自宅で出来る愛犬の健康チェック

愛犬には、健康で楽しく毎日を過ごしてもらいたいですよね。

そのためには動物病院での健康診断以外にも、日々の生活での健康チェックが重要となります。

スキンシップをとりながら愛犬の身体を観察する事は、病気の早期発見や予防だけでなく、犬にとっては、飼い主さんとの喜ばしいコミュニケーションになります。

今回は、いつくかチェック項目をお教えするので、ぜひ愛犬の健康管理に役立ててみてください。

毎日見るチェックポイント

一番大切なのは、普段との変化に気付く事が出来るかどうかです。

変化に気付く為には、普段の状態をきちんと把握しておかなければなりません。

たまにしか見ない獣医さんでは無く、毎日見てる飼い主さんだからこそ出来る事なので、しっかりチェックしましょう。

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食欲

食欲は健康のバロメーターなので、元気が無く食欲が全くない場合は、動物病院へ行きましょう。
引っ越しなどの生活環境が変化したことによるストレスから、食欲が無くなる場合もありますので、なるべくストレスを与えない工夫が必要となります。

排泄物

毎日のうんちやおしっこの色や量、においを把握しておきましょう。
血が混じっていたり、1日以上うんちが出なければ、動物病院へ相談して下さい。
成犬の一時的な下痢は様子見でも大丈夫ですが、体力のない幼犬や老犬の場合は、命にかかわりますので動物病院へ行きましょう。

呼吸

激しい運動をした後に、口を開けてハァハァするのは当然ですが、思い当たる節が無いのに息があがっていたり、口や鼻の色が悪くヒューヒューゼーゼーしていたら病気の疑いがあります。

高温になる場所にいて脱水症が疑われる場合は、体を冷やしてすぐに動物病院へ行きましょう。

歩き方

歩き方がおかしな場合は、足の痛みを我慢している事があります。
足に傷がある、肉球に何か刺さっているなどの外傷以外にも、骨や筋肉に異常がある場合もあります。足を引きずっていたり、血が出て腫れていたらすぐに動物病院へ連れて行って下さい。
犬は「痛い」と言えないので、飼い主さんの気付きが重要です。

行動

毎日の行動の変化には、加齢から来るものと病気の前兆となるものがあります。
普段より興奮しやすい、落ち着かない、よろけやすい、運動を嫌がるようになったなどの場合は様子を見たり、動物病院へ相談して下さい。
意識が低下していたり、痙攣を起こしていたら至急動物病院へ行きましょう。

飲水量

可能であれば、1日に与える量を決めておき、どれ位飲んだかを把握出来るようにしておきましょう。
あまりに飲み過ぎるようであれば、腎臓の異常や糖尿病など、様々な病気の可能性があるので、早期発見から治療を行えれば、病気の進行を遅らせる事ができます。

日頃のブラッシングやシャンプーの時に

犬の全身を触る時は、細かい部位をチェックするチャンスです。

信頼関係を築きながら、犬のボディチェックを行いましょう。

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皮膚や被毛

皮膚を痒がっていないか、湿疹の有無、フケや毛の状態、体臭の変化をチェックしましょう。

細菌が繁殖していたり、シャンプーが合わず炎症を起こしている場合は、獣医さんと相談して早めの対策が必要です。

お尻

うんちで汚れていないか、炎症が無いか、肛門線に分泌物が溜まってないかなどをチェックします。

お尻に違和感のある時は、床にお尻を擦り付けるような動作をするので、よく観察て下さい。

肛門線に分泌物が溜まっている場合はケアをしてあげましょう。

口、耳、目

口のチェックポイントは、歯石、におい、歯茎や舌の色です。

口腔内に異常があると食事を取りにくくなり、体重の減少などに繋がるので日常の歯磨きが大切です。

耳は、中をのぞいてにおい、傷、よごれなどをチェックします。

少しにおいがあり汚れていたら、洗浄液で耳を掃除してあげると、外耳炎の予防になります。

悪臭がしたり、犬が耳をかゆがっていたら、すでに外耳炎か他の病気になっている可能性があるので、動物病院へ行きましょう。

目は、左右を見比べてみたり、目やにの状態、目の色の変化、かゆがったり痛がっていないかを観察しましょう。

緑内障の疑いがあれば、すぐに動物病院へ行きましょう。

定期的に行うチェックポイント

1~2週間に1度はトータル的なチェックを行うと、より細やかな変化に気付く事が出来ます。

定期的に観察することで、病気の早期発見へと繋がる重要なポイントです。

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体重や体形

理想的な体重と体形を維持できるように、太りすぎや痩せ過ぎに注意しましょう。

食欲もあり元気はあるけれど、いつの間にか痩せていたり、急激な体重の変化があれば、動物病院へ相談しましょう。

胴体全体

胴体はしこりがないか、リンパ腺が腫れていないか、触ったときに痛がらないかなどがチェックポイントです。

普段と異なる箇所があれば、動物病院へ相談が必要となります。

まとめ

もし愛犬が病気になったとき、一番最初に気付いてあげられるのは飼い主さんです。

病気にいち早く気付き、早期治療を行えれば、犬と飼い主さんの負担も少なく済ませる事が可能となります。

健康チェックをしっかり行い、愛犬の健やかな生活を守っていきたいですね。

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