【2020年版】着ると涼しい犬の夏服

暑くなり、人間以上にワンちゃん達も過ごしにくくなってきましたね。

この時期になると散歩も大変です。暑さを避けて、いつもの散歩時間をズラしている飼い主さんも多いですよね。

日が落ちた夕方でも、日中の熱がまだ地面には残っているので、地面に近い犬は少し歩いただけでも暑くなってしまいます。

熱中症は暑い時間帯だけではなく、夕方や夜にでも充分に注意が必要です。

対策のひとつとして、夏用の服を愛犬に着せてのお散歩はいかがでしょうか。

普段の犬の服と夏服の違いや、夏服のメリット、注意点などを今回はご紹介します。

夏に服を着せるメリット

「暑いのに服を着せられて可哀想」と言われたことがある飼い主さんもいると思います。

犬の洋服は寒さをしのぐだけではありません。

夏だからこそ着せた方がいい理由もあるのです。

熱中症対策

犬は人間と違い、身体で汗をかくことが出来ません。

犬の汗腺は鼻の頭と足裏の肉球だけです。

そして、舌を出してハアハアと息をする呼吸法「パンティング」で体温調節をしています。

そのため、体温調整が難しく、特に熱中症にはなりやすいので注意が必要なのです。

犬の夏服には、体を冷やしてくれる効果の素材を使用したり、熱がこもりにくい工夫がされているものが沢山あるので、着ていた方が涼しいこともあるのです。

【2020年版】ひんやり気持ちいい犬猫の夏用ベッド

2020.06.05

紫外線対策

夏の強い紫外線には、犬にも注意が必要です。

犬の被毛やデリケートな皮膚に強い紫外線が当たると、炎症などのトラブルを引き起こす原因にもなります。

サマーカットをするワンちゃんが増える時期でもありますし、特に毛がない犬や短毛犬などは紫外線防止で夏服を着せることをオススメします。

最近では、UVカットの機能がついた服もたくさん販売されています。

冷え対策

クーラーの効いた部屋では、冷えすぎ防止に服を着せておくのもいいですね。

暑さにも気を付けたい夏ですが、意外とクーラーで体調を崩すワンちゃんも少なくありません。

寒さに弱い小型犬、短毛種やシングルコートの犬種は寒く感じやすいので気を付けたいですね。

特にスムースコートチワワ、イタリアン・グレーハウンド、ミニチュアピンシャーなどには注意が必要です。

虫さされ予防

ノミやマダニ、蚊、蜂、ブヨなどの虫が気になるのもこの時期です。

緑が多い場所は涼しくて散歩しやすいですが、その分虫が多いですね。

草むらから出てきたら、愛犬の毛に変な虫がくっついてたという経験もあるかと思います。

服を着ていることで、直接虫が付いたり刺されるリスクを減らせます。

汚れ対策

お散歩中の汚れはもちろん、水遊びをする時にもとても便利です。

泥汚れになると、シャンプーも大変ですよね。

撥水効果のある服もあるので、水遊びや雨上がりのお散歩の時にもとても役立ちます。

服を着せる時の注意点

ストレス

中には、服を着せられることに大きなストレスを感じるワンちゃんもいます。

最初は着心地のいい素材でタンクトップなどのシンプルな服を短時間だけ着せてみましょう。

着られたら、オヤツをあげたり、好きなオモチャで遊んであげたり、服を着ると楽しいことが起こると思わせて、徐々に時間を伸ばして慣らしていきましょう。

しかし、それでも着せられることを嫌がるワンちゃんには無理矢理着せる必要はありません。

お散歩が嫌いになったり、飼い主さんに不信感を抱くようになってしまいます。

毛玉

服を長時間着せていると、服と毛が擦れて毛玉ができやすくなります。

毛玉は抜け毛や皮膚病の原因にもなりますので、長時間の着衣はやめましょう。

毛玉防止や蒸れを防ぐためにも、こまめにブラッシングをしてあげましょう。

静電気

服の脱ぎ着させる時に起こりやすい静電気。

パチッという静電気の痛みが苦手なワンちゃんもいます。

その痛みや衝撃が嫌で服を嫌がる場合もあります。

誤飲

犬の服もとてもファッション性が高くなってきています。

その分、服の装飾部分の誤飲も増えているようです。

ボタン、レース、ビーズ、紐、リボンなどは気を付けましょう。

すぐに口にしてしまうワンちゃんや、飼い主さんがずっと見ていられない時は、装飾のないシンプルな服が安心ですね。

夏服を選ぶポイント

素材

防寒の冬服と違い、夏は蒸れずに涼しく過ごせる素材の服を選びましょう。

通気性の良い素材であることが大切です。

最近では、冷感素材などの服も人気が高くなっています。

機能

水に濡らすと冷たく感じるものや、防虫効果があるもの、撥水効果があるものなど、さまざまな機能があります。

家でゆっくり過ごすときに着せる服なのか、お散歩の時に着せる服なのか、用途にあった服を選んであげましょう。

おすすめ犬の夏服

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水に濡らして絞って着せる服です。

内側の被毛に接する部分は撥水性のある生地で、外側は保水性の高い生地になっているので、愛犬の毛が濡れることはなく涼しく着用できます。

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乾くと冷却効果がなくなり、乾燥したまま着用すると保温状態となってしまうので、必ず濡れた状態で使用して下さい。

サイズはＳＳ～Ｌまで。

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夏にも服を着せて快適に過ごそう

犬に洋服着せるのは、ファッション性だけだと思っている人はまだまだ少なくないようです。

人間も夏に裸で外に出たら、皮膚は赤くなりますし、暑くてたまりません。

１枚服を着ているだけで守られている部分は大きいのです。

さらに機能が高まった素材もどんどん出てきているので、嫌がらなければぜひ愛犬にも着せてあげて、快適な夏を過ごしてほしいと思います。