型犬 中型犬 犬の服 ペット用品 雨具 軽量 可愛い 帽子付...
レインコートを活用して、快適に雨の日の散歩に行きましょう
今回は犬のレインコートのメリット、選び方、商品をご紹介しました。
レインコートを購入する際に気をつけることは、
✔ サイズをしっかり測る
✔ 通気性のよさ
✔ 着脱のしやすさ
を重点に置き、愛犬に合ったレインコートが見つかるといいですね。
ワンちゃんも飼い主さんも、負担なく雨の日のお散歩が楽しめますように。