マンチカンの足の長さは種類がある
マンチカンは、足が短い猫ですが必ずしも生まれてきた猫全員が、足が短いタイプとは限りません。
四肢の短いタイプが生まれるのは、2割程度と言われていて、とても貴重な可愛い要素と言えます。
足長のマンチカンは、マンチカンの特徴である短い足の猫ではないため「足長」と表記されていますが、その長さは普通の猫ほぼ同じくらいです。
短足と足長の中間くらい長さの「中足」のマンチカンもいます。
マンチカンの被毛の長さは2種類
ギネス認定の世界最小猫はマンチカン
世界で一番小さい猫としてギネスに登録されているのが、2013年10月19日に達成した9歳のメスのマンチカンです。
床から肩までの高さ(体高)が、13.34㎝という記録です。
マンチカンがなりやすい病気
体重の有無に関わらず、加齢や遺伝でも椎間板ヘルニアが発症してしまうマンチカンもいるので、日頃からの観察が重要となります。
肥満にさせないよう体重管理をしたり、高いところからの飛び降りや急激なダッシュ、コーナリングをあまりさせないようにするなど、できるだけ足腰に負担がかからないようにしましょう。
歩き方がいつもと違ったり、いきなり失禁するようになったなど、違う変化が見られた場合には早めに受診します。
肥満は様々な病気を引き起こす原因になり、成猫の1歳になると基本的にそこから大きくは体重は変わりません。
1歳の頃の体重を基準に体重管理を行いましょう。
猫の場合は、家庭でも体脂肪率を測ることができます。
肥満度チェック
定期的に体脂肪率を測定して肥満の予防に役立ててください。
✔胴回り(第9肋骨の周囲の長さ)を測ります。
✔次に脚の長さ(ひざからかかとまでの長さ)を測ります。
✔胴回りの数値を(A)、脚の長さの数値を(B)として下の表に対応させると体脂肪率がわかります。
✔目安として体脂肪率が30%以上だと肥満と考えるとよいでしょう。
それが上手に排泄されず、塊上の毛球となって胃の中でたまり胃粘液を刺激して起こる消化器症状を毛球症と言います。 ロングヘアのマンチカンでありうる病気です。 胃粘膜を刺激するので、刺激による嘔吐や食欲不振などの症状が見られ、嘔吐の時に毛玉を吐く症状もよく見られます。 毛玉を吐く頻度が、数か月に一度程度であれば、さほど心配はいりませんが、頻繁に吐くよであれば治療が必要です。 治療は、すでにたまった毛が便と共に排泄されやすくするサプリメントや毛球症用のフードを利用したりする方法があります。 胃内の毛球が胃を通過して腸に入り込み、そこで詰まって腸閉塞を起こしている場合には、外科的に詰まった毛球を取り除く手術が必要になることもあります。 大きな粒より小さな粒のフード、ドライフードよりもウエットフードの方が腸管内に停滞しにくいようです。 ブラッシングをして飲み込む毛の量をなるべく減らしたり、ストレスのたまらない環境作りでグルーミングが過剰にならないようにしてあげることも大切です。
症状 尿が全く出ない場合は要注意です。 尿路結石症は性別に関係なくかかりますが、オスは尿道が細長くペニスの辺りでさらに細くなっているので結石が詰まってしまうことが多いです。 尿路結石症が増える傾向にある季節は、冬です。
✔尿が少ししか出ない、もしくは尿が全く出ない
✔トイレでじっとしている
✔尿をするとき痛がってなく
✔血尿が出る
尿道に結石や結晶が詰まってしまって出なくなっていることが多く、これを放置していると、腎臓に負担がかかり、食欲がなくなったり嘔吐がみられたり、命に関わる状態になりかねません。
冬場は寒いため、猫の水分摂取量が減る傾向があります。
濃い尿が長い時間膀胱に溜まることになるので、結石ができやすい状態になります。
症状
✔多飲多尿
✔食欲不振
✔体重減少
✔嘔吐
✔貧血
✔口内炎など
腎性高血圧から眼や脳、心血管系に異常をきたす場合もよく見られます。
腎障害が進行し、腎臓から尿への老廃物の排泄がうまくいかなくなると腎不全、さらには尿毒症を引き起こし、最終的には死亡してしまいます。
一度悪くなってしまった腎臓の組織は治療しても元には戻りませんので、早期に発見して進行を遅らせるような治療をするのが重要となります。
中~高齢で多く発症すると言われおり、一番わかりやすい症状は、明らか多飲多尿です。
今まで以上に、多量に水を飲むようになり尿量も増え、オシッコの色が薄くなるような症状です。
この段階で異変に気付けると治療もスムーズに進むことができますが、放っておくと入院での集中治療が必要になる場合もあります。
早期発見できるよう、多飲多尿が気になったらなるべく早めに受診するようにしましょう。
体重・大きさ
オスメスでは、大きさはあまりかわりません。
メス | 体重3~6kg | 体長60cm程度 |
オス | 体重3~6Kg | 体長60cm程度 |
寿命
一般的な猫と比べると少し短めですが、マンチカンの寿命は10~13才位とされています。
毛色
マンチカンはあらゆる毛色と被毛の長さが存在し、すべてのカラーが認められています。
✔ブラウンパッチドタビー
✔キャリコ
✔ホワイト
✔ブラック
✔シルバータビ
✔ブルーなど
マンチカンと言ってもいろいろです。
※タビー・・・猫のシマシマの縞模様のことを言い、その色味や模様の入り方によって色々な種類があります。
※キャリコ・・・三毛のことを言います。被毛が黒、オレンジ、白の三色です。
向いている食事
遊びがだいすきなマンチカンは、栄養が豊富で適度なたんぱく質が含まれたフードのは向いています。
マンチカンにおすすめのフード↓↓
手入れ・ケア
✔被毛
短毛でも長毛でも、抜けている毛の量というのは、実は一緒です。
特に長毛のマンチカンは抜けた毛をそのまま身体につけておくと、皮脂や抜け毛どおしが絡まって毛玉になってしまう場合があります。
日頃からブラッシングをしてあげると毛玉はできにくくなります。
毛玉予防だけでなく、毛づやも良くなりますので、2~3日に一度のブラッシングはスキンシップや病気の早期発見などにもおすすめです。
✔耳掃除
汚れが少ない場合には2~3週間に1回程度、コットンとイヤーローションを使って軽く拭き取る程度にします。
汚れが溜まりやすい場合には週に1回程度が望ましいですが、耳はデリケートなので気を付けましょう。
✔シャンプー
シャンプーの必要性ややり方、おすすめの猫用シャンプーランキングなどは以下の記事を参考にしてください。
サロン相場費用
短毛タイプのマンチカン:6000~7000円
中長毛タイプもマンチカン:7000~8000円
中長毛で毛玉が多い場合にはバリカンなどで処理することもあるの、毛玉料金が追加でかかることもあります。
飼うなら購入より里親になろう
日本でも動物愛護の精神が高まりつつあり、新しい犬を迎えるにあたり保護団体や里親サイトを利用する方も増えています。
新しい命を増やすまえに、いま愛情を必要としている成犬や成猫たちがたくさん待っています。
成犬成猫から飼うという選択肢は、これまで生きてきた環境により性格も様々ですが、保護されている期間にある程度の性格も把握されているため飼いやすいなどのメリットもあります。
12万~22万円位が価格相場のようですが、何十万というお金を出して購入するより、殺される命やお迎えを待っている子を保護しませんか。
保護団体・里親サイト:ペットのおうち
事情によりペットを飼えなくなってしまった飼い主や、ペットを保護している保護活動者などと、ペットを飼いたい(里親になりたい)と考えている方が交流できる場所が「ペットのおうち」です。
会員登録を行えば、すぐに里親募集情報の投稿、里親申し込み(里親応募)、コミュニティの利用が可能です。
まとめ
今回はマンチカンの歴史、性格、特徴などをご紹介しました。
マンチカンの名前の由来や、マンチカンのギネス記録についてもご紹介しています書いてあります。
その他にも、足の短い見た目とのギャップの動きや、注意すべき点、かかりやすい病気なども参考にしてもらえればと思います。
マンチカンのタイプも足の長さや、被毛の長さ、毛色や里親サイトもあわせて書いてありますので、これからマンチカンを飼おうと思っている方におすすめです。
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