エキゾチックショートヘア【性格・特徴・なりやすい病気・向いている食事など】

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ゴージャスなコートを脱いだペルシャと言われている、エキゾチックショートへアは、その愛くるしい表情と人懐っこい性格で大変人気があります。

横から見ると、額と鼻とあごが一直線に並んだぺちゃっとつぶれた顔が多くの人魅了されテレビなどでも起用されている猫種です。

今回はそんなエキゾチックショートヘアの歴史や性格、特徴などをご紹介していきます。

長毛のエキゾチックのことや、エキゾチックのあだ名、かかりやすい病気や寿命、毛色なども参考にしてもらえればと思います。

鼻ぺちゃだからこその食事の取り方や手入れの仕方、里親サイトなども併せてご紹介していきます。

歴史

ペルシャの「短毛版」として知られるエキゾチックショートヘアでが、元々は「短毛版」を目標として作出された猫ではありませんでした。

アメリカンショートヘアのブリーダーだったジェーン・マルティネクは、ペルシャとアメリカンショートヘアを掛け合わせることで、「シルバーコート」で「グリーンアイ」のアメリカンショートヘアを作り出そうとしていました。

異種交配はなかなかうまくいかず、誕生する猫たちはアメショーよりはペルシャに近い短毛種タイプでした。

当初の目的は結局果たせなかったものの、そのなんとも言えない愛らしさに魅了されたジェーン・マルティネクは、新しい猫種として、ペルシャに近い短毛種を作出していくことに方向転換しました。

当初は銀の毛色のみとするとして「スターリング」という名前が付けられていましたが、他の毛色も生まれることから、「エキゾチックショートヘア」という名前に変更され1966年にはCFAに登録されました。

なぜエキゾチック?

「エキゾチック」は「外国の」とか「異国の」という意味になります。

エキゾチックという猫種の名前の由来自体は明確にはなっていませんが、当時のブリーダーたちにとって、短毛のペルシャは珍しくエキゾチックなものに感じたようです。

もう一つ、同じ時代にブリーダーのキャロライン・バッセイが、ペルシャとバーミーズから「ブラウンのペルシャ」を作出しようと計画していました。

生まれた猫たちはブラックの毛色を持つ子ばかりで、この目的は結局、果たすことができませんでしたが、つぶれた丸い顔予想外の愛らしさに、キャロライン・バッセイもまた魅了され短毛のペルシャの作出を手掛けることになります。

エキゾチックショートヘアの確立

この時代には多くのブリーダーが異種交配を試みた時代で、いい加減な異種交配も多くみられました。

好ましくない繁殖や血統書の事実と異なる交配相手による作出などで突然変異を装うなど、不実な繁殖が横行していたとも言われています。

キャロライン・バッセイは「エキゾチックショートヘア」は、倫理的にも正当に新しい猫種として登録したいと考えました。

エキゾチックショートヘアは、「バーミーズ」と「ペルシャ」と「アメリカンショートヘア」をかけあわせること以外は認められないことを広めていき、この猫種を守りました。

こうして1975年まで、エキゾチックショートヘアは、この猫種を品種として確立させながら、同時に多様な遺伝子を保存することができました。

長毛のエキゾチック

エキゾチックは、比較的新しい猫種で現在もまだ劣性遺伝同士の交配でロングヘアのエキゾチックが生まれてしまうことがあります。

被毛が長めと言っても、ペルシャほどではありません。

長毛のエキゾチックショートヘアは、TICAでは「ペルシャ」とみなされるものの、CFAでは認められません。

他の団体においては「エキゾチックロングヘア」として認定されることもあります。

性格

人と一緒にいるのが大好きで遊び好きの明るい性質の猫種です。

室内飼いとして幸せに暮らせる猫で、一緒に遊んでくれるか膝の上で寝かせてくれる人が誰か側にいればつねに満足しています。

オスは甘えん坊で愛情深いですが、メスもオスよりは自立的とはいえオスに負けず劣らず飼い主に尽くし愛されることを好みます。

アメリカンショートヘアやバーミーズの影響と言われていますが、ペルシャよりもちょっと活発で狩りのような遊びも楽しみます。

注目されるのは大好きで、人間の目の前に座り、抱っこを求め懇願するようなまなざしでみあげてくる可愛らしさがあります。

飼い主を信頼し、愛情豊かですが、ベタベタ甘えることはなく飼い主につきまとい困らせるようなことはありません。

穏やかでマイペースなところもあり、子供やほかのペットとも仲良くできる上に、しつけもしやすい飼いやすい猫です。

鳴き声も小さく、大人になるとそれほど活発に動き回ることもないので、マンションや集合住宅などでも飼いやすい猫種です。

特徴

大きなドーム型の頭に大きく見開かれた丸い目、小さな耳、つぶれた鼻など、ペルシャのスイートな特徴をそっくりそのまま受け継いでいます。

丸みのあるがっしりしたコビータイプのボディや真っ直ぐに伸びた短い四肢などペルシャだとコートに隠れて見えない場所も短毛なのでよく観察できます。

ショートヘアですが、被毛はやや長めです。

コートが短くなっただけなのに、ペルシャの豪奢な風貌から一転とてもカジュアルに感じられるのがエキゾチックの魅力です。

柔らかな被毛が密に立ち上がって生えているためモコモコとしたぬいぐるみのようです。

✔体形

・筋肉質で全体に丸みがある
・肩から腰にかけてはがっしりしている

✔頭部

・丸くずっしりした頭で、鼻口部が短い
・顎がしっかりと発達している

✔耳

小さくて先端が丸い耳が離れぎみについている

✔目

びっくりしたような大きな丸い目が離れぎみにつく

✔鼻

短くつんと上を向いた鼻にははっきりとしたくぼみがみえる

四肢

太くて短い四肢はどっしりした体を支えるために頑丈

被毛

やや長めの短毛で弾力性があり滑らかな手触り

短めの尾で先に向かいまっすぐに伸びている

エキゾチックショートヘアのあだ名

「短毛のペルシャ」

被毛の長さ以外、外見の特徴、性格ともにペルシャにそっくりです。

「パジャマ姿のペルシャ」

顔はそのままペルシャで被毛だけが短いことからこのようなあだ名がつきました。

「怠け者向けのペルシャ」

ペルシャは長毛で手入れが大変ですが、ペルシャの良い所だけをとって一番ネックの手入れが楽ちんになったことから、このようなあだ名がつきました。

「テディ・ベア・キャット」

丸みを帯びた体に低くつぶれた鼻、そして大きな目は、ブリーダーがエキゾチックという猫を語るときになぞらえてこの呼び名で言うことがあります。

なりやすい病気

流涙症

生まれつき涙小管や鼻涙管などの涙を、鼻の奥へ排出する器官が詰まってしまっている場合や狭くなってしまっている場合にうまく涙を排出できず目頭から涙があふれてしまうことがあります。

鼻のつぶれているエキゾチックは、流涙症を発症してしまうことがあります。

流涙症になると、涙が目頭からあふれ出てきます。

このため、涙が流れ落ちる部分の毛が涙で常にぬれた状態になったり、茶褐色に変色したりします。

こまめに目ヤニを取り、固まって取りにくいときは、湿らせたティッシュなどで、拭き取るようにしましょう。

鼻づまり

エキゾチックショートヘアは目と鼻が近い構造となっているので、目や鼻の異常にはいち早く気づいてあげる必要があります。

とくに鼻が低い分、汚れやすかったり、食べかすが鼻に入ってしまったりすることがあります。

目から鼻にかけてのケアはこまめにしてあげましょう。
鼻からの呼吸が出来なく、苦しそうにしていたら要注意です。

肥大型心筋

肥大型心筋症は、心臓の筋肉が内側に向かって厚くなり、心室が狭くなってしまうことで体に十分な血液を送ることが出来なくなってしまう病気です。

体に十分な血液を送ることが出来なくなるので、体はバランスをとるために心拍数を上げたり、血圧を上げたりします。

初期の段階では、目に見える症状はほぼありません。

代表的な症状

✔少しの運動で呼吸が荒くなってあまり動かない、呼吸困難が起きる
✔歩き方がおかしくなり、立てなくなる
✔歩くときなど痛がる

心臓の動きが悪くなると、血液の流れも悪くなり、血管や心臓の中で血液が固まって「血栓」となり、体のどこかの動脈に詰まって、塞栓症を起こします。

詰まる場所によって症状は様々ですが、特に多いのは、後ろ脚へ向かう動脈に血栓がつまり、急に麻痺がおこり、痛みが強く出る症状です。

大声を出して騒いだり、肉球が青かったり白かったりします。

この時、場合によっては死に至ることもあります。

また、いつもと違う場所におしっこをもらしたり、体の動かし方がおかしい場合にも注意が必要です。

多発性嚢胞腎

ペルシャの好発疾患である腎臓病の多発性嚢胞腎はエキゾチックショートヘアでも起こりやすいと言われています。

ゆっくりと進行する、一度起きてしまうと元に戻らない、遺伝性の腎臓の病気です。

徐々に進行し最終的には、多発性嚢胞腎は腎不全を引き起こし、食欲不振、多飲多尿、体重減少などの症状がでます。

この多発性嚢胞腎は、遺伝病で生まれつきのものです。

どちらかの親に、腎臓を構成するタンパク質を作り出すある遺伝子の異常があると、子どもに50%の確率で遺伝します。

現時点では、残念ながら、多発性嚢胞腎を治す内科的治療法はありません。

多発性嚢胞腎で、慢性腎不全に進行したネコでは、 様々な原因から生じた慢性腎不全に対する治療と同じような対処療法になります。

処方食により進行を遅くさせたり、脱水症状がでていれば皮下輸液をしたり、リン濃度のコントロールなどを行っていきます。

尿路結石症

尿路結石症とは、腎臓・尿管・膀胱・尿道の中に結石や結晶ができる病気です。

症状

✔尿が少ししか出ない、もしくは尿が全く出ない
✔トイレでじっとしている
✔尿をするとき痛がってなく
✔血尿が出る

尿が全く出ない場合は要注意です。

尿道に結石や結晶が詰まってしまって出なくなっていることが多く、これを放置していると、腎臓に負担がかかり、食欲がなくなったり嘔吐がみられたり、命に関わる状態になりかねません。

尿路結石症は性別に関係なくかかりますが、オスは尿道が細長くペニスの辺りでさらに細くなっているので結石が詰まってしまうことが多いです。

尿路結石症が増える傾向にある季節は、冬です。

冬場は寒いため、猫の水分摂取量が減る傾向があります。

濃い尿が長い時間膀胱に溜まることになるので、結石ができやすい状態になります。

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