猫に布団でおしっこされた・・・!原因と対策方法について

寒くなると、家猫の場合布団に潜り込んできて一緒に寝ることも多くなってきますよね。

つい先日、いつものように一緒に寝ていると、少し痙攣しだし「ん?どうしたんだろう」と思い様子を見ていると、突然スッと布団を出ていきました。

しきりに股間を舐めているので、なんかイヤな予感がし恐る恐るマットレスを触ってみると・・・冷たい!!!!!

 

はじめて飼い猫にお漏らし?おしっこをされました…

何かの病気なのか、それともただ単にちびってしまったのか?だとしたらなぜ?!マットレスにお漏らしされ、洗うに洗えないし、どうしよう。。。

そのとき調べたお漏らしをされた“原因”や“病気”の可能性、お漏らしされた“マットレス・布団の対処法”などをご紹介します。

KIKI
ママごめんなさい…

 

布団で粗相をする原因

「ただのお漏らし」なのか「尿スプレー」なのかを見分ける

 

尿スプレーの特徴

去勢・避妊手術を行っているかでも変わってきますが、基本的には去勢・避妊避妊手術を行っていない場合、スプレー行為をする可能性が高いです(オスだけだと思われがちですが、発情中のメスにもスプレー行為はあります。)

一般的に猫は腰を下げて排尿しますが、尿スプレーの場合は立ったままスプレーのように尿を飛ばすのが特徴。

そのため壁などの高い位置に尿がつくことが多いのですが、もちろん布団の上にしてしまう場合もあります。

スプレー行為をする原因は、よいオス/メスと交配するための、におい付けと考えられます。

スプレー行為かどうかを見分ける方法として、まず時期をみててください。

猫の発情期は2~4月上旬、6~8月が多い。期間は14~21日。

その他の特徴は、以下のような行為がみうけられます。

特徴のある高い鳴き声を出し続ける
尿スプレー(フェロモンでオス/メス猫を惹きつける)
おしっこの回数が増える
身体を飼い主や家具に床にこすりつけ、くねくねする
ロードシス※床に伏せっておしりを持ち上げる姿勢をする

上記のことがあてはまる場合は、スプレー行為である可能性が高いです。

猫が生来持っている縄張り意識が布団の上を「自分の場所だ!」として排尿させてしまうのです。

家族の中に猫が苦手に思っている人物や、嫌っている人物がいる場合も、その人の私物に尿をすることがあります。

これもその人物に自分(猫)の縄張りを取られないようにしようとする本能が原因です。

 

スプレー行為の対処法

これは本能によるもので、繁殖機能が残ってる以上発情期のスプレー行為は避けられません。

対策としては、

  • 去勢や避妊手術をする
  • 猫が苦手としている人物が積極的に餌をあげたり、遊んだりスキンシップをとって猫の警戒心を解く

ということが挙げられます。

去勢・避妊手術済みだったとしても、何かしらが原因でスプレー行為をしてしまう場合があります。

その場合は布団に限らず様々な場所へスプレー行為してしまいますので、記事下で紹介している強力消臭スプレーを使用するといいです。

我家のマットレスは、下記で紹介している拭き取り方法+消臭スプレーで臭い消えたので、試してみる価値があります。

 

不適切な場所での排泄だった原因は・・・

主に考えられる原因は、

★トイレ環境がきらい/汚いから

★猫に多い泌尿器の病気

★縄張り意識からくるもの

★ストレス

★お気に入りの場所だから

★夢を見ていた(ただのお漏らし)

などが考えられます。

「不安やストレス」は他の猫の存在や生活環境の変化、猫自身が感じる寂しさが原因と言われています。

猫によって不安やストレスの原因が変わるので、飼い主が注意深く猫を観察することが大切になってきます。

例えば最近多頭飼いなど、ねこにとって環境の変化がありませんでしたか。

もし新猫の存在が先住猫にとってストレスになっているのなら、

先住猫が慣れるまで新猫を別室に隔離する

ついたてなどを使って視界に入りにくいようにする

などの工夫が必要に。
他には餌を変えてみる、遊ぶ時間を増やしてみる、大きな音をたてないように気を付けてみる…などなど、思い当たることを実践してみましょう。

 

まずはトイレ環境の改善

猫が好むトイレの環境を作ってあげましょう。

猫が自分のトイレ環境に満足していない場合、トイレ以外の好きな場所(布団など)で排尿するようになります。

猫が嫌うトイレ環境として代表的なものが以下の項目を参考にしてください。

システムトレイの場合、蓋を空けておく

我家も尿が下に落ちるタイプのシステムトイレですが、排尿時はトイレの入り口の縁に立って用を足すこもいます。

恐らく汚れるのを嫌がるためにそうしているかと思われますが、蓋がされているとその方法で排尿できません。

また屋根付きの場合臭いがこもりますので、神経質な猫は嫌がる子が多いです。

猫がメインで活動しているコアエリア内に設置する

人間同様、遠いとめんどがります。

コアエリアといって、家猫は75%をそのエリアで過ごすそうですが、そのエリア内に設置しましょう。

とはいえご飯を食べるスペース付近で排尿するのは、人間だってイヤですよね。

騒音や洗濯機の近く(騒がしい)場所も避けましょう。

掃除は毎日する

猫は元々清潔好きなので、汚いトイレを嫌がります。こまめに掃除をして綺麗な状態を保つようにしましょう。

多頭飼いの場合、他の猫の臭いがトイレにつくことを嫌う猫もいるので、猫砂を取りかえる頻度を増やすのがおすすめ。

毎日糞を取り、砂には消臭スプレーをかけてあげましょう ※おすすめの消臭スプレーをみる

トイレの砂が好みじゃない

猫にとって、粒子が細かくさらさらした猫砂が理想的です。

消臭効果のある香り付きの猫砂も発売されていますが、嗅覚が鋭い猫にとってはストレスになることも。

なるべく無臭の猫砂を選ぶようにしましょう。

こうしたストレス要因を改善して、トイレ環境を整えてあげることも大切です。

 

不適切な場所での排泄の対策方法

排泄してしまった場所の居心地を悪くするか、しつけの一種として粗相をする前に霧吹きで水をかけたり、大きな音を出したりして猫の排尿を邪魔する方法があります。

その場所で尿をすると嫌なことが起こることを猫に覚えさせますが、この方法を行動学の用語で「嫌悪的条件つけ」といい犬のしつけにも使われています。

覚えさせることが必須なので、何度か実践し学習させます。

著者的にもっと簡単な方法は、

■ガムテープを貼る
■猫が嫌いな匂いをつける
(フローラル系の柔軟剤、ハッカ系、香辛料、男性の汗の臭い、柑橘系)

湿布や冷えピタなどを粗相をされた場所に置くか、柑橘系のスプレーなどが売っているのでそれを撒いておきます。

毛布やブランケット、シーツなどを匂いキツめの柔軟剤で洗うのも効果あります。

我家の猫は、柔軟剤の匂いがするとリターンしていきます。

寝室に猫を入れない

そもそも論になってしまうのですが、寝室に猫を入れないという方法もあります。猫にとってトイレ以外の排尿しやすい場所を無くすというものです。

これは布団以外の場所にも言えることですが、トイレ環境を改善すると同時にトイレ以外の排尿ポイントを無くすか行きづらくすることが最優先です。

猫が入れないよう寝室の扉に鍵を付けたり、布団をこまめに片付けたりして猫が布団に登れないようにしましょう。

 

粗相対策のグッズ

柑橘系スプレーを使う

柑橘系スプレーは、人間にとって苦手な匂いではないので苦痛はないでしょう。
万が一口に入っても害のないように、無添加なものが多く販売されているので、値段や使いやすさをみて選んでみるのがおすすめです。

犬猫まわれ右 犬猫よけスプレー 350ml

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香りの強い柔軟剤を使う

湿布を使う

使う用途があれば買ってもいいですね。

ホルモン製剤を使う

猫の粗相対策グッズとして人気が高いのが、「フェリウェイ」などのホルモン製剤です。こちらは尿スプレーなどのマーキング目的の粗相に効果的。

猫は全身のさまざまな部位からフェロモンを出しています。

この場合のフェロモンとは自然に分泌される化学物質であり、警戒したときや安心しているときにも出ることが分かっています。

猫のフェロモンの中で、口回りから出るフェロモンである「フェイシャルフェロモン」がマーキングの原因になると考えられています。

フェリウェイには猫が発するフェイシャルフェロモンと同じ成分が入っていて、フェリウェイスプレーを猫に吹きかけることで、フェイシャルフェロモンを猫自身が分泌する前に満たし、マーキングなどの行動を抑える効果があるのだとか。

マーキングが原因の粗相には、ぜひおすすめです。

ビルバック フェリウェイ スプレー 猫用 60mL

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撥水性・防水性のある布団カバーを使う

ペットグッズだけに限らず、撥水性や防水性のある布団カバーはさまざまなメーカーから発売されています。

こうしたカバーやシーツを使えば、万が一猫に排尿されてしまっても少ないダメージで済みます。カバーやシーツに尿がかかってしまったとしても、洗ってしまえば良いですしね。

また、猫の尿スプレー対策に特化した布団カバーも発売されています。そこまで安価…というわけではありませんが、その分かなりの効果が期待できそうです。

掛け布団カバー 強撥水 ベージュ

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犬用のトイレシーツを布団の上にかける

犬用のトイレシーツはトイレに敷ける程度の小さなサイズのものがほとんどですが、この犬用のトイレシーツを何枚もつなぎあわせて布団全体を覆うサイズにしてしまう、という対策方法があります。

布団サイズまでしなくても、普段から排尿されやすい部分や箇所にあらかじめ置いておくのも良いでしょう。

猫に粗相をされても洗う手間がなく犬用のトイレシーツを捨てるだけなので、飼い主側の負担が少なくて済みます。

犬用のトイレシーツ自体が安価なのも嬉しいですね。

しつけスプレーを使う

犬同様、猫にも猫用のしつけスプレーが発売されています。

猫が来ると困る場所や、噛まれるとまずいものにスプレーして使います。猫の嫌いな臭いを発するので、嗅覚に敏感な猫にはとても効果的。

 

もしかして病気かも

著者自身も頭をよぎったのが、猫に多い泌尿器の病気です。

実は猫のトイレ以外での排尿は、その半数以上が病気が原因で起こっているというデータが出ています。

トイレ以外の場所で尿をしてしまう原因として多いものが、

膀胱炎、尿路結石、認知症、便秘

などです。

特に膀胱炎や尿路結石では尿が出にくくなり、猫が自分で排尿をコントロールできなくなります。

また排尿のときに痛みが伴い、一度に全部出せなくなってしまうことも。

こうした病気にかかってしまうと、布団以外のあらゆる場所で排尿してしまうようになります。

ちなみに筆者の猫(雄)も尿管結石にかかった際、布団や洋服の上など家中に尿をしてしまいました。

去勢前だったので尿スプレーかと思っていたのですが、だんだん尿に血が混ざるようになり、尿管結石だと判明。

幸い投薬のみで完治しましたが、つらかっただろうなと今思い出しても胸が痛みます。

トイレ以外の場所で粗相をしてしまったときは、ただ怒るだけでなく病気の影がないかチェックすることもとても大切です。

排尿は、もしかしたら大きな病気のサインかもしれません。

 

お漏らしされてしまった布団の処理方法

外と知られていないのが、羽毛布団が原因になるということ。羽毛布団はその名の通り、中に羽毛が入っています。

私たちには無臭の布団に思えても、嗅覚が鋭い猫は羽毛布団から発せられる鳥の臭いが十分わかるのです。猫にとって鳥は絶好の獲物。

羽毛の臭いに狩猟本能が反応して、興奮が排尿の原因になってしまうことがあります。

また羽毛布団表面の独特なカシャカシャという感触が、猫砂を思い起こさせ尿をしてしまうという説もありのだとか。

対策としては、羽毛布団の上に毛布をかけておくのがおすすめ。もしくは、洗える羽毛布団に思い切って変えてみるのも手です。

ニトリや無印料品では、洗えるタイプの羽毛布団を比較的お手軽に買うことができるので、気になる方はぜひ調べてみてください。

ちなみに、日に干すと羽毛の香りが増幅するらしいので、布団を干した日は寝室に猫を入れないよう注意しましょう!

 

実際に臭いが消えた超強力なおすすめの消臭剤

著者はマットレスにされたとき、マットレスは洗えないので、タオルなどで尿を吸い取り、カンファペットスプレーを20プッシュぐらいし、ドライヤーで乾かしたところ・・・

なんと!!!!臭い消えたではないですか!!

なんでも食品衛生管理場にも使用されている商品で、除菌&消臭はもちろん、ペットが舐めても無害な安心できる消臭スプレーです。

色々消臭スプレー売っていますが、尿という強力な臭いは中々市販のものでは取れないのが現状。。。。

初めての購入者は、ほぼ半額で購入できる+効果なかったら返金保証あり(公式サイトのみ)なので、悩まれている方は一度試してみる価値アリ。

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カンファペットの口コミ

 

まとめ

猫のトイレ以外での排尿の原因と対策、いかがでしたか?

猫の中には今回紹介した原因のどれにも当てはまらず、わがままやいたずらでしてしまう子もいます。

猫も感情がある生き物ですから、こうしたことがあっても不思議ではありません。

しかしその行動の裏には必ず「寂しい」だとか「注目を集めたい」という猫の「本音」が隠れているので、ただ叱るだけじゃなく猫の気持ちを理解しようとするのも、飼い主の大切な仕事と言えます。

また、叱るときは大声を出すのではなく、きちんと猫の目を見て「これは悪いことなんだよ」と伝えましょう。

猫は意外と人間の感情に敏感です。まずいことをしたと分かって目をそらすかもしれませんが、ちゃんと通じます。

長く一緒に生活していると、猫の行動に困ることは多々あります。しかし人間同様、猫も完璧ではありません。そこがまた可愛かったりもしますよね。

愛情を持って、お互いが暮らしやすいように工夫していきましょう!

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