ミニチュア・シュナウザーってどんな犬?飼育方法・毛色の種類・しつけ

必要な運動量

ミニチュア・シュナウザーは小型犬ですが、運動量は多い方です。

1日2回30~60分くらいの散歩が必要で、メリハリのあるお散歩を心がけましょう。

とても活発的なので、ボール遊びなどの作業要素のある遊びはとても喜びます。

休みの日にはドッグランで思い切り走らせてあげたり、時には違った環境での散歩にも興味を示します。

ミニチュア・シュナウザーの手入れ・ケア方法

ミニチュア・シュナウザーの被毛は、ダブルコートになっていますので週に2~3回のブラッシングが必要です。

ミニチュア・シュナウザーのカットは、眉毛や髭を活かしたカットが主流となっていましたが、近年では飼い主さんの好みによって色々な形に整えることが多くなってきました。

サロンへ行くと、カットの見本があるほどのようです。

ミニチュア・シュナウザーは耳の中にも毛が生えていますので、お手入れの際には抜く必要があります。その他に、爪切り、耳掃除、肛門線絞り、歯磨きなども必要です。

ミニチュア・シュナウザーのチャームポイントでもある長い髭は、食事の時に汚れてしまいますので、きれいに拭き取ってあげる必要があります。

ミニチュア・シュナウザーの被毛はダブルコートなので、柔らかいアンダーコートと表面を覆う硬い毛が毛玉になってしまうことがありますので、週に2~3回はブラッシングしてあげてください。

ブラッシングすることによって埃なども取れるので血行も良くなり皮膚疾患になりにくくなります。

他にシャンプー、カット、爪切り、耳の手入れ、肛門線絞り、歯磨きなどのお手入れが大切になります。

犬の歯磨きどうしてる?【歯磨きのやり方、頻度、慣れさせ方】

2021.05.07

耳の手入れは、垂れ耳の場合汚れやすくなりますのでイヤーローションなどで拭き取り、耳の毛も抜く必要があります。

ミニチュア・シュナウザーの場合カットも必要なので、サロンでお願いする方が良いと思います。

サロン費用

お店や地域によって金額は異なりますが、ミニチュア・シュナウザーの場合、シャンプー・カットで7,000円前後。

それに爪切りや耳掃除、肛門線絞りなどのオプションを付けると9,000~12,000円になります。

トリミングの頻度は、1ヶ月に1回くらいが目安です。

かかりやすい病気

若年性白内障

水晶体が白濁する目の病気で、白内障は加齢と共に発症することが多いのですが、ミニチュア・シュナウザーの場合は、遺伝的な要素があり5歳未満で発症することがあります。

遺伝性の若年性白内障の場合は進行が早く、失明する可能性もありますので、早期発見が必要です。

進行性網膜萎縮

こちらも遺伝性の目の病気で、夜暗いところで見えにくくなります。この病気は進行性で現在の医学では治療方法が確立されておらず、やがて失明してしまいます。

尿路結石症

膀胱、尿道、腎臓、尿管に結石ができる病気です。

ミニチュア・シュナウザーは、遺伝的になりやすいと言われています。

糖尿病

人間と同じように、膵臓からインスリンの分泌が不足すると高血糖になる病気です。

アトピー性皮膚炎

アレルギー性物質による皮膚炎で、環境やアレルギー物質によってなります。

レッグ・ペルテス病

小型犬の成長期に発症することが多く、原因については不明で、遺伝的な要素の可能性があります。

大腿骨頭への血行が滞り、壊死してしまいます。

足を引きずったり、関節痛などの症状が見られ、股関節を触ろうとすると嫌がるようになり、治療が遅れると後遺症が残りますので、早めに気づいてあげることが大切になります。

膵炎

膵炎は、肥満やウイルス感染、異物や腫瘍によって膵管が詰まったことなどによって発症したり、ステロイド剤、利尿剤などの薬物によるものなど原因は多岐にわたります。

雄よりも雌の方が多く見られ、5歳くらいからの発症率が高くなっています。

門脈シャント

門脈シャントは、先天的な場合と、後天的な場合によって発症する病気で、肝臓に流入するはずの門脈血流が、肝臓を迂回して全身循環に流れ込む血管奇形の病気です。

症状としては食欲不振・ふらつき・嘔吐・下痢などが挙げられます。

ミニチュア・シュナウザーの価格相場

ペットショップなどで売られている価格が100,000~200,000円、ブリーダーの場合150,000~300,000円が相場です。

金額の差は、体つきや色、雄か雌かでも金額が異なり、一番ポピュラーな毛色のソルト&ペッパーが一番安く、ブラックやホワイトが一番高額になります。

雌は雄よりも多少高くなります

飼う場合はブリーダー・ペットショップ・里親?

ペットショップの中にも丁寧に接してくれるところもありますが、ペットショップは売るのが商売なので、子犬がどのような環境で産まれ、親はどんな犬なのかまで把握していません。

ブリーダーからの購入の場合は、産まれた環境や親がどんな個体なのかを自分の目で確認することができるといメリットがあります。

ブリーダーなら安心というわけではなく、中には悪質な所も存在するということは事実です。

ブリーダーから買う場合でも必ず繁殖元へ出向き自分で納得してから購入するようにしましょう。

里親サイトの選択肢

里親施設では様々な犬たちが新しい飼い主さんが迎えに来てくれるのを待ちわびています。

里親の施設にいる犬たちは、それぞれの事情があって新しい飼い主さん現れるのを待っています。

里親の施設にいる犬の殆どは成犬ですが、施設の管理者の方々から愛情を込めて管理され、新しい飼い主さんのところに引き取られてからもかわいがってもらえるように躾がされていることも多く、飼いやすいという利点があります。

特に、初めて犬を飼う方や、小さなお子さんがいる家庭、自分の年齢が気になりだした方にお勧めです。

幼犬の時は、イタズラや躾の面で苦労される方々も多く見かけますが、成犬の場合は既にその段階から卒業していることも多いので、とても飼いやすいと思います。

ミニチュア・シュナウザーの里親募集サイトもありますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
1匹でも多くの犬たちが、自分だけを愛してくれる幸せな家庭に恵まれると嬉しいです。

ペットのおうち
http://www.pet-home.jp/dogs/cg_1140/

ジモティー
https://jmty.jp/all/pet-kw-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%B6%E3%83%BC

ペットの命
https://satooya.wancat.info/dog/miniature-schnauzer

チームシュナウザーレスキュー
https://tschnar.jimdo.com/保護犬一覧/

まとめ

長い眉毛と長い髭はおじいさんのようだけど、それがチャームポイントにもなっているミニチュア・シュナウザー。
そんな顔で見つめられたら憎めない愛らしさを持ち合わせています。

様々なカットも楽しめ、犬とのお出かけも楽しみになること間違いなしです。

小さいけど力持ちの姿を見ていると逞しくもあり惚れ直してしまいます。

ミニチュア・シュナウザーの性格や、かかりやすい病気などについてまとめてみましたので、これからミニチュア・シュナウザーを飼いたいと思っている方や、既に飼っている方にも参考になったら嬉しいです。

この記事が気に入ったらシェアしよう!